電子書籍「イザヤ一元化」の表紙

イザヤ一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前740年頃〜681年頃
※ユダヤ暦は全て西暦に変換しています
ページ数
10ページ
文字数
6,395字
最新更新日
西暦2,026年9月25日

召命から59年、王達の傍らで語り続けた──
預言者イザヤの生涯を一元化。

228円(税込)

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皇室献上品 高級トイレットペーパー
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本書について

紀元前740年頃、イザヤは召命を授かり、預言者としての活動を開始した。紀元前734年頃、レツィンとペカ率いるアラム・イスラエル王国連合軍が、ユダ王国を力尽くで反新アッシリア同盟へ引き入れる為にエルサレムへ上り、アハズを包囲する。アラム軍はユダ王国民を捕虜としてダマスカスへ連れ去り、エラテを奪還して住民を追い出した。イスラエル王国軍も、大勇士ジクリがアハズの子マアセヤ・宮内大臣アズリカム・国王補佐官エルカナを討つ等、1日で120,000名を殺害し、200,000名を捕虜としてサマリアへ帰還する。エルサレムは陥落しなかった。帰還した軍を出迎えた預言者オデデは、天も驚く残忍さを責めて捕虜を帰す様警告し、エフライム族の長4名も同意して、衣服・靴・パン・葡萄酒を与え、病人や老人を驢馬でエリコへ送り届けた。本書は、此の召命から紀元前681年頃の死に至る迄を一元化した、預言者イザヤの記録である。

アモツの子イザヤは、息子シェアル・ヤシュブを連れてアハズの前に進み出た。ヤハウェを信頼して委ねなさい、アハズに代えてタベアルの子を王に据えるレツィンとペカの計画は人間の計画であってヤハウェの計画では無く、傀儡政権の樹立は実現しない——だがアハズは、エドム人と戦う為にヤハウェへ背き、第10代新アッシリア帝国国王ティグラト・ピレセル3世へ神殿と王宮の宝物倉の金銀を送って援軍を請う。連合軍の攻撃は封じられたが、其の頃ペリシテ人がネゲヴ・ベト・シェメシュ・アヤロン・ゲデロテ・ソコ・ティムナ・ギムゾを占領して定住を始めた。新アッシリア帝国軍はダマスカスに侵攻してアラム人をキル(現在のヨルダンのカラク県)へ配流し、レツィンを殺害する。謁見の為ダマスカスへ出向いたアハズは、目にした祭壇の見取り図を祭司ウリヤへ送って同じ物を築かせ、ヤハウェの神殿の戸を閉じ、金の鉢を切り刻み、扉に釘を打って誰も礼拝出来ない様にした。

紀元前713年、ヤマニの主導により、領地内のアシュドッドで指揮を執るペリシテ人・エドム人・モアブ人・ユダ王国が同盟を結び、新アッシリア帝国に対して反乱を起こす。シャバカは支援を約束した。然しイザヤは、エジプト第25王朝を当てにしてはならないと警告している。紀元前702年頃、ヒゼキヤが病に罹って生死を彷徨うと、イザヤは家を整理せよ、貴方は死ぬと告げた。大声で泣いたヒゼキヤに対し、干し無花果を茹でた軟膏を患部へ塗らせると、ヒゼキヤは体調を取り戻す。回復を聞いたバビロン第10王朝王メロダク・バルアダン2世の使者へ、ヒゼキヤが宝庫・銀・金・香料・高価な油・武器庫・香水の宝物倉まで見せた事を知ったイザヤは、家中の物が全てバビロンへ運び去られ、自身の息子達の中から宦官となる者が出ると預言した。

紀元前701年、ラキシュの包囲を続けるセンナケリブは、タルタン・ラブ・サリス・ラブ・シャケに大軍を率いさせ、エルサレムへ降伏を要求させる。応対した宮廷長官エルヤキム・書記シェブナ・史官ヨアフに対し、ラブ・シャケは、傷んだ葦の杖であるエジプト第25王朝を頼るのかと嘲り、ヤハウェの名まで利用して挑発した。アラム語で話して欲しいという求めも退け、ギホンの泉の側から城壁の上のユダ王国民へユダの言葉で降伏を呼び掛け、征服した国々の神を並べ立てる。ヒゼキヤの命により誰も応じなかった。衣服を引き裂き粗布を着て神殿で懇願したヒゼキヤは、エルヤキム・シェブナ・年長の祭司達をイザヤの下へ遣わせる。

イザヤは、ラブ・シャケの言葉を恐れるな、ヤハウェはセンナケリブの家に霊を置き、センナケリブは噂を聞いて自分の土地へ帰り殺されると預言した。新アッシリア帝国軍はラキシュからリブナへ撤退し、タハルカ出陣の報を得たセンナケリブは、歴代の王が滅ぼした国々の神を並べた書簡でヒゼキヤを脅す。ヒゼキヤが其の書簡をヤハウェの前に広げて祈ると、イザヤはヤハウェの声を代弁し、新アッシリア帝国軍がエルサレムに入る事は無い、自分の為、又僕ダビデの為に必ず此の都市を守ると伝えた。其の夜、ヤハウェの御使いが新アッシリア帝国軍185,000名を討つ。

紀元前687年頃にヒゼキヤが崩御すると、跡を継いだマナセは偶像崇拝の祭壇を築き直し、バアルの祭壇とアシェラ像を据え、ヤハウェの神殿の2つの庭にまで森羅万象の為の祭壇を築いた。ヒンノムの谷(現在のイスラエルのエルサレム地区)では自分の子供を異教の祭壇に献げ、卜占・呪い・霊媒・口寄せを行い、罪の無い人々を多数殺害してエルサレムを死体で埋め尽くす。イザヤ・ホセア・ヨエル・ナフム・ハバククの5名は、エルサレムに災いが齎されるという警告を発した。そして紀元前681年頃、自身を批判するイザヤを恨んだマナセは、従者に殺害を命じる。杉の木に逆さに吊るされたイザヤは鋸にかけられ、2つに切り裂かれて絶命した。遺体は水路の側に在る樫の木の下に葬られた——其の全過程を、本書は一冊に束ねている。


登場人物

  • イザヤ 本書の中心人物。アモツの子で預言者。紀元前740年頃に召命を授かり、アハズにはタベアルの子を据える計画が実現しない事を告げ、アシュドッドの反乱ではエジプト第25王朝を当てにしてはならないと警告した。ヒゼキヤには死と回復、バビロンへの略奪、そしてエルサレムが落ちない事を預言する。紀元前681年頃、マナセの従者に杉の木で鋸にかけられて絶命した。
  • シェアル・ヤシュブ イザヤの息子。アラム・イスラエル王国連合軍に包囲されたアハズの前へ進み出るイザヤに連れられていた。
  • アハズ 第12代ユダ王国国王。イザヤの言葉を退けてティグラト・ピレセル3世に援軍を請い、ダマスカスで見た祭壇を祭司ウリヤに写させた。ヤハウェの神殿の戸を閉じ、扉に釘を打って礼拝出来ない様にした。
  • ヒゼキヤ 第13代ユダ王国国王。病に倒れた際、イザヤの告げた死の預言に泣き、干し無花果の軟膏で回復した。バビロンの使者に宝物を見せた事で略奪の預言を受ける。センナケリブの脅しには書簡をヤハウェの前に広げて祈り、イザヤの預言通りエルサレムは守られた。
  • マナセ ヒゼキヤの息子で第14代ユダ王国国王。偶像崇拝の祭壇を築き直し、ヒンノムの谷で自分の子供を異教の祭壇に献げた。自身を批判するイザヤを恨み、従者に其の殺害を命じた。
  • レツィン 第7代アラム王。ペカと共にエルサレムを包囲し、ユダ王国民を捕虜としてダマスカスへ連れ去った。新アッシリア帝国軍のダマスカス侵攻で殺害された。
  • ペカ 第18代イスラエル王国国王。レツィンと共にユダ王国へ侵攻し、1日で120,000名を殺害して200,000名を捕虜とした。
  • オデデ 預言者。捕虜と戦利品を携えて帰還したイスラエル王国軍を出迎え、天も驚く残忍さを責めて、同胞を家へ帰す様警告した。
  • ティグラト・ピレセル3世 第10代新アッシリア帝国国王。アハズの献上と要請を受けて連合軍の攻撃を封じ、ダマスカスへ侵攻してアラム人をキルへ配流した。
  • ウリヤ エルサレムに居た祭司。ダマスカスのアハズから送られた見取り図と作り方を基に、其の帰還までに同じ祭壇を完成させた。
  • ヤマニ 紀元前713年、ペリシテ人・エドム人・モアブ人・ユダ王国の同盟を主導し、新アッシリア帝国に対して反乱を起こした人物。
  • メロダク・バルアダン2世 バビロン第10王朝の王。ヒゼキヤの回復を聞いて使者に手紙と贈り物を届けさせ、同盟が結ばれた。
  • センナケリブ 新アッシリア帝国の王。ラキシュを包囲しつつエルサレムへ降伏要求の部隊を派遣し、書簡でも脅した。リブナへ撤退した後、一夜にして軍勢185,000名を失った。
  • ラブ・シャケ センナケリブがエルサレムへ派遣した3名の1人。ギホンの泉の側から城壁の上のユダ王国民へユダの言葉で降伏を呼び掛け、征服した国々の神を並べ立てて挑発した。

主要な地名・拠点

  • エルサレム ユダ王国の都。アラム・イスラエル王国連合軍にも新アッシリア帝国軍にも包囲されたが、陥落しなかった。イザヤはヒゼキヤへ、此の都市は必ず守られると伝えている。
  • ダマスカス アラムの都。ユダ王国民が捕虜として連れ去られた先であり、新アッシリア帝国軍の侵攻でレツィンが殺害された地。アハズが謁見に出向き、祭壇の見取り図を記録した。
  • エラテ アラム軍が奪還し、ユダ王国民を追い出した町。其の後はエドム人が入って住み着いた。
  • エリコ 棗椰子の町。エフライム族の長4名が、病人や老人の捕虜を驢馬に乗せて家族の下へ送り届けた地。
  • キル 現在のヨルダンのカラク県。ダマスカスを征服した新アッシリア帝国が、現地のアラム人を配流した地。
  • アヤロン 現在のパレスチナ国ヨルダン川西岸地区ラマッラー・アル・ビーレ県。ネゲヴやベト・シェメシュ等と共に、ペリシテ人が占領して定住した地。
  • ギムゾ 現在のイスラエル中央地区。ゲデロテ・ソコ・ティムナ等と共に、ペリシテ人が占領して定住した地。
  • アシュドッド 紀元前713年、ヤマニがペリシテ人の指揮を執り、新アッシリア帝国への反乱の拠点とした地。
  • ラキシュ センナケリブが包囲を続けた砦の町。此処からエルサレムへ降伏要求の部隊が派遣された。
  • リブナ センナケリブが新アッシリア帝国軍をラキシュから撤退させた先。タハルカ出陣の報を受けた地であり、ヒゼキヤへの脅しの書簡も此処から送られた。
  • ヒンノムの谷 現在のイスラエルのエルサレム地区。マナセが自分の子供に火の中を通らせ、異教の祭壇に献げた谷。

185,000名が一夜で倒れ、預言は現実となった──
イザヤの言葉と最期を一元化。

228円(税込)

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「トキジク」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
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