紀元前2,000,000年頃、ホモ・ハビリスが削器で皮を薄く漉いていた。獣を仕留めて肉を切り取るだけであれば、鋭い縁を持つ石の欠片が有れば足りる。剥いだ皮を裏返し、付着した脂や肉を削ぎ落として厚みを均すという工程は、肉を得るのとは別の目的――皮そのものを使う為の下拵えである。しかも其の為に、切る石器とは形の異なる削器という道具を用意していた。用途に応じて道具を作り分けるという発想が、二百万年前に既に有った事になる。此処に始まる皮革の加工は、紀元前48,000年のネアンデルタール人がリソワールで皮を鞣す段階、紀元前68,000年の針や糸で皮を綴じ合わせる縫製の発明へと連なり、遂には人が寒冷な高緯度へ広がる条件を整える事になる。此の年代は、紀元前2,400,000年のホモ・ハビリスの誕生に続くものであり、紀元前1,800,000年のホモ・エレクトスのアフリカでの誕生、紀元前1,400,000年のホモ・ハビリスの絶滅へと続く。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
2,000,000 ホモ・ハビリスが削器で皮を薄く漉いていた。
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