電子書籍「ゼデキヤ一元化」の表紙

ゼデキヤ一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前597年3月16日〜586年7月18日
※ユダヤ暦は全て西暦に変換しています
最新更新日
西暦2,025年11月26日

即位・包囲・預言・陥落・処刑──
11年に亘るゼデキヤとエルサレムの全記録を一本の時系列に貫く。

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本書について

紀元前597年、ネブカドネザル2世がエルサレムを征服しゼデキヤを第20代ユダ王国国王に即位させた時から、紀元前586年のエルサレム陥落・ユダ王国滅亡まで。本書は、最後のユダ王ゼデキヤの治世を一本の時系列に貫き、一元化した一冊である。

紀元前597年3月、ネブカドネザル2世はエルサレムを征服し、エホヤキンや預言者エゼキエル・役人・兵・木工・鍛治を含む10,000名をバビロンに連行した。エルサレムに残ったのは貧しいユダ王国民だけであった。ネブカドネザル2世はゼデキヤを王に即位させたが、ゼデキヤはエジプト第26王朝ファラオ・アプリエスの支援を期待して反乱を起こした。

紀元前589年12月、ネブカドネザル2世が再びエルサレムに到着し、堡塁を築いて包囲した。ラキシュ・アゼカを攻め落としエルサレムを孤立させた。翌年、アプリエス率いるエジプト援軍の接近を聞いた新バビロニア王国軍は一時撤退するが、預言者エレミヤはエルサレムの陥落を預言し続けた。エレミヤは投降を勧めた為に首長達から死刑を求められ、水溜めに沈められたが、クシュ人エベド・メレクの訴えにより救出された。

紀元前587年6月、エルサレムの城壁は遂に破られた。ネルガル・サル・エツェル等の新バビロニア王国の首長達が中央の門に座を占め、ゼデキヤと戦士達は夜の間に王の園の道伝いに脱出を図った。翌年7月、親衛隊長ネブザラダンがエルサレムの王宮・家屋を焼き払い、城壁を取り壊した。ゼデキヤはエリコの平原で捕らえられ、リブラで裁判に掛けられた。ネブカドネザル2世はゼデキヤの目の前で息子達を殺害し、ゼデキヤの両眼を刳り抜き、青銅の足枷を嵌めてバビロンに連行した。ユダ王国は滅亡し、属州「イェハド」として併合された。


登場人物

  • ゼデキヤ 第20代ユダ王国国王。ネブカドネザル2世により即位。アプリエスの支援を期待して反乱を起こした。エレミヤに繰り返し預言を求めたが降伏を決断出来ず、エルサレム陥落後にエリコの平原で捕らえられた。リブラで息子達を目の前で殺害され、両眼を刳り抜かれてバビロンに連行された。
  • ネブカドネザル2世 新バビロニア王国国王。紀元前597年にエルサレムを征服しゼデキヤを即位させた。紀元前589年に再びエルサレムを包囲。ゼデキヤの息子達やユダの主だった人々を殺害し、ゼデキヤの目を潰してバビロンに連行した。ゲダルヤを総督に指名した。
  • エレミヤ 預言者。エルサレムの陥落を預言し続けた。新バビロニア王国への降伏を勧めた為に首長達から死刑を求められ、水溜めに沈められた。ゼデキヤに秘密裏に預言を伝えたが聞き入れられなかった。
  • エゼキエル 祭司の家系に生まれた預言者。ダニエルとも親交が有った。紀元前597年にバビロンに連行され、ケバル川の捕囚の民の間で仕えた。
  • エホヤキン ゼデキヤの前のユダ王国国王。紀元前597年にネブカドネザル2世によりバビロンに連行された。
  • アプリエス 第4代エジプト第26王朝ファラオ。ゼデキヤが支援を期待した人物。援軍がエルサレムに向かったが、結果的にエルサレムを救う事は出来なかった。
  • エベド・メレク 宮廷に居たクシュ人。エレミヤが水溜めに沈められた事をゼデキヤに訴え、30名を連れてエレミヤを救出した。エレミヤから、エルサレム陥落の日に救い出されるとの預言を受けた。
  • ネブザラダン 新バビロニア王国親衛隊長。エルサレムの王宮・家屋を焼き払い、城壁を取り壊した。貧しい者を残して葡萄を作る者・農夫とし、其の他の者をバビロンに移した。祭司の頭目セラヤ等を捕縛しリブラに連行した。
  • シェファトヤ マタンの子。エレミヤの預言が兵士と民の士気を挫くとして死刑を進言した首長の1人。
  • パシュフル マルキヤの子。エレミヤの死刑を進言した首長の1人。又、ゼデキヤによりエレミヤの下に遣わされた人物の1人。
  • ゲダルヤ パシュフルの子。エレミヤの死刑を進言した首長の1人。
  • ユカル シェレムヤの子。エレミヤの死刑を進言した首長の1人。
  • ゼパニヤ マアセヤの子で祭司。ゼデキヤによりパシュフルと共にエレミヤの下に遣わされた。又、次席祭司としてネブザラダンに捕縛された。
  • ネルガル・サル・エツェル 新バビロニア王国の首長。エルサレム陥落時に中央の門に座を占めた。
  • セラヤ 祭司の頭目。ネブザラダンに捕縛され、リブラに連行された後、ネブカドネザル2世に殺害された。
  • ゲダルヤ(総督) シャファンの孫でアヒカムの子。ユダ王国滅亡後、ネブカドネザル2世により総督に指名された。

主要な地名・拠点

  • エルサレム ユダ王国の首都。紀元前597年と586年の二度に亘りネブカドネザル2世に征服された。紀元前589年から包囲され、587年に城壁を破られ、586年に王宮・家屋・城壁が破壊された。
  • バビロン 新バビロニア王国の首都。エホヤキン・エゼキエル等10,000名が連行された地。ゼデキヤも最終的に連行された。
  • リブラ 現在のシリアのホムス県。ゼデキヤが裁判に掛けられ、息子達を目の前で殺害された地。ネブザラダンが捕縛した者達をネブカドネザル2世の下に連行した地。
  • ラキシュ 城壁の在る町。ネブカドネザル2世に攻め落とされ、エルサレム孤立の一因となった。
  • アゼカ 現在のイスラエルのエルサレム地区。ラキシュと共に攻め落とされた。
  • エリコ 現在のパレスチナ国ヨルダン川西岸地区。ゼデキヤが脱出を試みたが捕らえられた平原。
  • ケバル川 ニップル(現在のイラクのカーディーシーヤ県アファク地区ヌファル)付近のユーフラテス川。エゼキエルが捕囚の民の間で仕えた地。
  • モアブ 現在のヨルダンのカラク県。新バビロニア王国軍の包囲を逃れたユダ王国民の避難先の一つ。
  • アンモン 現在のヨルダンのアンマン。ユダ王国民の避難先の一つ。
  • エドム 現在のヨルダンのタフィラ県・マアーン県・アカバ県付近。ユダ王国民の避難先の一つ。

即位・包囲・預言・陥落・処刑──
11年に亘るゼデキヤとエルサレムの全記録を一冊に。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「一元化」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。