西暦333年頃、アクスム王国がキリスト教を公認した。アクスム王国は紅海を挟んでアラビア半島の対岸、現在のエリトリアからエチオピアにかけての地域に栄えた国であり、紅海の交易路を押さえて繁栄した。ローマ帝国においてコンスタンティヌス1世が自らをキリスト教徒と宣言したのが西暦324年、第1ニカイア公会議が開かれたのが西暦325年であるから、其れから僅か数年の内に、地中海世界の外に在る王国でも同じ信仰が公に認められた事になる。交易路が物資だけでなく信仰の伝播路でもあった事を示す事例である。此の公認は西暦350年の国教化へと進み、以後アクスム王国はアフリカにおけるキリスト教国として長く続いていく。当サイトの年表では、西暦615年にムハンマド・イブン・アブドゥッラーフの勧めで100名以上のムスリムが此のアクスム王国へ亡命し、受け入れられた事が記録されている。信仰を異にする者を庇護した其の判断の背景には、3世紀に渡って積み重ねられた此の国のキリスト教の歴史が有った。

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年月日 出来事
333 アクスム王国がキリスト教を公認する。
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