西暦656年は、イスラム共同体が指導者の正統性を巡って二つに割れた年である。6月17日、第3代正統カリフのウスマーン・イブン・アッファーンが暗殺され、暗殺者達はムハンマドの娘婿アリー・イブン・アビー・ターリブを次代正統カリフに擁立した。シリア総督ムアーウィヤ1世は殺害者達の処罰を求めて異を唱え、9月には事実上の宣戦布告を行った。

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年月日 出来事
656 6 17 第3代正統カリフのウスマーン・イブン・アッファーンが暗殺される。暗殺者達はムハンマド・イブン・アブドゥッラーフの娘婿で人望の厚いアリー・イブン・アビー・ターリブを次代正統カリフに擁立する。しかし、アブー・スフヤーンの息子で、ウスマーンの従兄弟のシリア総督ムアーウィヤ1世は異を唱え、殺害者達の糾明と処刑を求めた。アリーはウスマーン殺害に関与したわけではないとされるが、ウスマーン殺害者を処罰する為の力を持たず、彼らと妥協せざるを得なかった。その為ムアーウィヤ1世は、アリー自身がウスマーン殺害に直接関わったものと判断し、ウスマーンの復讐とアリーの打倒を主張した。
656 9 ムアーウィヤ1世がアリー・イブン・アビー・ターリブに使者を送り、事実上の宣戦布告を行う。