西暦1625年は、貿易の為に日本に渡来するポルトガル人に対する取締りが始まった年である。ポルトガル船は中国産の生糸を齎す最大の交易相手である一方、宣教師の潜入経路でもあり、幕府はキリスト教の禁圧と貿易の利益という二律背反を抱えていた。既に西暦1614年の禁教令によって宣教師の追放が命じられ、西暦1616年にヨーロッパ船の寄港地は平戸と長崎に限られ、前年の西暦1624年にはスペイン船の来航が禁じられていた為、残るカトリック国はポルトガルのみとなっていた。其の生糸は西暦1557年に貿易基地の置かれたマカオを経て運ばれ、西暦1604年の糸割符制度で値の決め方を幕府が握っていたものであり、利を手放さずに信仰だけを断つという難題が、取締りという形を取った事になる。大御所徳川秀忠と第3代将軍徳川家光の下で、取締りは船員の行動制限と宣教師摘発の強化へと段階的に厳しさを増し、西暦1636年のポルトガル人の出島への隔離、西暦1639年のポルトガル船来航禁止を経て、西暦1641年に平戸のオランダ商館が出島へ移される事で、ヨーロッパとの窓口はオランダ一国に絞られる事となる。

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年月日 出来事
1,625 貿易の為に日本に渡来するポルトガル人に対する取締りが始まる。
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