紀元前6700年頃、地軸の傾きが極大となる。地球の自転軸は公転面に対して垂直ではなく傾いており、季節が生じるのは此の傾きの為である。傾きの角度は一定ではなく、数万年を単位とする周期で緩やかに増減を繰り返しており、此の時期に其の振れ幅の上限に達した。傾きが大きい程、夏に受ける日射と冬に受ける日射の差は広がり、季節の対比が強まる。高緯度の夏が暖かくなれば氷床は後退し易くなり、植生の分布も其れに応じて動く。人が土器を用い酒を醸し始めていた時代に、暮らしの舞台となる気候の枠組みそのものが、天文学的な周期の中で静かに移り変わっていた事になる。此の年代は、紀元前7000年のテル・アスワド遺跡の葡萄種子と賈湖遺跡の醸造酒、更に遡れば紀元前8000年の多縄文土器の使用開始に続くものであり、紀元前6000年の北シリアのテル・アブ・フレイラ遺跡の野生の葡萄種子、紀元前5995年のSN 1006の超新星爆発へと続く。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
≈ 6,700 地軸の傾きが極大となる。
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