西暦5,397,000,000年頃、太陽質量が0.08から4未満である太陽に関し、太陽の熱核融合に用いる水素が枯渇し、中心部がヘリウムとなる。すると水素よりも密度の大きいヘリウムが中心部に存在する事により、核融合反応で膨張する力よりも重力収縮の力が勝り、太陽が潰れていく。すると再び中心部が10,000,000℃を超え核融合反応の中心が周囲の水素に移り、中心部以外が膨張し、大きさが100倍になり、表面温度が3,000℃まで下がり、赤色巨星となる。其の際太陽は大きさを変える脈動等を開始し、徐々に外層を吹き飛ばしていき、ガスを放出する。最終的に中心核だけが残る。太陽が主系列を離れる年である。紀元前4,500,000,000年に中心部が10,000,000℃を超えて「主系列星」と成り輝き始めてより、約98億9,700万年であった。面白いのは、10,000,000℃という同じ敷居が二度現れる点である。一度目は主系列に入る折、二度目は水素を絶やして潰れた中心部が再び熱せられ、核融合の座が周囲の水素へ移る折である。星は同じ敷居を二度跨いで、別の姿へ変わる。燃え尽きた星が膨れ上がるのは太陽に限らない。1.25M☉の紀元前6,500,000,000年の鳳凰座γ星は太陽半径53R☉、1.2M☉の紀元前11,700,000,000年の乙女座ν星は50R☉、1.4M☉の紀元前4,300,000,000年のミネラウバ(乙女座δ星)は48R☉へ膨れている。此処で吹き飛ばされた外層のガスは、西暦7,000,000,000年に全ての核融合反応を停止して白色矮星となった太陽の紫外線に照らされ、惑星状星雲として輝く。「最終的に中心核だけが残る」と謂う其の中心核が、白色矮星の太陽である。惑星状星雲は西暦7,000,050,000年に散逸し消滅し、西暦1,000,000,000,000年には太陽が完全にエネルギーを失って黒色矮星となる。太陽と同じ級の星では、1M☉の紀元前4,300,000,000年のインキル(祭壇座HD 156411)が西暦5,700,000,000年迄の約100億年、1.1M☉のリギル・ケンタウルス(ケンタウルス座α星A)が西暦4,000,000,000年迄の約88億5,000万年、0.99M☉の巨嘴鳥座ζ星が西暦7,300,000,000年迄を燃えている。太陽の約98億9,700万年は、其の並びに綺麗に収まる。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
5,397,000,000 太陽質量が0.08から4未満である太陽に関し、太陽の熱核融合に用いる水素が枯渇し、中心部がヘリウムとなる。すると水素よりも密度の大きいヘリウムが中心部に存在する事により、核融合反応で膨張する力よりも重力収縮の力が勝り、太陽が潰れていく。すると再び中心部が10,000,000℃を超え核融合反応の中心が周囲の水素に移り、中心部以外が膨張し、大きさが100倍になり、表面温度が3,000℃まで下がり、赤色巨星となる。其の際太陽は大きさを変える脈動等を開始し、徐々に外層を吹き飛ばしていき、ガスを放出する。最終的に中心核だけが残る。
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