エレミヤ一元化
巻物を焼かれ、泥の水溜めに沈められ、それでも語り続け──
預言者エレミヤの41年を一元化。
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本書について
紀元前627年、エレミヤが召命を受け、預言者としての活動を開始する。以後40年余りに亘り、エレミヤは滅びゆく王国の只中で語り続けた。本書は、此の召命を起点として、紀元前586年9月頃にエジプト第26王朝の地で最後の預言を告げる迄のエレミヤの生涯を、年月日単位で一元化した記録である。
紀元前609年、第2代エジプト第26王朝ファラオのネコ2世率いる軍が、新バビロニア王国軍に追われていた新アッシリア帝国軍を支援する為、カルケミシュ(現在のトルコのガズィアンテプ県カルカミス・現在のシリアのアレッポ県ジャラーブルス)へ向かう途上、ユダ王国を攻める訳では無いから軍を引けと忠告した。だがヨシヤは通過を許可せず、王服を脱ぎ、敵に気付かれない様変装して、兵を率いメギド(現在のイスラエル北部地区)の谷へ向かう。射手の放った矢を受けて致命傷を負ったヨシヤは、早く戦場から出してくれと叫び、家臣達に戦車で運ばれてエルサレムで死去した。エレミヤはヨシヤの為に哀歌を作り、神殿の歌い手達が其れを歌う。此の戦闘によりユダ王国は敗れ、以降エジプト第26王朝の支配下となった。ネコ2世はユーフラテス川を渡ってハッラーン(現在のトルコのシャンルウルファ県)を包囲したものの、新バビロニア王国を破る事は出来ず退いている。ヨシヤの参男ヨアハズが、第17代ユダ王国国王に即位した。
同じ年、エレミヤはヤハウェの神殿で、もし民が悔い改めないならエルサレム神殿はシロの様になり、エルサレムは誰も住む者の無い廃墟となる、と警告する。此れを聞いた祭司・預言者・民達は、裁判に掛けて処刑する為にエレミヤを捕縛し、ユダ王国の首長達も、裁判の行われる新しい門の入り口へ集結した。祭司・預言者達は一様に「エレミヤは死刑に当たる」と主張したが、首長・民達は3つの理由を挙げて反論する。エレミヤはヤハウェの御名によって語った事、ヒゼキヤの治世下でもミカが同様の内容を語った事が有る事、そしてウリヤも同様の内容を語り、エジプト第26王朝への逃亡先から連れ戻されてエホヤキムの剣で殺され、死体を共同墓地に捨てられた事——更にアヒカムが庇った事で、エレミヤは殺害を免れた。此の頃エホヤキムは贅沢な宮殿の建設を計画しながら、従事する者への賃金の支払いを差し控えており、エレミヤは、此の邪悪な支配者が災いを被る事、雄の驢馬が埋められる様にエホヤキムも埋められる事を宣告している。
紀元前605年、エレミヤはネリヤの子で書記官のバルクを呼び、23年間語ってきた預言を口述して1つの巻物を完成させる。囚人の身であった為、次の断食の日に自分の代わりに神殿で読み上げる様バルクへ託した。同年12月頃の断食日、ユダ王国全土から人々が上って来る中、バルクは、シャファンの子で書記官のゲマルヤの事務所へ向かう。新しい門の入り口に近く、境内の奥の集会所の側に在った其の事務所の食堂から、バルクは巻物を読み上げた。ゲマルヤの子ミカヤが宮殿の会議室へ報告に走ると、書記官エリシャマ、シェマヤの子デラヤ、アクボルの子エルナタン、ゲマルヤ、ハナヌヤの子ゼデキヤ等が、クシの子シェレムヤの子ネタヌヤの子エフディを遣わしてバルクを呼び寄せる。読み終えた一同は怯えきり、バルクとエレミヤには身を隠す様忠告して、巻物をエリシャマの部屋に隠し、報告に出掛けた。
報告を聞いたエホヤキムは、エフディに巻物を取って来させ、側近達の前で読み上げさせた。王は暖房設備の有る部屋の暖炉の前に座っており、3〜4段読み上げられる度に小刀で切り裂いては火の中へ投げ入れる。デラヤ・エルナタン・ゲマルヤの3名が焼かない様に抗議したが、他の者は抗議もせず、感情を外に出さなかった。巻物は全て灰になる。王は更に、王子エラフメエル、アズリエルの子セラヤ、アブデエルの子シェレムヤに命じ、バルクとエレミヤを逮捕させようとした。だがエレミヤは再びバルクを呼び、翌年迄に巻物を作り直させる。今度は一項目が加えられていた——お前の子孫からは王座に就く者が居なくなる、お前の死体は捨てられ、太陽の炎熱と夜の霜に晒される、と。紀元前601年、ネブカドネザル2世がエジプト第26王朝の侵略を試みてネコ2世に撃退され大きな損失を出すと、エホヤキムはエレミヤの諫言が有ったにも拘らず貢納を止め、エジプト第26王朝寄りの立場をとって叛逆した。
紀元前588年3月頃、アプリエス率いるエジプト第26王朝の援軍がエルサレムへ向かっていると聞き付けた新バビロニア王国軍が、包囲を解いて撤退する。エレミヤは其の機に乗じ、出身地アナトテに在る所有地の相続の件でエルサレムを出た。だがユダ王国軍の守備隊長は、新バビロニア王国に投降するつもりだと決め付け、投降したりはしないという主張にも拘らずエレミヤを捕える。エレミヤは役人に打ち叩かれ、書記官ヨナタンの家の丸天井の地下牢に監禁された。其の後ゼデキヤが接触してヤハウェの言葉を問うと、エレミヤはヤハウェの意志は変わらずエルサレムは陥落すると答え、王は落胆する。地下牢へ戻さないでほしいという訴えは容れられ、エレミヤは監視の庭へ移されて、1日にパン1個を与えられた。
マタンの子シェファトヤ、マルキヤの子パシュフル、パシュフルの子ゲダルヤ、シェレムヤの子ユカルの4名は、エレミヤが、エルサレムに留まる者は剣・飢饉・疫病で死に、新バビロニア王国軍に投降する者は生き残る、と預言するのを聞いた。首長達はゼデキヤに死刑を進言し、王は「エレミヤに関してはお前達に任せる。国王であっても、お前達の意に反しては何も出来ないのだから」と答える。エレミヤは監視の庭に在る王子マルキヤの水溜めへ綱で吊り降ろされ、泥土の中に沈んだ。宮廷に居たクシュ人のエベド・メレクは其れを聞くと、ベニヤミン門の広場に座していたゼデキヤへ訴え、30名を連れて行く許可を得る。メレクは倉庫の下から古着やぼろ切れを取って来て綱に添えて降ろし、脇の下に挟む様指示して、エレミヤの引き上げに成功した。エレミヤは後に、エルサレムが滅ぼされる其の日、信頼したメレクだけは救い出されると預言している。
同じ頃、ゼデキヤは使者を遣わし、ヤハウェの宮殿の第3の門へエレミヤを連れて来させて、何事も隠すなと迫った。話せば必ず殺そうとされるのではないかと返すエレミヤに、王は、我々の魂を造られたヤハウェに懸けて誓う、決して殺さず命を狙う者にも引き渡さない、と約束する。エレミヤは、新バビロニア王国の将軍達に降伏するなら命は助かりエルサレムは焼かれず家族と共に生き残るが、拒むならエルサレムは火で焼かれ逃れる事は出来ない、と告げた。既に脱走したユダ王国民に引き渡されて嬲り者にされるのが恐ろしい、と吐露する王に、そうはならないと重ねて説く。ゼデキヤは会話を隠す為の答え方まで授け、案の定訪ねて来た役人達にエレミヤが其の通り答えた為、二人の会話は知られずに済んだ。
紀元前587年6月頃、ゼデキヤはパシュフルと、マアセヤの子で祭司のゼパニヤをエレミヤの下へ遣わし、祈りを乞わせる。エレミヤは再び、降伏するなら魂も家も生き長らえエルサレムも焼かれず、拒むならエルサレムは火で焼かれ、王宮に残された女達も妻子も引き出される、と預言した。そして同年12月頃、エレミヤとバルクは、反バビロンの人々によってエジプト第26王朝へ連行される。
紀元前586年7月頃、ネブカドネザル2世はネブザラダンに、エレミヤを釈放し目を掛けてやれ、何も悪い事はするな、只エレミヤが語る通りに扱え、と命じた。ネブザラダン、ラブ・サリスのネブシャズバン、ネルガル・サル・エツェルを始めとする全ての高官は14名を遣わし、監視の庭からエレミヤを連れ出してラマで釈放する。バビロンへ同行しても良いし、全地は貴方の前に広がっているのだから行きたい場所へ行っても良い——エレミヤが動こうとしないと知ると、ネブザラダンは、ではゲダルヤの所へ行き民の家に住みなさいと言って、食糧と品物を与えて去らせた。エレミヤはゲダルヤの下を選び、ミツパに残されたユダの人々と共に住む。同月、エリシャマの孫でネタニヤの子イシュマエル、カレアの子ヨハナン、ネトファ人タンフメトの子セラヤ、マアカ人の子ヤアザンヤら軍の長達や、各地に避難していたユダの人々も、ミツパのゲダルヤの下へ集結した。
しかし同年9月頃、イシュマエルが10名の部下を率いてゲダルヤを訪ね、食事の最中に剣で暗殺する。ユダの人々と軍の長達は、ネブカドネザル2世とカルデア人の怒りを恐れ、エレミヤとバルクを連れてエジプト第26王朝へ逃亡した。ヨハナンは、ホシャヤの子アザリヤや軍の長達等、イシュマエルから取り返した者達を連れてエレミヤの下を訪れ、行くべき道を示して欲しいと祈りを乞い、良くても悪くてもヤハウェの声に従うと誓う。だが10日後、此の地に留まればヤハウェが建てて倒さず植えて抜かないが、エジプト第26王朝へ行けば恐れている剣も飢饉も其処まで追い付く、というエレミヤの答えを聞くと、彼等は、貴方は偽りを言っている、バルクが貴方を唆しているのだ、と反発した。ヨハナンはエレミヤ・バルクらを連れて出発し、タフパヌヘス(現在のエジプトのイスマイリア県)に入る。
エレミヤはタフパヌヘスにユダの人々を集め、見ている前で、ファラオの宮殿の入口にある敷石の間に大きな石を埋めた。ネブカドネザル2世が此の地へ連れて来られ、今隠した石の上に王座を据えて天蓋を張る、羊飼いが衣服に付いた虱を潰す様にエジプト第26王朝を踏み潰し、しかも無傷で去る、ヘリオポリス(現在のエジプトのカイロ県)の記念塔は壊され神々の神殿も焼き払われる——そう告げた上で、ミグドル(現在のエジプトのポートサイド県)・タフパヌヘス・メンフィス(現在のエジプトのギーザ県ミート・ラヒーナ)・エジプト第26王朝南部に住む全ユダヤ人へ向けて語った。だが男達は、天の女王に香を焚いていた頃は食糧が沢山有り幸せだった、止めてからは災い続きだと言い返し、女達も、夫と相談して葡萄酒を注ぎ、天の女王に模ったケーキを作ったのだ、黙って内緒でした訳ではないと訴える。エレミヤは、其の香こそが災いの原因であると返し、最後に、ユダ王国をネブカドネザル2世に渡した様にアプリエスを其の命を狙う者の手に渡す、という言葉で預言を閉じた。40年語り続けた預言者が、最後に何を聞かされたのか——本書は其の全過程を一冊に束ねている。
登場人物
- エレミヤ 本書の中心人物。紀元前627年に召命を受けた預言者。ヨシヤの為に哀歌を作り、神殿での警告で裁判に掛けられ、バルクに預言を口述して巻物を作らせた。ヨナタンの家の地下牢とマルキヤの水溜めに投じられながら、ゼデキヤへ降伏を勧め続ける。ラマで釈放された後はミツパのゲダルヤの下に住み、其の暗殺後はエジプト第26王朝へ連れ去られ、タフパヌヘスで最後の預言を告げた。
- バルク ネリヤの子で書記官。エレミヤの口述を記して巻物を完成させ、断食日にゲマルヤの事務所の食堂から読み上げた。巻物が焼かれた後、再びエレミヤの口述を記して作り直している。エジプト行きに反対したエレミヤを唆した者として、ヨハナン達に名指しされた。
- ネリヤ 書記官バルクの父。
- ヨシヤ ユダ王国国王。ネコ2世の通過要求を拒み、王服を脱いで変装しメギドの谷へ出陣したが、射手の矢を受けて致命傷を負い、エルサレムで死去した。王室墓地に葬られ、独立国家を築くという野望は果たせなかった。エレミヤは其の為に哀歌を作っている。
- ヨアハズ ヨシヤの参男。第17代ユダ王国国王。父の死を受けて即位したが、先王達に倣いヤハウェの前に悪を行なった。
- エホヤキム ユダ王国国王。ウリヤを逃亡先から連れ戻して殺害し、賃金を払わずに贅沢な宮殿を建てようとした。エフディが読み上げる巻物を小刀で切り裂いて暖炉に投じ、バルクとエレミヤの逮捕を命じている。紀元前601年にはエレミヤの諫言を退けて貢納を止め、叛逆した。
- ゼデキヤ(ユダ王国国王) ユダ王国国王。地下牢のエレミヤに接触してヤハウェの言葉を問い、監視の庭へ移した。首長達の死刑進言には「お前達に任せる」と答えながら、エベド・メレクの訴えには30名での救出を許した。ヤハウェの宮殿の第3の門で殺さないと誓い、降伏の勧めを繰り返し受けたが、脱走した民に嬲り者にされる事を恐れていた。
- ネコ2世 第2代エジプト第26王朝ファラオ。カルケミシュ侵攻の途上でユダ王国の通過を求め、拒まれてメギドで戦いヨシヤを討った。ハッラーンを包囲したが新バビロニア王国を破れず退き、紀元前601年にはネブカドネザル2世を撃退している。
- ネブカドネザル2世 新バビロニア王国国王。エレミヤの巻物では此の国を荒らす者として記された。ネブザラダンにエレミヤの厚遇を命じ、ゲダルヤを総督に就かせている。タフパヌヘスの預言では、エジプト第26王朝を踏み潰す者として告げられた。
- アプリエス エジプト第26王朝の王。其の援軍がエルサレムへ向かうとの報が、新バビロニア王国軍の一時撤退を招いた。エレミヤは最後の預言で、ユダ王国をネブカドネザル2世に渡した様に、アプリエスも命を狙う者の手に渡されると告げている。
- アヒカム 裁判の場でエレミヤが殺害されない様庇い、其の命を救った人物。
- ウリヤ エレミヤと同様の内容を語った預言者。エジプト第26王朝へ逃亡したが捕えられて連れ戻され、エホヤキムの剣によって殺害され、死体を共同墓地に捨てられた。其の先例が、エレミヤの裁判で持ち出された。
- ミカ 預言者。ヒゼキヤの治世下で、エレミヤと同様の内容を語った事が有る人物。其の先例が、エレミヤを死刑から救う根拠の1つとして挙げられた。
- ヒゼキヤ 嘗てのユダ王国国王。其の治世下でミカが同様の預言を語った事が、エレミヤの裁判で先例として持ち出された。
- ゲマルヤ シャファンの子で書記官。バルクが巻物を読み上げた事務所の主であり、宮殿の会議室にも居合わせた。巻物を焼かない様に抗議した3名の1人。
- シャファン 書記官ゲマルヤの父。
- ミカヤ ゲマルヤの子。事務所でバルクの言葉を聞くと、宮殿の会議室へ報告に行った。巻物が王の耳に届く発端となった人物。
- エリシャマ 書記官。宮殿の会議室に居た人物の1人であり、巻物が一時隠された部屋の主。エフディは此の部屋から巻物を持ち出した。
- デラヤ シェマヤの子。宮殿の会議室に居た人物の1人。巻物を焼かない様に抗議した3名の1人。
- エルナタン アクボルの子。宮殿の会議室に居た人物の1人であり、巻物を焼かない様に抗議した3名の1人。
- ゼデキヤ(ハナヌヤの子) 宮殿の会議室に居た人物の1人。ミカヤの報告を聞いてバルクを呼び寄せた側にあたる。ユダ王国国王のゼデキヤとは別人である。
- エフディ クシの子シェレムヤの子ネタヌヤの子。会議室の一同に遣わされてバルクを呼び寄せた。後にエリシャマの部屋から巻物を持ち出し、エホヤキムと側近達の前で読み上げた。
- エラフメエル 王子。エホヤキムからバルクとエレミヤの逮捕を命じられた3名の1人。
- セラヤ(アズリエルの子) エホヤキムからバルクとエレミヤの逮捕を命じられた3名の1人。
- シェレムヤ(アブデエルの子) エホヤキムからバルクとエレミヤの逮捕を命じられた3名の1人。
- ヨナタン 書記官。其の家の丸天井の地下牢に、捕えられたエレミヤが監禁された。エレミヤは、二度と其処へ戻さないでほしいとゼデキヤに訴えている。
- シェファトヤ マタンの子。監視の庭でエレミヤの預言を聞いた4名の1人。
- パシュフル マルキヤの子。監視の庭でエレミヤの預言を聞いた4名の1人。紀元前587年6月頃には、ゼデキヤの使者としてゼパニヤと共にエレミヤの下を訪れ、祈りを乞うている。
- ゲダルヤ(パシュフルの子) 監視の庭でエレミヤの預言を聞いた4名の1人。総督ゲダルヤとは別人である。
- ユカル シェレムヤの子。監視の庭でエレミヤの預言を聞いた4名の1人。
- マルキヤ 王子。監視の庭に在る其の水溜めへ、エレミヤが綱で吊り降ろされた。水溜めには泥が溜まっており、エレミヤは泥土の中に沈んだ。
- エベド・メレク 宮廷に居たクシュ人。エレミヤが水溜めに沈められた事を聞くと、ベニヤミン門の広場のゼデキヤへ訴え、30名を連れて救出に向かった。古着やぼろ切れを綱に添えて降ろし、脇の下に挟む様指示して引き上げに成功する。エレミヤは、ヤハウェに信頼した其の故に、滅びの日にも救い出されると預言した。
- ゼパニヤ マアセヤの子で祭司。紀元前587年6月頃、ゼデキヤの使者としてパシュフルと共にエレミヤの下を訪れ、祈りを乞うた。
- ネブザラダン 新バビロニア王国の高官。ネブカドネザル2世の命でエレミヤをラマにて釈放し、バビロン行きも自由な移動も選べると告げた。動こうとしないエレミヤには、ゲダルヤの下へ行く様勧め、食糧と品物を与えて去らせている。
- ネブシャズバン ラブ・サリス。エレミヤの釈放に関わった新バビロニア王国の高官の1人。
- ネルガル・サル・エツェル ラブ・マグ。エレミヤの釈放に関わった新バビロニア王国の高官の1人。
- ゲダルヤ(総督) ネブカドネザル2世が就かせた総督。ミツパに住み、集結した者達にカルデア人の役人を恐れず此の地に留まる様告げた。エレミヤも其の下に住んだが、紀元前586年9月頃、イシュマエルと10名の部下によって食事の最中に暗殺された。
- イシュマエル エリシャマの孫でネタニヤの子。ミツパに集結した軍の長の1人であったが、10名の部下を率いてゲダルヤを暗殺し、ミツパのユダの人々やカルデア人も殺害した。
- ヨハナン カレアの子。ミツパに集結した軍の長の1人。イシュマエルから取り返した者達を連れてエレミヤに祈りを乞い、ヤハウェの声に従うと誓ったが、答えを偽りと断じ、バルクがエレミヤを唆していると非難した。エレミヤ・バルクらを連れてエジプト第26王朝へ出発し、タフパヌヘスに入った。
- セラヤ(タンフメトの子) ネトファ人タンフメトの子。ミツパのゲダルヤの下に集結した軍の長の1人。
- ヤアザンヤ マアカ人の子。ミツパのゲダルヤの下に集結した軍の長の1人。
- アザリヤ ホシャヤの子。ヨハナンがイシュマエルから取り返し、エレミヤの下へ連れて行った者の1人。
主要な地名・拠点
- エルサレム ユダ王国の首都。エレミヤが廃墟となると警告した都であり、負傷したヨシヤが運ばれて死去した地。新バビロニア王国軍の包囲と一時撤退、そして陥落の預言の舞台となった。
- ヤハウェの神殿 エレミヤが警告を語って捕縛された場所。断食日には、ユダ王国全土から儀式に参列する人々が上って来た。
- 新しい門の入り口 エレミヤの裁判が行われ、ユダ王国の首長達が集結した場所。バルクが巻物を読み上げたゲマルヤの事務所も、此の入り口の近くに在った。
- ゲマルヤの事務所 新しい門の入り口に近く、境内の奥の集会所の側に在った。バルクが其の食堂から、エレミヤの預言を記した巻物を読み上げた場所。
- 宮殿の会議室 ミカヤが報告に走った先。書記官エリシャマ・デラヤ・エルナタン・ゲマルヤ・ゼデキヤらが居合わせ、呼び寄せられたバルクが巻物を読み聞かせた場所。
- エリシャマの部屋 会議室の一同が、エホヤキムに報告へ出掛ける前に巻物を隠した場所。後にエフディが此処から巻物を持ち出した。
- ヨナタンの家の地下牢 書記官ヨナタンの家に在る丸天井の地下牢。捕えられたエレミヤが監禁された場所であり、二度と戻さないでほしいとゼデキヤに訴えた場所でもある。
- 監視の庭 地下牢から移されたエレミヤが、1日にパン1個を与えられて留め置かれた場所。水溜めから引き上げられた後も、此処に留め置かれた。
- マルキヤの水溜め 監視の庭に在る王子マルキヤの水溜め。首長達がエレミヤを綱で吊り降ろした場所で、泥が溜まっており、エレミヤは泥土の中に沈んだ。
- ベニヤミン門の広場 ゼデキヤが座していた場所。エベド・メレクは此処へ来て、エレミヤの救出を訴えた。
- ヤハウェの宮殿の第3の門 ゼデキヤが使者を遣わしてエレミヤを連れて来させ、殺さないと誓った上で降伏の是非を問うた場所。
- アナトテ エレミヤの出身地。所有地の相続の件で此処へ向かおうとした事が、投降を疑われて捕えられる契機となった。
- メギド 現在のイスラエル北部地区。ヨシヤが変装して兵を率い、エジプト第26王朝軍と戦って致命傷を負った谷。
- カルケミシュ 現在のトルコのガズィアンテプ県カルカミス・現在のシリアのアレッポ県ジャラーブルス。ネコ2世が新アッシリア帝国軍を支援する為に侵攻した地。
- ハッラーン 現在のトルコのシャンルウルファ県。ネコ2世率いる軍がユーフラテス川を渡って包囲したが、新バビロニア王国を破れずに退いた地。
- ラマ 新バビロニア王国の高官達が14名を遣わし、監視の庭から連れ出したエレミヤを釈放した地。
- ミツパ 総督ゲダルヤが住んだ地。軍の長達や各地に避難していたユダの人々が集結し、エレミヤとバルクも住み続けた。ゲダルヤがイシュマエルに暗殺された地でもある。
- バビロン 新バビロニア王国の都。ネブザラダンはエレミヤに同行を勧めたが、エレミヤは選ばなかった。ヨハナン達は、バルクが自分達を此処へ移させるつもりだと疑っている。
- タフパヌヘス 現在のエジプトのイスマイリア県。ヨハナンがエレミヤ・バルクらを連れて逃亡し、辿り着いた地。エレミヤはファラオの宮殿の入口の敷石の間に大きな石を埋め、最後の預言を告げた。
- ミグドル 現在のエジプトのポートサイド県。エレミヤが、住む全ユダヤ人に就いて預言した地域の1つ。
- メンフィス 現在のエジプトのギーザ県ミート・ラヒーナ。エレミヤが、住む全ユダヤ人に就いて預言した地域の1つ。
- エジプト第26王朝南部 エレミヤが預言した地域の1つ。此処のユダヤ人の男達は、天の女王に香を焚きたいと声を1つにして言い返した。
- ヘリオポリス 現在のエジプトのカイロ県。エレミヤの預言では、此処に在る偶像の記念塔が壊されると告げられた。
- シロ エレミヤの警告に現れる地。民が悔い改めないなら、エルサレム神殿は此の地の様になると告げられた。
召命・哀歌・裁判・焼却・水溜め・連行・最後の預言──
エレミヤの生涯の全記録を一冊に。
JPY 200(税込)
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購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します
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