紀元前1000〜1年は、ダビデがエルサレムを攻略しヘブライ王国を遷都、ソロモン王が知恵と莫大な富で治世を敷いた時代である。シバの女王マケダがソロモンの宮殿を訪れ、ヘブライ王国はソロモンの死後に南北に分裂した。ローマ共和政が台頭し地中海世界を支配、紀元前4年頃にイエス・キリストが生誕した。

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ヘブライ王国に関する電子書籍 ユダヤ国家の原点。
年月日 出来事
858 アラム王ベネハダデ2世が全軍を召集する。其の中には32名の王侯と、馬・戦車が含まれていた。そして、サマリアへ進軍し、包囲して攻め、アハブの下に使者を遣わせた。使者は「ベネハダデ2世は、貴方の銀と金は私のもの。貴方の妻達や子供達の最も美しい者も私のものだと言われています」とアハブに言った。アハブは「ベネハダデ2世よ。仰せの通りです。此の私、及び私に属するものは全て貴方のものです」と返答した。使者は帰って行き、暫くすると又戻って来た。使者は「ベネハダデ2世は、明日の今頃、私の家来達を遣わせ、貴方の家、貴方の家臣の家の中を探し、貴方の目が喜びとしている物を全て奪い取る」と予告した。此れを受けてアハブは、イスラエル王国内の全ての長老を招集し「ベネハダデ2世が困った事を要求しているので良く知って貰いたい。ベネハダデ2世は、人を遣わせ、私の妻達や子供達、及び私の銀や金を求めたが、断り切れなかった」と言った。すると、長老達や民衆は「聞かないで下さい。承諾しないで下さい」と訴えた。斯うしてアハブは使者に対し「ベネハダデ2世に、貴方が初めに僕に言って寄越された事は全て其の様にするが、此度は出来ませんと伝えよ」と言った。使者は、ベネハダデ2世に報告する為に帰って行った。ベネハダデ2世は、アハブの言葉を聞くと、再度使者を遣わせた。使者はアハブの下へやって来て「もしサマリアに残る塵が私と行動を共にする全ての民の掌を満たす事が出来るなら、神々が幾重にも私を罰して下さる様に」と、ベネハダデ2世の言葉を伝えた。アハブは使者に「ベネハダデ2世に、武装しようとする者は、武装を解く者の様に誇ってはならないと伝えてくれ」と言った。王達と仮小屋で酒宴を行なっていたベネハダデ2世は、使者から此の言葉を聞くと、家来達に「配置に就け」と命じた。
858 或る預言者がアハブに「ヤハウェは斯う言われる。『貴方は此の夥しい大軍を全て見たか。私は今日此れを貴方の手に渡す。斯うして貴方は、私こそヤハウェである事を知る」と」と預言した。アハブは「其れは誰によってでしょうか」と尋ねた。預言者は「ヤハウェは斯う言われる。『諸国の首長に属する若い者達によって』である」と預言した。アハブは重ねて「誰が戦いを仕掛けるのでしょうか」と尋ねた。預言者は「貴方です」と答えた。アハブが諸国の首長に属する若い者達を調べると、232名居た。其の他イスラエル王国民を調べた所、7,000名居た。昼、イスラエル王国軍は出陣した。ベネハダデ2世は32名の王達と酒宴を行なっていた。諸国の首長に属する若い者達が、先陣を切った。ベネハダデ2世は、使者から「人々がサマリアから出て来ている」との報告を受けた。ベネハダデ2世は「和平の為に出て来たとしても生け捕りにし、戦う為に出て来たとしても生け捕りにせよ」と命じた。諸国の首長に属する若い者達、そして後続の部隊が各々アラム軍を撃ち、アラム軍は敗走した。イスラエル王国軍は追撃した。ベネハダデ2世は馬に跨り、騎兵達と共に逃亡した。アハブは馬と戦車を分捕ってアラム軍を撃ち、大損害を与えた。戦闘後、同じ預言者がアハブに「さあ、奮い立って、此れから為すべき事を弁え、知りなさい。来年の今頃、ベネハダデ2世が貴方を攻めに上ってくるから」と言った。其の頃、ベネハダデ2世の家来が、ベネハダデ2世に「イスラエル王国の神は山の神です。だから彼等は私達よりも強いのです。ですが、私達が平地で彼等と戦うなら、私達の方が屹度彼等より強いでしょう。斯うして下さい。王達を退位させ、彼等の代わりに総督を任命し、失った軍勢と馬を補充して下さい。平地で戦うなら屹度私達の方が彼等より強いでしょう」と進言した。ベネハダデ2世は此れを聞き入れ、其の様にした。
ユダ王国に関する電子書籍 ヤハウェの道を往く者、背く者。