西暦747年6月15日、アブー・ムスリムが指揮する軍隊が、メルヴ近郊でアッバース家の象徴である黒旗を掲げて蜂起した。メルヴは現在のトルクメニスタンに位置し、当時はホラーサーン地方の中心都市として東方イスラム世界の要を成していた。黒旗を掲げるという行為は、単なる軍事的な合図では無く、アッバース家の下に集うという政治的意思の表明であった。当時のイスラム世界はウマイヤ朝が統べていたが、アラブ人以外の改宗者への処遇を巡る不満が各地に鬱積しており、中央から遠いホラーサーンは其の不満が最も濃く集まる土地でもあった。アブー・ムスリムは此の地の勢力を糾合し、旗印の下に組織化する事に成功した。此の蜂起は数年の内にウマイヤ朝を倒す大きな流れへと発展し、西暦762年にはアッバース朝の首都バグダードが定められる事となる。

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747 6 15 アブー・ムスリムが指揮する軍隊が、メルヴ(現在のトルクメニスタン)近郊でアッバース家の象徴である黒旗を掲げて蜂起する。
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