電子書籍「第6代ユダ王国国王アハズヤ一元化」の表紙

第6代ユダ王国国王
アハズヤ一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前847年頃〜842年頃
※ユダヤ暦は全て西暦に変換しています
最新更新日
西暦2,025年11月19日

侵攻・同盟・討伐──
末子として生き残り、イエフの弓に斃れた王の全記録を一本の時系列に貫く。

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本書について

紀元前847年、ペリシテ人とアラビア人の侵攻により末子として唯一生き残った時から、紀元前842年のイエフによる討伐まで。本書は、第6代ユダ王国国王アハズヤの生涯を一本の時系列に貫き、一元化した一冊である。

紀元前847年、ユダ王国がペリシテ人とアラビア人の侵攻を受けた。父ヨラムは王宮の財産を全て奪われ、アタルヤを除く王妃が殺害された。又、末子アハズヤを除く全ての子供を殺害された。アハズヤは兄弟の中で唯一の生き残りとなった。

紀元前844年、ヨラムが不治の内臓の病に侵された。此れによりアハズヤが政務を担う事となった。紀元前842年、ヨラムが崩御した。内臓が身体の外にはみ出ての最期であった。国民から全く惜しまれる事無く、過去の国王とは異なり、お香も焚かれず、王墓にも葬られなかった。アハズヤが第6代ユダ王国国王に即位した。アハズヤは母アタルヤの影響を受け、ヨラムと同様にバアル礼拝を採用した。

即位したアハズヤは、アハブ家の人間に唆され、イスラエル王国と同盟を結んだ。ハザエル征伐の為、ラモト・ギルアデで戦闘を行っていたヨラム(イスラエル王国国王)率いるイスラエル王国軍の援軍として、アハズヤは兵を率いてラモト・ギルアデへ出陣した。此の戦闘でヨラム(イスラエル王国国王)は負傷し、傷を癒す為にイズレエルへと帰った。

アハズヤがヨラム(イスラエル王国国王)の見舞いの為にイズレエルへ向かった折、イエフの軍勢が接近した。ヨラム(イスラエル王国国王)は騎兵を2度送り出したが、何れもイエフに味方に付けられた。見張りは車の御し方がイエフに似ており、狂った様に御していると報告した。ヨラム(イスラエル王国国王)とアハズヤは各々戦車に乗ってイエフを迎えに行き、イズレエル人ナボテの所有地で遭遇した。イエフはイゼベルの姦淫と呪術を糾弾し、力一杯弓を引き絞ってヨラム(イスラエル王国国王)の心臓を射抜いた。ヨラム(イスラエル王国国王)は戦車の中に崩れ落ち、侍従ビデカルの手によりナボテの葡萄畑に投げ捨てられた。

アハズヤはベテ・ハ・ガンの道へ逃走したが、イエフは追撃を命じた。イエフ率いる軍はイブレアム近くのグルへの上り道で、戦車の上に居たアハズヤに傷を負わせた。アハズヤは何とかメギドに逃げる事が出来たが、其処で崩御した。家来達がアハズヤをエルサレムへ運び、生前用意していた自身の墓に、ダビデ等の先祖と共に葬られた。

アハズヤ崩御後、預言者エリシャは部下に命じてイエフに油を注がせた。イスラエルの神ヤハウェはイエフをイスラエルの王とし、アハブの家を滅ぼす使命を与えた。斯うしてイエフは第10代イスラエル王国国王に即位した。一方、アハズヤ崩御の知らせを聞いた母アタルヤは、大祭司エホヤダの妻エホシェバによって匿われたアハズヤの息子ヨアシュを除く、王位継承者となり得る者と一族を全て殺害し、第7代ユダ王国国王に即位した。


登場人物

  • アハズヤ 第6代ユダ王国国王。ヨラム(ユダ王国国王)の末子。ペリシテ人・アラビア人の侵攻で唯一生き残った子。アタルヤの影響を受けバアル礼拝を採用した。イスラエル王国と同盟を結び、ラモト・ギルアデへ出陣。イエフに追撃されメギドで崩御した。
  • ヨラム(ユダ王国国王) 第5代ユダ王国国王。アハズヤの父。ペリシテ人・アラビア人の侵攻で王宮の財産を全て奪われた。不治の内臓の病に侵され、内臓が身体の外にはみ出ての最期を遂げた。
  • アタルヤ アハブの娘。ヨラム(ユダ王国国王)の妻。アハズヤの母。ペリシテ人・アラビア人の侵攻の際、唯一殺害を免れた王妃。アハズヤ崩御後、王位継承者を殆ど全て殺害して第7代ユダ王国国王に即位した。
  • ヨラム(イスラエル王国国王) イスラエル王国国王。ハザエル征伐の為ラモト・ギルアデで戦闘を行い負傷した。イズレエルでイエフと遭遇し、ナボテの所有地で心臓を射抜かれて死亡した。
  • イエフ 第10代イスラエル王国国王。エリシャの部下により油を注がれた。ヨラム(イスラエル王国国王)を射殺し、アハズヤを追撃して傷を負わせた。アハブの家を滅ぼす使命を帯びていた。
  • エリシャ 預言者。部下に命じてイエフに油を注がせ、イスラエルの王とする預言を伝えさせた。
  • ビデカル イエフの侍従。イエフの命により、ヨラム(イスラエル王国国王)をナボテの葡萄畑に投げ捨てた。
  • イゼベル アハブの妻。アタルヤの母。イエフがヨラム(イスラエル王国国王)に対し、イゼベルの姦淫と呪術を糾弾した。
  • アハブ 第7代イスラエル王国国王。アタルヤの父。ヤハウェによりアハブの家の全滅が宣告されていた。
  • ヨアシュ アハズヤの息子。エホシェバによってアタルヤの殺害から救出され、ヤハウェの神殿に匿われて養育された。
  • エホヤダ 大祭司。エホシェバの夫。ヨアシュの保護に関わった。
  • エホシェバ 大祭司エホヤダの妻。アタルヤによる王位継承者殺害の際、ヨアシュと其の乳母を救出し、ヤハウェの神殿の神具を仕舞う小部屋に匿った。
  • ナボテ イズレエル人。ヨラム(イスラエル王国国王)がナボテの所有地でイエフと遭遇した。ヤハウェはナボテの血の復讐を宣告していた。
  • ハザエル ヨラム(イスラエル王国国王)がラモト・ギルアデで征伐を行った相手。

主要な地名・拠点

  • ラモト・ギルアデ ハザエル征伐の為の戦闘が行われた地。アハズヤがイスラエル王国軍の援軍として出陣した。
  • イズレエル 現在のイスラエル北部地区。ヨラム(イスラエル王国国王)が負傷後に帰還した地。アハズヤが見舞いに訪れ、イエフと遭遇した地。
  • ナボテの所有地 イズレエルに所在。ヨラム(イスラエル王国国王)とアハズヤがイエフと遭遇した場所。ヨラム(イスラエル王国国王)の遺体が投げ捨てられた葡萄畑が在った。
  • ベテ・ハ・ガン 現在のイスラエル北部地区。アハズヤがイエフから逃走した際に通った道。
  • イブレアム 現在のパレスチナ国ヨルダン川西岸地区ジェニーン県。此の近くのグルへの上り道でアハズヤが傷を負わされた。
  • メギド アハズヤが逃げ延びたが、崩御した地。
  • エルサレム ユダ王国の首都。アハズヤの遺体が家来達によって運ばれ、生前用意していた墓に葬られた地。

侵攻・同盟・討伐・簒奪──
末子として生き残った王の5年間の全記録を一冊に。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「一元化」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。