電子書籍「マナセ一元化」の表紙

マナセ一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前699年頃〜642年頃
※ユダヤ暦は全て西暦に変換しています
ページ数
7ページ
最新更新日
西暦2,026年8月6日

紀元前699年、ヒゼキヤの家に一人の子が生まれた──
偶像に始まり悔い改めに終わる、マナセの57年を一元化。

JPY 200(税込)

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皇室献上品 高級トイレットペーパー
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本書について

紀元前699年頃、ユダ王国にヒゼキヤの息子マナセが生まれた。紀元前687年頃、父ヒゼキヤの崩御により、其の跡を継いだマナセは第14代ユダ王国国王に即位する。以後、紀元前642年頃に崩御して王家の埋葬所ではなくウザの園に葬られる迄、マナセの生涯は57年に及んだ。其の57年は、偶像の祭壇を築く事から始まり、預言者の血を流し、異国の足枷に繋がれ、そして自らの手で築いた祭壇を投げ捨てる事で終わる。本書は、其の全過程を一本の時系列に貫き、年単位で一元化した記録である。

即位したマナセが最初に行ったのは、偶像崇拝の祭壇を築き直す事であった。マナセはアハブに倣い、バアルの為に幾つもの祭壇を築き、アシェラ像を造り、森羅万象を拝み此れに仕えた。祭壇は異教の聖所に留まらず、ヤハウェの神殿の中にも築かれ、神殿に在る祭司の庭・民の庭の2つの庭にも森羅万象の為の祭壇が据えられた。更にマナセは、ヒンノムの谷(現在のイスラエルのエルサレム地区)で自分の子供に火の中を通らせ、全焼の生贄として異教の祭壇に献げ、サタン礼拝を行った。卜占・呪い・霊媒・口寄せの4つを行い、自身が造ったアシュラの彫像を宮殿に安置し、ユダ王国民にも異教礼拝をさせた。罪の無い人々は多数殺害され、エルサレムは死体で埋め尽くされた。

此の有様に対し、イザヤ・ホセア・ヨエル・ナフム・ハバククの5人の預言者が警告を発する。其の言葉に依れば、マナセの非道ぶりは以前此の地にいたエモリ人以上であり、マナセはユダの民に偶像礼拝の罪を犯させた。故にヤハウェはエルサレムとユダに災いを齎し、其れを聞く者は誰でも両耳が鳴る。サマリアに使った測り縄と、アハブの家に使った錘がエルサレムの上に伸ばされ、人が皿を拭い、其れを拭って伏せる様に、エルサレムは引っくり返される——警告は、譲りの民の残りの者が敵の手に渡され、其の全ての敵の餌食となって奪い取られる、という所まで及んでいた。

紀元前681年頃、マナセは自身を批判するイザヤを恨み、従者にイザヤの殺害を命じた。従者は杉の木にイザヤを逆さに吊るし、股から鋸を引いた。鋸が口に到達した時、イザヤは絶命し、そして2つに切り裂かれた。イザヤは、水路の側に在る樫の木の下に葬られた。警告を発した預言者の一人は、斯くして王の手で沈黙させられたのである。

やがて情勢は、ユダ王国の外から動く。紀元前667年、第15代新アッシリア帝国国王アッシュルバニパルがエジプト遠征を行い、其の際、マナセを含む12名の王が遠征に協力した。だが紀元前648年頃、同じアッシュルバニパルの指示により、マナセは鉤で捕えられ、青銅の足枷に繋がれ、周辺諸国の22名の王達と共にバビロンへ連行される。連行された先で命じられたのは、王宮建設の為の資材調達であった。協力者から囚人へ——立場は僅か19年で反転した。

そして、此の苦しみの中でマナセはヤハウェに嘆願し、父祖の神の前に大いに謙り、此れ迄の行動を悔い改めた。軈てマナセはエルサレムに帰還し、ヤハウェこそが神である事を知る。ダビデの町の西の外側には城壁が築き直され、其の城壁はケデロンの谷に在るギホンの泉の西側から魚の門にまで達し、見張りの塔として一際高く築き上げられたオフェルの「砦の丘」を取り巻いていた。国内の城壁の在る町全てには司令官が配置された。更にマナセは、ヤハウェの神殿から異国の神々と偶像を、そして神殿の在る山とエルサレムに自らが築いた全ての祭壇を取り除き、町の外に投げ捨て、ヤハウェの祭壇を築き直して交わりの生贄と感謝の生贄を献げた。だが紀元前642年頃にマナセが崩御すると、後を継いだ息子アモンは、改心する前のマナセの政治を踏襲し、新アッシリア帝国に従属し、マナセが仕えた偶像に仕えて、ヤハウェの道を歩もうとはしなかった。悔い改めが受け継がれなかった其の結末までを、本書は一冊に束ねている。


登場人物

  • マナセ 本書の中心人物。第14代ユダ王国国王。ヒゼキヤの息子として紀元前699年頃に生誕し、紀元前687年頃に即位した。偶像崇拝の祭壇を築き直し、バアル・アシェラ・森羅万象の礼拝とサタン礼拝を行い、卜占・呪い・霊媒・口寄せに手を染めた。自身を批判するイザヤの殺害を命じ、紀元前648年頃にバビロンへ連行された後、苦しみの中で悔い改めてエルサレムに帰還し、城壁を築き直して全ての異教の祭壇を町の外に投げ捨てた。紀元前642年頃に崩御し、王家の埋葬所ではなくウザの園に葬られた。
  • ヒゼキヤ 第13代ユダ王国国王。マナセの父。紀元前687年頃に崩御し、此れにより跡を継いだマナセが即位した。
  • イザヤ 預言者。マナセとユダ王国民に対し、ヤハウェがエルサレムとユダに災いを齎すと警告を発した5人の一人。紀元前681年頃、マナセに恨まれ、従者によって杉の木に逆さに吊るされ、股から鋸を引かれて絶命し、2つに切り裂かれた。水路の側に在る樫の木の下に葬られた。
  • ホセア 預言者。イザヤ等と共に、マナセの偶像礼拝の罪とエルサレム・ユダに下る災いについて警告を発した。
  • ヨエル 預言者。イザヤ等と共に、マナセの偶像礼拝の罪とエルサレム・ユダに下る災いについて警告を発した。
  • ナフム 預言者。イザヤ等と共に、マナセの偶像礼拝の罪とエルサレム・ユダに下る災いについて警告を発した。
  • ハバクク 預言者。イザヤ等と共に、マナセの偶像礼拝の罪とエルサレム・ユダに下る災いについて警告を発した。
  • アッシュルバニパル 第15代新アッシリア帝国国王。紀元前667年にエジプト遠征を行い、マナセを含む12名の王が之に協力した。紀元前648年頃には、自らの指示でマナセを鉤で捕えさせ、青銅の足枷に繋いで周辺諸国の22名の王達と共にバビロンへ連行し、王宮建設の為の資材調達を命じた。
  • アモン 第15代ユダ王国国王。マナセの息子。紀元前642年頃のマナセの崩御を承けて即位した。改心する前のマナセの政治を踏襲して新アッシリア帝国に従属し、マナセが仕えた偶像に仕えて之を拝み、ヤハウェの道を歩もうとはしなかった。

主要な地名・拠点

  • エルサレム ユダ王国の首都。マナセが偶像崇拝の祭壇を築き、罪の無い人々を多数殺害して死体で埋め尽くした地。預言者達は、サマリアに使った測り縄とアハブの家に使った錘が此の町の上に伸ばされると警告した。悔い改めの後には、マナセ自らの手で全ての異教の祭壇が取り除かれ、町の外に投げ捨てられた。
  • ヤハウェの神殿 エルサレムに在る神殿。マナセが此処にも幾つもの祭壇を築き、祭司の庭・民の庭の2つの庭に森羅万象の為の祭壇を据えた。悔い改めの後、異国の神々と偶像は此処から取り除かれ、ヤハウェの祭壇が築き直されて交わりの生贄と感謝の生贄が献げられた。
  • ヒンノムの谷 現在のイスラエルのエルサレム地区。マナセが自分の子供に火の中を通らせ、全焼の生贄として異教の祭壇に献げ、サタン礼拝を行った場所。
  • バビロン 紀元前648年頃、アッシュルバニパルの指示により、鉤で捕えられ青銅の足枷に繋がれたマナセが、周辺諸国の22名の王達と共に連行された地。連行の後、マナセは王宮建設の為の資材調達を命じられ、此の苦しみの中でヤハウェに嘆願して悔い改めた。
  • ダビデの町 エルサレムに帰還したマナセが、西の外側に城壁を築き直した地。其の城壁はケデロンの谷に在るギホンの泉の西側から魚の門にまで達し、見張りの塔として一際高く築き上げられたオフェルの「砦の丘」を取り巻いていた。
  • ウザの園 紀元前642年頃に崩御したマナセが葬られた場所。歴代の王が納められる王家の埋葬所ではなかった。

バアルの祭壇から、バビロンの足枷、そしてヤハウェの祭壇へ──
第14代ユダ王国国王マナセの生涯の全過程を一元化。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「トキジク」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
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