西暦1643年は、江戸幕府が身分に応じた衣服の統制を進めた年である。幕府は農民や庄屋に対し、紫や紅梅色といった高価な染色を要する色の衣服の着用を禁じた。西暦1628年に農民の衣服の素材が布と木綿に、下級武士の素材が紬と絹に制限されてから十五年、統制の対象は素材から色彩へと広がった事になる。素材が身分を示す標識であったのに続き、今度は染めに掛かる費用の差が其の儘身分の線として引かれた形である。第3代将軍徳川家光の治世下、身分秩序の維持と倹約を旨とする幕政の一環であり、後の農村統制へと連なる衣服規制の一例であった。

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年月日 出来事
1,643 江戸幕府が農民、庄屋の紫、紅梅色の衣服着用を禁止する。
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