紀元前876年は、ユダ王国が北から流れ込む人々を含めて共同体を束ね直した年である。5月頃、イスラエル王国からユダ王国に亡命する者が多数居る事を背景に、アサがユダ王国民・ベニヤミン族・エフライム族・マナセ族・シメオン族をエルサレムに招集する。招集された5つの集団には、元来ユダ王国に属する者だけでなく、北のイスラエル王国側の部族も含まれていた。北からの流入が続く状況を追認するのではなく、都に集めて改めて一つの民として位置付け直すという判断である。紀元前901年のゼラ率いる大軍の撃退によってアサの治世が安定していた事も、此の招集を可能にした背景と言える。しかし北側にとって此の人の流出は看過し難く、翌紀元前875年にはバシャがラマに城塞を築いてユダ王国への亡命を阻もうとする事となる。年代に「≈」が付されている通り、此の招集は紀元前876年頃の事として位置付けられる。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
876 5 イスラエル王国からユダ王国に亡命する者が多数居る事を背景に、アサが以下の人間をエルサレムに招集する。
①ユダ王国民
②ベニヤミン族
③エフライム族
④マナセ族
⑤シメオン族
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