紀元前2,840,965年頃、太陽質量が8〜30且つ2重星であるアルマク(アンドロメダ座γ1星)の熱核融合に用いる水素が枯渇する。諸元は、距離390光年、太陽質量23.7M☉、太陽半径80R☉である。此のページは、恒星が最期に辿る道筋を一段ずつ追える点で、此の年表の中でも際立っている。水素を使い切った中心部はヘリウムとなり、其のヘリウムも燃えて炭素と酸素が生まれる。炭素が多く生じると解放されるエネルギーが非常に大きく、重力収縮に対抗して星は幾分膨張する。更に反応が進み、酸素からマグネシウム、ケイ素を経て鉄に至った所で、燃焼は行き止まりを迎える。鉄の原子核は熱核融合を起こせない為、中心部は冷え、内から支える力を失う。支えを失った星は大量の外層を落下させて急速に潰れ、落ちた物質が中心核にぶつかって超新星爆発が起きる。残された鉄の中心核が更に圧縮され、太陽質量の1.46倍というチャンドラセカール限界を超えると、鉄の原子核は分解され、電子が陽子に吸い込まれて中性子とニュートリノが生じる。ニュートリノは宇宙空間へ飛び去り、後には半径数十km、密度500,000,000t/㎤という中性子星が残る。中性子同士は近付き過ぎると核力という反発力を生じる為、太陽質量の2倍以内であれば重力収縮と釣り合い、安定して存在し得る。そして此の爆発により、生命を構成する重い元素が宇宙へ撒き散らされた。質量が此の範囲を超えると行き先は変わり、紀元前2,461,992年の射手座LBV 1806-20は中性子の核力でも支え切れずブラックホールとなる。実際に観測された爆発としては、紀元前8,905年のSN 185や紀元前5,995年のSN 1006が此の年表に記録されている。此の年代は、紀元前3,300,000年のトゥルカナ湖西岸に於ける石器の使用開始に続くものであり、紀元前2,720,000年のメイサ(オリオン座λ星)の水素枯渇へと続く。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
2,840,965 太陽質量が8〜30且つ2重星であるアルマク(アンドロメダ座γ1星)の熱核融合に用いる水素が枯渇し、中心部がヘリウムとなり、更にヘリウムも熱核融合を行い炭素、酸素と次々に重い元素が生まれる。しかし、炭素の量が多い為に発生するエネルギーが非常に大きく、重力収縮に対抗して幾分膨張し、熱が解放される。更に熱核融合が進み、酸素からマグネシウム、ケイ素を経て鉄が作られる。鉄の原子核は熱核融合を起こせない為、中心部が冷却される。すると重力収縮に対抗する力が無くなり、大量の外層を落下させ急速に中心部に向かって潰れていく。最終的に中心核にぶつかり超新星爆発する。此の爆発により、残った鉄の中心核がさらに圧縮され、太陽質量の1.46倍(チャンドラセカール限界)を超えると、中心核を構成している鉄の原子核が分解され、電子が陽子に吸い込まれ、中性子とニュートリノが出来る。ニュートリノは宇宙空間に飛び出し、中性子は半径数十km、密度500,000,000t/㎤の中性子星となる。中性子同士は近づきすぎると核力と呼ばれる反発力を生じる為、重力収縮と対抗できる様になり、太陽質量の2倍以内であれば中性子星は安定して存在出来る。そして此れにより、生命を構成する重い元素が撒き散らされる。
距離:390光年
太陽質量:23.7M☉
太陽半径:80R☉
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