西暦615年、ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフの勧めにより、100名以上のムスリムがアクスム王国へ保護を求めて亡命し、アクスム王国は其れを受け入れた。アクスム王国は現在のエリトリアに当たり、紅海を挟んでアラビア半島の対岸に位置するキリスト教国であった。メッカでの迫害が強まる中、信徒を国外へ逃がすという判断が下された事になる。異なる信仰を奉じる国が、宗教上の理由で追われた人々を受け入れたという点は、当時の紅海世界における交流の密度と、信仰の違いが直ちに敵対を意味した訳では無かった事を示している。此の亡命は、イスラム共同体にとって最初の集団移住であり、7年後の西暦622年、ムハンマド自身がメッカを離れてヤスリブへ移る事の先例となった。共同体が土地に縛られず、必要とあれば場所を移して存続する道を選び得るという事が、此の時点で既に示されていた。

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≈は「頃」を意味しています。

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615 ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフの勧めで、100名以上のムスリムが、アクスム王国(現在のエリトリア)へ保護を求めて亡命し、アクスム王国は其れを受け入れた。
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