西暦1685年は、江戸幕府が長崎貿易のしくみを大きく作り直した年である。幕府は、それまでの貨物市法を廃し、いったん途絶えていた糸割符制度を復活させた。あわせて定高貿易法を定め、輸入される白糸の取引量に、清の船とオランダ商館それぞれについて上限額を設けた。背景には、貨物市法のもとでは金銀の海外への流出を防ぎきれず、取引を仲立ちする間銀が汚職の温床になっていたという事情があった。金銀の海外流出を抑え、貿易を統制しようとする幕府の意図が、色濃くあらわれた施策であった。

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年月日 出来事
1,685 江戸幕府が貨物市法の廃止と糸割符制度の再興を発令した。また、定高貿易法を制定し、白糸の貿易量を清船銀高6,000貫目、オランダ商館金高50,000両(小判1両=銀60目替えで銀高3,000貫目)に制限した。背景として、貨物市法では金銀の流出が防げず、間銀が汚職の元となった事が挙げられる。
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