電子書籍「マナセ一元化」の表紙

マナセ一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前699年頃〜642年頃
※ユダヤ暦は全て西暦に変換しています
ページ数
7ページ
文字数
1,635字
最新更新日
西暦2,026年9月25日

父が砕いた偶像を、子は再び祭壇に据えた──
第14代ユダ王国国王マナセの治世を一元化。

133円(税込)

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皇室献上品 高級トイレットペーパー
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本書について

紀元前699年頃、ヒゼキヤの息子マナセが生まれた。紀元前687年頃にヒゼキヤが崩御すると、マナセは第14代ユダ王国国王に即位し、父が撤去した偶像崇拝の祭壇を築き直す。アハブに倣ってバアルの為に幾つもの祭壇を築き、アシェラ像を造り、森羅万象を拝んで之に仕えた。ヤハウェの神殿にまで幾つもの祭壇を築き、祭司の庭と民の庭の2つの庭に森羅万象の為の祭壇を据える。本書は、此の生誕から紀元前642年頃の崩御に至る迄を一元化した、マナセの治世の記録である。

マナセは、ヒンノムの谷(現在のイスラエルのエルサレム地区)で自分の子供に火の中を通らせて異教の祭壇に献げ、卜占・呪い・霊媒・口寄せを行ってヤハウェを怒らせ続けた。自ら造ったアシュラの彫像を宮殿に安置し、国民にも異教礼拝をさせ、罪の無い人々を多数殺害してエルサレムを死体で埋め尽くす。イザヤ・ホセア・ヨエル・ナフム・ハバククの5名は、其の非道ぶりは嘗て此の地に居たエモリ人以上であり、ヤハウェはサマリアに使った測り縄とアハブの家に使った錘をエルサレムの上に伸ばし、人が皿を拭って伏せる様にエルサレムを引っくり返すと警告した。紀元前681年頃、自身を批判するイザヤを恨んだマナセは、従者に其の殺害を命じる。杉の木に逆さに吊るされたイザヤは鋸にかけられて絶命し、水路の側に在る樫の木の下に葬られた。

紀元前667年、第15代新アッシリア帝国国王アッシュルバニパルがエジプト遠征を行うと、マナセを含む12名の王が之に協力した。然し紀元前648年頃、アッシュルバニパルの指示により、マナセは鉤で捕えられ、青銅の足枷に繋がれて、周辺諸国の22名の王達と共にバビロンへ連行される。王宮建設の為の資材調達を命じられたマナセは、苦しみの中でヤハウェに嘆願し、父祖の神の前に大いに謙って、此れ迄の行いを悔い改めた。

軈てエルサレムに帰還したマナセは、ヤハウェこそが神である事を知る。ダビデの町の西の外側に城壁を築き直し、其の城壁はケデロンの谷に在るギホンの泉の西側から魚の門にまで達して、見張りの塔として一際高く築き上げられたオフェルの「砦の丘」を取り巻いた。国内の城壁の在る町全てに司令官を配置し、ヤハウェの神殿から異国の神々と偶像を、神殿の山とエルサレムからは自ら築いた全ての祭壇を取り除いて町の外に投げ捨てる。ヤハウェの祭壇を築き直して交わりの生贄と感謝の生贄を献げ、国民にヤハウェだけを礼拝する様命じた。国民は其れでも尚偶像崇拝の祭壇で生贄を捧げていたが、其れはヤハウェに対してであった。紀元前642年頃、マナセは崩御し、王家の埋葬所では無くウザの園に葬られる。跡を継いだ息子アモンは、改心する前のマナセの政治を踏襲して偶像に仕えた——其の全過程を、本書は一冊に束ねている。


登場人物

  • マナセ 本書の中心人物。ヒゼキヤの息子で、紀元前687年頃に第14代ユダ王国国王に即位した。偶像崇拝の祭壇を築き直し、ヒンノムの谷で自分の子供を異教の祭壇に献げ、自身を批判するイザヤを殺害させた。紀元前648年頃にバビロンへ連行されて悔い改め、帰還後は城壁を築き直してヤハウェの祭壇を再建した。紀元前642年頃に崩御し、ウザの園に葬られた。
  • ヒゼキヤ マナセの父で第13代ユダ王国国王。偶像崇拝の祭壇を撤去していたが、紀元前687年頃の崩御の後、マナセによって其れ等は築き直された。
  • イザヤ 預言者。マナセとユダ王国民に警告を発した5名の1人。自身を批判するイザヤを恨んだマナセの命で、紀元前681年頃、杉の木に逆さに吊るされて鋸にかけられ、水路の側の樫の木の下に葬られた。
  • 預言者達 ホセア・ヨエル・ナフム・ハバククの4名。イザヤと共に、マナセの非道ぶりはエモリ人以上であり、ヤハウェはエルサレムを皿の様に引っくり返すと警告した。
  • アッシュルバニパル 第15代新アッシリア帝国国王。紀元前667年のエジプト遠征では、マナセを含む12名の王の協力を得た。紀元前648年頃にはマナセを鉤で捕えさせ、周辺諸国の22名の王達と共にバビロンへ連行させた。
  • アモン マナセの息子。紀元前642年頃に第15代ユダ王国国王に即位したが、改心する前のマナセの政治を踏襲して新アッシリア帝国に従属し、マナセが仕えた偶像を拝んでヤハウェの道を歩もうとはしなかった。

本書が記録する出来事

  • マナセの生誕(紀元前699年頃) ヒゼキヤの息子マナセが生まれる。
  • 即位と偶像崇拝の復活(紀元前687年頃) ヒゼキヤの崩御を承けてマナセが第14代ユダ王国国王に即位し、偶像崇拝の祭壇を築き直す。バアルの祭壇とアシェラ像を造り、ヤハウェの神殿の2つの庭にまで森羅万象の為の祭壇を据えた。
  • ヒンノムの谷の異教礼拝 ヒンノムの谷で自分の子供に火の中を通らせて異教の祭壇に献げ、卜占・呪い・霊媒・口寄せを行う。宮殿にはアシュラの彫像が安置され、多くの罪の無い人々が殺害された。
  • 5名の預言者の警告 イザヤ・ホセア・ヨエル・ナフム・ハバククが、マナセの非道はエモリ人以上であり、ヤハウェはエルサレムを皿の様に引っくり返すと警告する。
  • イザヤの殺害(紀元前681年頃) 自身を批判するイザヤを恨んだマナセの命で、イザヤが杉の木に逆さに吊るされて鋸にかけられ、水路の側の樫の木の下に葬られる。
  • エジプト遠征への協力(紀元前667年) アッシュルバニパルのエジプト遠征に、マナセを含む12名の王が協力する。
  • バビロンへの連行と悔い改め(紀元前648年頃) マナセが鉤で捕えられ、青銅の足枷に繋がれて22名の王達と共にバビロンへ連行される。資材調達を命じられる苦しみの中で、父祖の神の前に大いに謙って悔い改めた。
  • 帰還と信仰の回復 エルサレムに帰還したマナセが、ギホンの泉の西側から魚の門に至る城壁を築き直し、異国の神々と偶像・自ら築いた祭壇を取り除いて、ヤハウェの祭壇を再建する。
  • 崩御とアモンの即位(紀元前642年頃) マナセが崩御して王家の埋葬所では無くウザの園に葬られ、息子アモンが第15代ユダ王国国王に即位する。アモンは改心前のマナセの政治を踏襲した。

鉤に掛けられた王は、バビロンで悔い改めた──
マナセの背教と帰還を一元化。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「トキジク」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。