西暦690年1月23日、第41代天皇持統天皇が双六禁止令を発した。双六は盤上を駒が進む遊戯で、賽の目に左右される事から賭事と結び付き易い性質を持っていた。国家が特定の遊戯を名指しで禁じた事例としては極めて古く、当時の朝廷が民衆の暮らしの細部にまで規範を及ぼそうとしていた事が窺える。持統天皇の治世は律令に基づく統治の枠組みが整えられていく時期であり、戸籍の作成や都城の造営と並んで、風俗の取り締まりもまた国家の秩序を形作る一環と見做されていた。賭博が財産の散逸や争いの種となり、労働の妨げにもなるという認識は、時代や地域を問わず繰り返し禁令を生んできた。此の禁令は、日本におけるそうした系譜の最初期に位置している。

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年月日 出来事
690 1 23 第41代天皇持統天皇が双六禁止令を発する。
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