電子書籍「第5代ユダ王国国王ヨラム一元化」の表紙

第5代ユダ王国国王
ヨラム一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前859年頃〜842年頃
※ユダヤ暦は全て西暦に変換しています
ページ数
6ページ
文字数
1,403字
最新更新日
西暦2,026年9月25日

アハブの娘を妻に迎えた王は、兄弟に剣を向けた──
第5代ユダ王国国王ヨラムの治世を一元化。

128円(税込)

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皇室献上品 高級トイレットペーパー
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本書について

紀元前859年頃、ヨシャファトは平和維持を意図し、自らの息子ヨラムとアハブの娘アタルヤを結婚させた。紀元前848年頃にヨシャファトが崩御すると、7人兄弟の長男であったヨラムが第5代ユダ王国国王に即位する。ヨシャファトは生前、子供達にユダの町・砦や財産を豊富に分け与えており、先祖と共にダビデの町(現在のパレスチナ国ヨルダン川西岸地区エルサレム県オフェルの南側)に葬られた。本書は、此の結婚から紀元前842年のヨラムの崩御に至る迄を一元化した記録である。

即位したヨラムは、アタルヤに唆され、ヨシャファトから相続された財産を奪う為に、アザルヤ・エヒエル・ゼカリヤ・アザルヤ・ミカエル・シェファテヤの6名の兄弟を剣で殺害し、敵対する首長数名も手に掛けた。更に、アタルヤの両親であるアハブとイゼベルの信仰に倣って偶像礼拝を復帰させ、自らも偶像を崇拝し、ヨシャファトが撤去させた偶像崇拝の祭壇を復興する。アタルヤの影響の下、官能主義に根ざしたバアル礼拝も王国内に持ち込まれた。同じ頃、ヨラムはエドム人の領地ツァイル(現在のイスラエル南部地区)付近で包囲され、高官達と全ての戦車を率いて包囲していたエドム人と戦車隊長達を討ったが、生き残ったエドム人は天幕に逃げ帰って自ら王を立て、ユダ王国の支配から脱した。ユダ王国は弱体化する。

紀元前847年頃、ヨラムは王国内の山々に偶像崇拝の為の祭壇を設け、エルサレムを始めとする国民に淫行を行わせた。そんなヨラムの下に、エリヤからの書簡が届く。ヨシャファトの道にもアサの道にも歩まず、イスラエル王国国王の道に歩み、アハブの家が淫行を行わせた様にユダ王国とエルサレムの住民に淫行を行わせ、更には自らの兄弟達を殺害した——其れ故にヤハウェは大きな災害で民・子達・妻達・全財産を打ち、ヨラム自身は悪性の内臓の病を患い、日に日に内臓が外に出て来る様になる、という預言であった。程無く、ユダ王国はペリシテ人とアラビア人の侵攻を受け、ヨラムは王宮の財産を全て奪われ、アタルヤを除く王妃と、末子アハズヤを除く全ての子供を殺害された。

紀元前844年頃、ヨラムは不治の内臓の病に侵され、政務はアハズヤが担う事となった。そして紀元前842年頃、ヨラムは内臓が身体の外にはみ出るという最期を迎える。国民から全く惜しまれる事無く、過去の国王とは異なって香も焚かれず、王墓にも葬られなかった。第6代ユダ王国国王に即位したアハズヤも、アタルヤの影響を受け、父と同様にバアル礼拝を採り入れる——其の全過程を、本書は一冊に束ねている。


登場人物

  • ヨラム 本書の中心人物。ヨシャファトの息子で7人兄弟の長男。紀元前848年頃に第5代ユダ王国国王に即位した。アタルヤに唆されて6名の兄弟と敵対する首長を殺害し、偶像礼拝を復帰させてバアル礼拝を持ち込む。エドムの独立を許し、ペリシテ人とアラビア人の侵攻で家族の大半を失った。エリヤの書簡の預言通り内臓の病を患い、紀元前842年頃に崩御したが、惜しまれる事も王墓に葬られる事も無かった。
  • ヨシャファト ヨラムの父でユダ王国の王。平和維持を意図してヨラムとアハブの娘アタルヤを結婚させた。生前、子供達にユダの町・砦や財産を豊富に分け与え、紀元前848年頃に崩御してダビデの町に葬られた。偶像崇拝の祭壇を撤去していたが、ヨラムによって復興された。
  • アタルヤ アハブとイゼベルの娘でヨラムの妻。ヨラムを唆して兄弟達を殺害させ、バアル礼拝を王国内へ持ち込ませた。ペリシテ人とアラビア人の侵攻で殺されなかった唯1人の王妃となり、息子アハズヤにもバアル礼拝を採り入れさせた。
  • アハブ アタルヤの父で第7代イスラエル王国国王。其の信仰に倣った偶像礼拝がヨラムによってユダ王国に復帰させられた。エリヤの書簡でも、アハブの家の淫行が引き合いに出されている。
  • イゼベル アハブの妻でアタルヤの母。其の信仰に倣った偶像礼拝が、ヨラムによってユダ王国に持ち込まれた。
  • エリヤ 預言者。ヨラムに書簡を送り、ヨシャファトとアサの道に歩まず兄弟を殺害した事を責め、民・家族・全財産への災害と、悪性の内臓の病による最期を預言した。
  • アハズヤ ヨラムとアタルヤの末子。ペリシテ人とアラビア人の侵攻で唯1人殺されず、父の病により政務を担った。紀元前842年頃に第6代ユダ王国国王に即位し、母の影響でバアル礼拝を採り入れた。
  • 兄弟達 ヨラムの弟であるアザルヤ・エヒエル・ゼカリヤ・アザルヤ・ミカエル・シェファテヤの6名。ヨシャファトから財産を分け与えられていたが、其れを奪おうとしたヨラムに剣で殺害された。

本書が記録する出来事

  • 政略結婚(紀元前859年頃) ヨシャファトが平和維持を意図し、息子ヨラムとアハブの娘アタルヤを結婚させる。
  • ヨラムの即位(紀元前848年頃) ヨシャファトが崩御してダビデの町に葬られ、7人兄弟の長男ヨラムが第5代ユダ王国国王に即位する。
  • 兄弟6名の殺害 アタルヤに唆されたヨラムが、ヨシャファトから相続された財産を奪う為、6名の兄弟を剣で殺害し、敵対する首長数名も手に掛ける。
  • 偶像礼拝とバアル礼拝の導入 アハブとイゼベルの信仰に倣って偶像礼拝を復帰させ、ヨシャファトが撤去させた祭壇を復興する。官能主義に根ざしたバアル礼拝も王国内へ持ち込まれた。
  • エドムの独立 ツァイル付近でエドム人に包囲されたヨラムが、戦車を率いて包囲軍を討つ。だが生き残ったエドム人は自ら王を立てて独立し、ユダ王国は弱体化した。
  • エリヤの書簡(紀元前847年頃) 王国内の山々に偶像崇拝の祭壇を設けたヨラムの下に、エリヤから、家族と財産への災害と、悪性の内臓の病を告げる預言の書簡が届く。
  • ペリシテ人・アラビア人の侵攻 王宮の財産が全て奪われ、アタルヤを除く王妃と、末子アハズヤを除く全ての子供が殺害される。
  • 内臓の病と崩御(紀元前844年〜842年頃) 不治の内臓の病に侵されたヨラムに代わり、アハズヤが政務を担う。ヨラムは内臓が身体の外にはみ出る最期を迎え、香も焚かれず王墓にも葬られなかった。

エリヤの書簡が告げた病は、其の通りに訪れた──
ヨラムの背信と最期を一元化。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「トキジク」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。