西暦1,390年は、中山王国と高麗の往来が続いた年である。1月頃、察度が中山王国へ帰還した。2月11日には亜蘭砲が中山王国として16度目、李仲が北山王国として6度目の進貢を行い、6月頃に両名は帰還している。同じ6月頃、察度は再び高麗へ向けて出港し、朝鮮の使者を送り返した。11月頃には察度の使者の亜蘭砲と越来按司が、進貢の為明へ向けて出港している。前年の西暦1389年6月頃に倭寇に捕らわれた高麗人を送り返し朝鮮の使者を連れ帰った航海の折り返しであり、迎えと送りの二度の渡航を経て往来の形が整えられた事になる。明へは西暦1373年1月23日の最初の進貢から十七年で十六度、北山も西暦1383年2月3日の初進貢から六度を数え、西暦1371年の海禁令の下に開かれた朝貢の道と、高麗へ向かう新しい道とが並び立つ形が此の年に見える。察度の使者には亜蘭砲に加えて越来按司が並び、島内の按司が対明の使節に加わる形も現れている。此の二人は翌西暦1391年3月28日に十七度目の進貢を果たし、中山王国は2隻目の海船を賜る事となる。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
1,390 1 察度が中山王国に帰還する。
1,390 2 11 以下2名が進貢を行う。
①亜蘭砲(中山王国として16度目)
②李仲(北山王国として6度目)
1,390 6 以下2名が帰還する。
①亜蘭砲
②李仲
1,390 6 察度が高麗へ向けて出港する。朝鮮の使者を送り返した。
1,390 11 察度の使者の以下2名が、進貢の為、明へ向けて出港する。
①亜蘭砲
②越来按司
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