西暦650年頃、インドの天文学者・数学者ブラフマグプタが、円周率に関し10の平方根という式から1桁の精度を得た。値は3.16227766017であり、真の円周率3.14159…に対して小数第1位までが一致する。円周率の近似は、古来より正多角形を円に内接・外接させて周の長さを比べる幾何学的な手法で求められてきたが、簡潔な数式で代用するという発想は、計算の場面での扱い易さを重んじたものである。実際、平方根の形であれば天文計算の途中に組み込み易く、当時の実務に適っていた。ブラフマグプタは零や負の数の扱いを体系的に論じた事でも知られ、其の著作は後にアラビア語へ訳されてイスラム世界の数学に受け継がれ、更にヨーロッパへと伝わっていく。精度そのものは高くないが、数を式で捉えるという姿勢が示された点に意味の有る記録である。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
650 インドの天文学者・数学者ブラフマグプタが円周率に関し以下の式から1桁の精度を得る。
π= 10
=3.16227766017
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