西暦1,258年は、鎌倉が大火に見舞われた年である。1月17日2時、安達泰盛の甘縄亭から失火した。北風に煽られ、鎌倉市中を超えて寿福寺境内を飲み込み、惣門・仏殿・庫裡・方丈以下、境内一宇も残さず灰燼と化した。甘縄は鎌倉の西側に位置する安達氏の拠点であり、西暦1235年には安達義景が明王院の建立地として一度は甘縄を定めた事も記録されている。其の甘縄から出た火が北風に乗って市中を越え、扇ヶ谷の寿福寺までを焼いた。寿福寺は西暦1247年12月5日にも境内の失火で仏殿から惣門まで悉く焼亡しており、十年余りの内に二度、伽藍を失った事になる。深夜2時という時刻も両度に共通しており、火の始末の届かぬ刻限に鎌倉の町が晒されていた事を示している。

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年月日 出来事
1,258 1 17 2時、安達泰盛の甘縄亭から失火する。北風に煽られ、鎌倉市中を超えて寿福寺境内を飲み込み、惣門・仏殿・庫裡・方丈以下、境内一宇も残さず灰燼と化した。
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