西暦2023年は、生成AIが爆発的に普及した一方で、AIによる人類絶滅のリスクが世界的議論の主題となった年である。3月29日にキャンベル(アメリカのカリフォルニア州サンタクララ郡)の非営利団体「生命の未来研究所」がAI開発の6ヶ月間の一時停止を求めるオープンレターを公開し、テスラ社共同創業者でスペースX社創業者のイーロン・マスク・アップル社共同創業者スティーブ・ウォズニアック等を含む1,000名以上が署名し翌月迄に33,000名以上へ拡大した。同日エリーザー・ユドコウスキーはタイム誌に「AIの開発を一時停止するだけでは不十分だ。全てを停止させる必要が有る」を寄稿し、違反国データセンターへの空爆も辞さず核戦争のリスクを冒してでもAI開発を止めるべきと主張、4月18日のTED 2023でも6分間講演を行い、9月7日にはタイム誌「AI分野で最も影響力のある100人」に選出され絶滅確率99%を発言した。5月1日には、トロント大学名誉教授でグーグル社副社長兼エンジニアリングフェローのジェフリー・ヒントンが、年齢及びAIが齎すリスクに就いて自由に発言する事を理由にグーグル社を辞任、ニューヨーク・タイムズ紙でAIによる誤情報拡散と人類絶滅のリスクを警告、5月2日のCNNインタビューでは「より賢いものがより愚かなものによって制御される例は殆どありません」と述べ、10月31日にXで「次の30年で人類絶滅を引き起こす確率は10%」と表明、ヤン・ルカン(<1%)との見解の相違を11月24・25日に展開した。5月30日にはCAIS(センター・フォー・AI・セーフティ)が「AIによる人類絶滅のリスクを軽減する事は、パンデミックや核戦争等の他の社会規模のリスクと並んでグローバルな優先事項であるべきだ」とする声明を公表、6月24日にはヨシュア・ベンジオが「95%の確率で人間を超えるAIが5〜20年以内に登場する」と自身のブログで主張、9月には論文「人工知能と破滅的リスク」をジャーナル・オブ・デモクラシー誌に掲載した。生成AIの製品ローンチは年間を通じて連続し、2月7日のマイクロソフト社Bing Chat(GPT-4搭載・DALL-E併用)、2月8日のランウェイ社「Gen-1」、3月14日のアンソロピック社Claude 1.3、3月21日のグーグル社Bard(LaMDA基盤・米英限定)、3月21日のアドビ社Adobe Fireflyベータ版、3月21日のマイクロソフト社Bing Image Creator(DALL-E 2利用)、5月のディープシーク社DeepSeek-V1、8月のインビデオ社Invideo AI、9月25日のゼロイチスタート社AI Writer、9月28日のヴィドノス社Vidnoz AI、11月4日のイーロン・マスク設立xAI社Grok、12月20日のスノ社Suno AI(Microsoft Copilotプラグイン)が立て続けにリリースされた。mRNAワクチン分野では、1月27日にエルランゲン大学病院臨床・分子ウイルス学研究所のマティアス・テンブッシュとパスカル・イルガングが「反復するSARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後の非炎症性スパイク特異的IgG4抗体へのクラススイッチ」を発表、5月15日に東京大学医科学研究所附属病院アレルギー免疫科の山本元久・青地翠己・上原昌晃がIgG4関連疾患症例報告、5月17日にサウスフロリダ大学モルサーニ医学部のウラジーミル・N・ウヴェルスキー等が「反復するワクチン接種によって誘導されるIgG4抗体はSARS-CoV-2スパイクタンパクへの免疫寛容を生む可能性が有る」、8月13日にセンメルワイス大学ゾルタン・プロハシュカ等が「SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後のスパイク特異的IgG4抗体へのクラススイッチは、過去の感染歴に依存する」をMDPIにて公開した。IWJ記者は10月17日と12月19日の厚労大臣定例記者会見で、第27代厚労大臣武見敬三に対しIgG4増加と自己免疫疾患の関係を質問した。モデルナ社はH5/H7鳥インフルエンザmRNA-1018の第1/2相試験を開始し、2月16日に季節性インフルエンザmRNA-1010の第3相中間結果を発表した。ワクチン製造体制整備では、9月21日に塩野義製薬子会社シオノギファーマ摂津工場と明治製菓ファルマが経産省のワクチン生産体制強化バイオ医薬品製造拠点等整備事業2次公募に採択され、11月27日には厚労省専門部会が第一三共バイオテック北本工場のmRNAワクチン承認と明治製菓ファルマ社の新型コロナワクチン製造販売承認を了承、7月31日にはアルカリス社のmRNA原薬製造工場が竣工し本社機能も柏の葉事業所から同地に移転した。4月1日にはシルガード9の公費接種が可能となりキャッチアップ接種に追加された。日本では9月1日に新型インフルエンザ等対策特別措置法改正に基づき内閣官房の新たな庁として「感染症危機管理統括庁」が発足、3月4日には内閣府科学技術・イノベーション推進事務局がSIP第3期「感染症対策の強化」議論でニパウイルス想定パンデミックシナリオ(ダッカ人口3,000万名・世界一の人口密度)資料を公開した。又、11月10日に片山安孝が兵庫県地域産業経済課の中小企業経営改善・成長力強化支援事業の100,000,000円見積を「400,000,000円にせえ」と要求(西暦2,022年度12月補正予算800,000,000円の半分を根拠とした)、11月14日に斎藤元彦が説明を受けた(後年のオリックス優勝パレード資金キックバック問題の伏線)。10月16日から3日間ジュネーヴでヤング・グローバル・リーダーズ・プログラムのサミットが「移行する世界:課題を機会に変える」をテーマに開催され、地政学的緊張・気候変動・経済格差・デジタル革命等が議論された。9月20日にはメリンダ・ゲイツがビル&メリンダ・ゲイツ財団のゴールキーパーズで、UNFPA Supplies最大100,000,000ドル・ユニットエイド100,000,000ドルの長期資金コミットメントを発表、11月にはゲイツ財団がビオンテック社に対し新結核ワクチン候補開発名目で38ヶ月12,000,000ドル資金提供を行った。

以下の暦は全て西暦に変換しています。 日本の旧暦 / 中国の旧暦 / ユダヤ暦 / ヒジュラ暦 / ソビエト連邦暦 / フランス革命暦

≈は「頃」を意味しています。

クラウス・シュワブ発案「ヤング・グローバル・リーダーズ・プログラム」の参加者に関する電子書籍 ディープステートの傀儡を養成する機関である
年月日 出来事
2,023 モデルナ社が、18歳以上の健康な成人を対象に、H5及びH7鳥インフルエンザウイルスに対するワクチンを含む、治験中のパンデミックインフルエンザワクチンmRNA-1018の安全性及び免疫原性に関するデータを生成する第1/2相試験を開始する。
2,023 1 27 以下2名等が、論文「反復するSARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後の非炎症性スパイク特異的IgG4抗体へのクラススイッチ」を発表する。
①エルランゲン大学病院(ドイツのバイエルン州)臨床・分子ウイルス学研究所臨床ウイルス学講座W2教授職マティアス・テンブッシュ
②エルランゲン大学病院臨床・分子ウイルス学研究所に所属するパスカル・イルガング
テンブッシュ等は、西暦2,020年から接種が開始された武漢株スパイクのコロナワクチン(BNT162b2)接種者を縦断的に追跡し、抗スパイクIgGのサブクラス構成が時間とともにどう変化するかを分析した。結果、以下の知見を得た。
①2回目の接種から数ヶ月経つと、抗体構成が非炎症性のIgG4へとシフトし、3回目の接種やブレイクスルー感染で更に増幅された。
②全スパイク特異的IgGに占めるIgG4の割合は、2回目接種直後の0.04%から、3回目接種後には平均19.27%にまで上昇した。
③アストラゼネカ社等のアデノウイルスベクターワクチンでは、此のIgG4誘導は観察されなかった。mRNA特有の現象である。
④ADCP(抗体依存性細胞貪食)や補体活性化といったFcγR依存的なエフェクター機能が低下し、抗体の攻撃機能が低下した。
⑤人間の第14染色体長腕に位置する免疫グロブリン重鎖遺伝子の配列上、IgG3(強い炎症性)→IgG1(炎症性)→IgG2(中間)→IgG4(抑制性・寛容型)の順で並んでおり、繰り返し接種が不可逆的な連続的なクラススイッチを促していると推測される。
2,023 2 7 マイクロソフト社が、検索エンジン型チャットボット「Bing Chat」をローンチする。当初は、検索エンジンであるBingと、GPT-3.5よりも高度なオープンAI社のLLMを統合したものを採用する予定であるとしていたが、実際は最初からGPT-4を搭載し、テキストから画像を生成する深層学習モデル「DALL-E」と併せて動作した。
2,023 2 8 ランウェイ社が、既存の動画に加工を施し新たな動画を生成できるAI「Gen-1」をローンチする。
2,023 2 16 モデルナ社が、成人を対象としたmRNAベースの季節性インフルエンザワクチン候補である、WHOが推奨する以下4つのインフルエンザ株のヘマグルチニンタンパク質をコードするmRNA-1010の第3相安全性及び免疫原性試験の中間結果を発表する。
①インフルエンザ A/H1N1
②インフルエンザ A/H3N2
③インフルエンザ B/山形系統
④インフルエンザ B/ビクトリア系統
モデルナ社社長スティーブン・ホーグは「本日の結果は、インフルエンザによって引き起こされる大きな疾病負担に対処する為の mRNAベースのインフルエンザワクチンの開発に於ける重要な一歩です」と、手応えを述べた。
2,023 3 4 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局が、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第3期「感染症対策の強化」の議論に於いて、ワクチン開発や危機管理の議論を促進する事を意図し、ニパウイルスを想定したパンデミックシナリオの資料を公開する。以下の主旨の内容であった。
①背景
ダッカの人口は西暦2,0XX年には30,000,000名に達しようとしていた。人口密度は世界の都市の中で最も高い。しかも、ダッカのスラム街の住人の多くは1ドル/日以下で生活している。病気になっても医療機関に掛かる事が出来ず、自然回復を待つしかない状況で、ウイルスにとっては好都合であった。
②タイムライン
❶西暦2,0XX年11月1日(日)
バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生が、日本に帰国する。
❷西暦2,0XX年11月14日(土)
バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生が、39度の高熱を発症する。近医を受診した所、頭痛・嘔吐が有ったが、下痢症状も無く、疲れから風邪が悪化したと診断された。
❸西暦2,0XX年11月17日(火)
バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生の症状が急変する。高熱で意識も朦朧としていた為、母親に付き添われて大学附属病院を受診した。初診であり、紹介状が無かった事から、総合診療部外来では、2時間待たされ、其の間に嘔吐した。鼻水・咳が有り、インフルエンザの様な症状を示した。そして、原因不明の高熱として、精査加療目的で個室に入院となった。咳が酷くなり、主治医からは吸入の指示が出た。
❹西暦2,0XX年11月18日(水)
バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生の意識が混濁する。髄液検査・脳MRI検査の結果、脳炎の診断を受けた。そして、同日中にICUに移り、人工呼吸を開始した。
❺西暦2,0XX年11月20日(金)
(ソーシャルメディアでの書き込み)高熱が暫く続いた後、精神失調を来して死んでいく恐ろしい伝染病がダッカのスラム街で流行している。既に数千名以上を死に至らしめている。
❻西暦2,0XX年11月21日(土)
(ソーシャルメディアでの書き込み)人々は、効果が有ると考えられる、有りと凡ゆる薬剤のストックを現在空にしつつあり、パニック状態だ。
❼西暦2,0XX年11月22日(日)
(ソーシャルメディアでの書き込み)世界一の人口過密地帯が1週間でゴーストタウンと化してしまった。丸でSF映画でも見ている様だ。
❽西暦2,0XX年11月23日(月)
(ソーシャルメディアでの書き込み)死者が出ているのは此のスラム街だけでは無い。他のスラム街でも多数の死者が出ているらしい。ゴーストタウン化したのは此処だけじゃ無いんだ。
❾西暦2,0XX年11月25日(水)
WHOは、此処迄のネット上の情報を捉え、GHSA(世界健康安全保障アジェンダ)に加盟し、ウイルスゲノムの解析技術を持っていたバングラデシュ伝染病研究所に「ダッカのスラム街で謎の伝染病が流行しているかも知れない。24時間以内に真偽の程を伝えて欲しい」と連絡した。そして、バングラデシュ伝染病研究所の主任研究員は、以下の調査結果を報告した。
インフルエンザの様に悪寒・頭痛・眩暈から始まり、1時間もしない内に高熱で発症する。3日程度で熱が下がり始める場合は完治するが、4日目以降も高熱が続く場合、意識が混濁していった。最初は「虫が居る」等の高熱による幻覚症状を示すが、1日もすると、深い昏睡に陥っていく。段々息が乱れ、唇や指先が紫になった者は皆息を引き取った。生死の境を彷徨いながら生還した場合でも麻痺は残り、認知機能の低下・鬱症状・倦怠感が残り、仕事に復帰出来た者は殆ど居ない。脳炎型とは別に肺炎型も有る。鼻水・咽頭痛・咳・発熱等の上気道炎症状で発症し、軈て息苦しさ等の呼吸器症状が発現する場合も有り、同じウイルス感染でも人によって症状と臨床経過は様々であった。残された家族は、後遺症を持った患者を置き去りにして姿を消すケースも多い。患者を看病していなくとも、同じ部屋で短時間共に過ごしただけでも感染しているケースが有りそうである。此れは、接触感染というよりは、インフルエンザやCOVID-19の様な飛沫やエアロゾール感染の可能性を示唆する。或るスラム街で患者が発生すると、皆感染を恐れ、瞬く間に別のスラム街に移住する。しかし、住人の話を統合すると、其の様な人達が潜伏期間に移動して、寧ろ感染を広げている可能性も有る。
➓西暦2,0XX年11月27日(金)
2週間前にバングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生が、原因不明の脳炎により死去する。遺族の意向により、病理解剖は為されなかった。此の場合、脳炎の原因となったウイルスは特定出来ない。
⓫西暦2,0XX年11月27日(金)
モデルナ社が、FG領域の遺伝子を新型に入れ替え、新型ニパウイルスワクチンのデザインを完了する。直ちに大量生産体制に移った。
⓬西暦2,0XX年12月1日(火)頃
2週間前にバングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生と接触した、病棟看護師の7名中3名・主治医・家族・電車で同じ車両に居た人間がニパ脳炎を発症する。
⓭西暦2,0XX年12月7日(月)
WHOが、バングラデシュのニパ脳炎アウトブレイクに関する記者会見を行う。要点は以下であった。
西暦2,0XX年11月26日に、バングラデシュ当局は、WHOに対し、ダッカを中心にニパウイルスのアウトブレイクが発生し感染が拡大しつつある旨を連絡した。バングラデシュ当局は、CDCと共同で、現場に感染症疫学の専門家チームを派遣した。調査の結果、ニパウイルスのアウトブレイクを確認し、パンデミックに進展する可能性が高いと判断し、公衆衛生上の緊急事態宣言を行い、国際保健規則に則り、各国に現状報告を求めた。
⓮西暦2,0XX年12月7日(月)
19時、内閣感染症危機管理監が記者会見を行い、同日のWHOによるバングラデシュのニパ脳炎アウトブレイクに関する記者会見を公表した。今後日本でも患者が発生する可能性が有り、サーベイランス強化と、空港等での検疫の強化を既に開始した事、症状の有る患者から採取した咽頭拭い液中にニパウイルスの遺伝子を検出すれば、ニパ感染症の診断が確定する旨を発表し、現在38度以上の発熱が有り、発熱前3週間以内にバングラデシュへの渡航歴が有る場合はコールセンターに連絡して欲しいと呼び掛けた。
⓯西暦2,0XX年12月8日(火)
昼頃、バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生の母親が、主治医に対し「昨晩くらいから40度近い高熱が有ります。滅多に高熱を出さないので、息子から感染したのではないでしょうか?昨日のニュースで内閣感染症危機管理監の記者会見を見ましたが、息子はバングラデシュから帰国して発熱しているので、例の感染症だったのではないかと心配になりました」という主旨の発言をした。主治医は、国立感染症研究所の知人に電話をし、母親の検査を依頼した。其の数時間後、検査の結果、咽頭拭い液からニパウイルスの遺伝子を検知した。此れを受けて国立感染症研究所は、バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生の死因はニパ脳炎である可能性が高いとし、厚労省に報告した。
⓰西暦2,0XX年12月8日(火)
22時、内閣感染症危機管理監が記者会見を行い、此の日日本国内でもニパ感染症患者が発生していた事を確認したと発表する。バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生の母親が、此の日高熱を発症し、現在病院の陰圧個室で治療を受け始め、容態は安定している、とした。又、サーベイランスで、日本国内の脳炎や新型ニパはまだ増えていない、とした。新型ニパは2類感染症に引き上げられ、全例保健所に届け出る事となった。PCR検査は、COVID-19の時と同様に、まず保健所で実施し、早期に民間検査機関・病院検査室に移譲する事となった。又、内閣感染症危機管理監より、感染症法の規定により、新型ニパ感染患者の発生状況や病状等が首相官邸に伝えられた。
⓱西暦2,0XX年12月9日(水)
此の日から、メディアやネット等の話題は専ら新型ニパとなった。ワイドショーにも、自称専門家が多数出演し、国民の不安を煽る発言が繰り返された。
⓲西暦2,0XX年12月9日(水)
朝から、都内の大学病院と新宿の国立病院では、自己退院・転院希望者が続出した。外来患者も激減し、メディアが押し寄せ、電話による問い合わせが殺到した。
⓳西暦2,0XX年12月9日(水)
昼、バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生が入院した大学病院が、記者会見を行う。主治医は、バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生に関し、以下の主旨の発言をした。
「最初の患者は始め自宅付近の内科開業医に掛かりました。3日後、熱が下がらず意識が朦朧として来た為、当院を受診しました。当日朝、駅までタクシーで行き、其の後8時台のラッシュ時に電車に乗って当院へ向かいました。1階の総合診療部の外来待合で9時から10時半頃迄待っています。10時半頃に嘔吐しました。直ちに吐物は処理されましたが、処理に当たった看護師を含め、母親・電車内で少なくとも5名・外来待合で8名・病室で3名・医療スタッフ7名の計24名に感染させた可能性が有ります。昨日国立感染症研究所に検査を依頼し、母親を含む24名中8名がニパ感染症に罹患した事が確認されました。此の24名は西暦2,0XX年11月29日〜12月3日の間で発熱しています。電車内の5名は、当院に入院していた為、通勤経路・乗車した時間帯・車両数等を聞く事により、インデックス・ケースとのリンクを把握出来ました。此れ等の患者は具合が悪そうで、咳を頻りにしている人が同じ車両内に居た事を記憶しています」
此処で記者が、他の16名はニパに感染したのでは無いという事なのかと問うと、主治医は、ニパに感染した可能性に含みを持たせ「私も、バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生を診療していて、西暦2,0XX年11月29日〜31日迄発熱しましたが、西暦2,0XX年12月1日から解熱した為、翌2日から出勤しています。検査をしたのは昨日で、陰性でした。発熱時に検査をしたら陽性だったでしょう。他の陰性だった15名にも私と同じ事が当て嵌まります。最大24名に感染させた可能性が有る事に就いては、インフルエンザでは1名が平均2名に、COVID-19では初期は2〜3名、デルタ株では5名、オミクロン株ではもっと多かったが24名には届かない。此れを踏まえると、新型ニパはオミクロン株よりも感染力は強いと見るべきでしょう。麻疹や天然痘も同じ位の感染力だったと記憶しています。正に、SARSの時のスーパースプレッダーを連想させます。確か40名位感染させた人も居た様な気がします。今回も、バングラデシュ観光ツアーに参加した東京の大学生が電車に乗った時間が朝のラッシュ時でしたから、もっと多くの人に感染させた可能性も有ります。医療機関を受診していない人・此れから発症する人・自宅付近の病院に入院しているケースも有るかも知れません。今後は大変な事になるかも知れません。私は助かったから良いものの、新型ニパに感染し、他院に入院中の同僚医師は、昨晩から昏睡状態に陥っています。病床は立ち所に満床となり、医療スタッフも次々と感染して、あっという間に機能停止となるでしょう。COVID-19よりも早く医療崩壊を引き起こします。又致死率も高いので。其れ以上先は想像したくありません」という主旨の発言をした。此の会見が報道された後、都内では、仕事を早く切り上げ、食糧を買いに走る人が続出し、一部の人は、電車を使わず、徒歩やタクシーで帰宅した。そして、水・インスタント食品・電池・マスク等が店頭から消えた。
⓴西暦2,0XX年12月10日(木)
朝、内閣感染症危機管理庁の指揮下に「ニパ感染症政府現地対策本部」が設置される。首相の下で、一元的に感染症対策を行う事となった。以下の人間も首相官邸に入っていた。
Ⅰ.厚労省新型感染症対策部スタッフ
Ⅱ.国立感染症研究所
Ⅲ.国立国際医療センター(東京都新宿区戸山)
Ⅳ.専門家委員
地域の拠点病院に、必要な医療提供体制を確保する様求め、広域での医療人材の派遣、保健所やPCR検査の体制確保も指示した。
そして午後、新型インフルエンザの際には協力を依頼すべく予め指定していた以下の機関長に対し、事業の継続を要請した。
①日本銀行
②赤十字
③NHK
④国公立病院
⑤大学附属病院
⑥医薬品・医療機器メーカー
⑦電気
⑧ガス
⑨水道
⑩通信
⑪輸送
又検疫に就いては、日本国内では既に感染者が発生している為、通常レベルに戻した。更に、日本国内の製薬メーカーに補助金を提供し、ワクチン開発を指示した。マスク等の個人防護や点滴等の薬剤、人工呼吸器等の製造も怠り無き様直接依頼した。軈て、世界の大半の国で新型ニパの患者が報告され、其の多くはバングラデシュの渡航歴は無かった。詰まり、此の時点で市中感染が広がっていた。各国は、渡航制限を直ちに実施し、ロックダウンに踏み切る等の臨戦態勢を採った。
③原因ウイルス
西暦1,998年にマレーシアでアウトブレイクしたニパウイルスのゲノムと80%同じだが、20%異なる。又、過去にバングラデシュで発生したクラスターのものとも85%同じだが、15%異なった。其処で、此の新種のウイルスをニパウイルスB2、此れによって引き起こされる疾病を新型ニパウイルス感染症と呼ぶ事とする。全ゲノムの解析情報とPCR検査方法は、西暦2,0XX年11月30日に公開済である。危険なウイルスである為、培養に関しては最も厳しい基準であるBSL-4の施設内で扱われるべきである。
④診断
PCR検査。発症前は偽陰性が3割、発症後は2割。無症状者の偽陰性率は不明である。
⑤症状
発熱・咳・倦怠感等の風邪症状が発現し、多くは軽快する。しかし、7日程度で低酸素血症を伴うウイルス性肺炎の病像を呈する。頭痛・嘔吐・痙攣・意識障害等の脳炎の合併症状も肺炎患者の2割に見られた。呼吸器症状を示さずに脳炎を発症する場合も有る。
⑥重症度
PCR検査陽性者の凡そ5割が無症状、3割が軽い風邪程度の軽症、2割が入院を要する重症である。又、重症者の死亡率は凡そ9割で、PCR陽性者の内致死率は18%である。バングラデシュは十分な医療を提供出来ていない為、医療が整った国で発生した場合は更に死亡率を下げ得る事も予想される。
⑦経過
発症から死亡迄の期間が中央値で14日である。退院出来る場合でも14〜21日は必要である。
⑧再燃
最初風邪程度の軽症で落ち着いた後、1ヶ月程度で脳炎を発症したケースが散見された。又、一度軽快した脳炎が1ヶ月経って再発したケースも見られた。其の頻度は不明。
⑨感染力
人から人に感染する。1人が平均5人に感染させる。詰まり基本再生産数は5である。しかし、他者に感染させるのは2割である。他者に感染させる患者は、1人で10人以上に感染させるスーパースプレッダーである事が多い。どの患者がスーパースプレッダーになるのかは分からない。
⑩感染経路
飛沫+エアロゾール感染が中心だが、一部吐物・下痢等の接触感染も有る。同じアパート内で接触の無い住民が同時に発症した事例も有った事から、エアロゾール感染の可能性も有ると判断した。
⑪潜伏期間
10〜14日を中心とする、4〜21日。
⑫感染性期間
発症する3日前より感染力を有し、症状が有る間は感染し得る。回復後も咽頭拭い液にウイルスが残存しているケースが有る。但し、感染性が有るかは不明である。無症候性者からの感染も有り得るが、其の頻度は不明である。接種歴調査で、誰から感染したか判らないケースが半分有り、無症状者からの感染或いはエアロゾール感染の事例も多数含まれている可能性が考えられる。接触歴調査で濃厚接触者を同定して検疫しても、封じ込める事は先ず出来ない。
⑬発症・重症化リスク
何れも不明である。年齢に関係無く、子供から高齢者まで罹患し得る。妊婦は重症化し易い傾向にある。肥満・糖尿病等の基礎疾患が有ると重症化し易いが、健康な人でも重症化し得る。バングラデシュでは子供の死亡も発生しており、母親達がパニックになっている。
2,023 3 14 アンソロピック社が、AIチャットボット「Claude」をローンチする。LLMは同社が開発したClaude 1.3が用いられた。
2,023 3 21 グーグル社が、同社が開発したLLM「LaMDA」を基盤としたAIチャットボット「Bard」をローンチする。当初は以下2ヶ国に限定しサービスを開始し、英語のみ対応していた。
①アメリカ
②イギリス
2,023 3 21 此の日から3日間、アドビサミット2023がラスベガスにて開催される。初日であった此の日、テキストから画像を生成するAI「Adobe Firefly」のベータ版がローンチされた。以下のアドビ社の製品に直接統合された。
①Adobe Creative Cloud
②Adobe Document Cloud
③Adobe Experience Cloud
④Adobe Express
2,023 3 21 マイクロソフト社が、Bingと同社ブラウザのEdgeへのDALL-E 2を利用した画像生成AI「Bing Image Creator」の導入を発表する。画像を生成すると、付与されたブーストを消費するシステムになっており、ブーストが0になってもプロンプトの実行は可能であるが、時間が掛かる仕様となっている。
2,023 3 29 キャンベル(アメリカのカリフォルニア州のサンタクララ郡)に所在する非営利団体の生命の未来研究所が、AI開発の6ヶ月間の一時停止を求めるオープンレターを公開する。以下の人間を始めとする1,000名以上が署名し、其の後翌月迄に33,000名以上に膨れ上がった。
①テスラ社共同創業者でスペースX社創業者のイーロン・マスク
②アップル社共同創業者スティーブ・ウォズニアック
③モントリオール大学計算機科学・オペレーションズリサーチ学科教授でミラ・ケベックAI研究所(モントリオール(カナダのケベック州))共同創設者ヨシュア・ベンジオ
④約1,000名のAI研究者
オープンAI社のGPT-4リリース直後、其の言語生成・推論・画像作成の能力が人間を超える兆候であるとされ、AIの急速な進化が制御不能なリスク(誤情報拡散・雇用喪失・存在論的脅威等)を生むとの懸念が高まった事が背景として有った。全文は以下の通り。
人間の競争力を持つ知能を備えたAIシステムは、社会と人類に深刻なリスクを齎す可能性が有り、此れは広範な研究によって示されており、トップのAIラボでも認められています。アシロマAI23原則で広く支持されている様に、先進AIは地球上の生命の歴史に於ける深刻な変化を表す可能性が有り、其れ相応の注意と資源で計画し、管理すべきです。残念ながら、此のレベルの計画と管理は行われておらず、最近数ヶ月でAIラボが制御不能なレースに突入し、益々強力なデジタルマインドを開発・展開しており、其れ等は創造者でさえ理解・予測・信頼性を持って制御出来ません。現代のAIシステムは今、一般タスクで人間の競争力を持つ様になっており、私達は自問すべきです。機械が私達の情報チャネルをプロパガンダと虚偽で氾濫させるのを許すべきか?全ての仕事、満足度の高いものも含めて自動化してしまっていいのか?最終的に私達を上回り、出し抜き、陳腐化し、置き換える可能性の有る非人間のマインドを開発すべきか?私達の文明の制御喪失をリスクに晒すべきか?此の様な決定は、非選挙で選ばれたテックリーダーに委ねるべきではありません。強力なAIシステムは、私達が其の効果が肯定的で、リスクが管理可能であると確信出来る場合にのみ開発されるべきです。此の確信はよく正当化され、システムの潜在的効果の大きさに比例して高まるべきです。OpenAIの最近の人工汎用知能に関する声明では「或る時点で、将来のシステムの訓練を開始する前に独立したレビューを得る事が重要になるかも知れないし、最先端の取り組みでは新しいモデルの作成に使用する計算量の成長率を制限する事に合意すべきだ」と述べています。私達は此れに同意します。其の時点は今です。従って、私達は全てのAIラボに対し、GPT-4より強力なAIシステムの訓練を、少なくとも6ヶ月間即時一時停止する様呼びかけます。此の一時停止は公的で検証可能であり、全ての主要な関係者を対象とするべきです。此の様な一時停止を迅速に実施出来ない場合、政府は介入してモラトリアムを導入すべきです。AIラボと独立した専門家は、此の一時停止を利用して、先進AIの設計と開発の為の共有安全プロトコルを共同で開発・実施すべきです。此れ等のプロトコルは、独立した外部専門家による厳格な監査と監督を受け、安全性が合理的な疑いを超えて確保されるべきです。此れはAI開発全般の一時停止を意味するものでは無く、出現能力を持つ益々巨大で予測不能なブラックボックスモデルへの危険なレースから一歩引く事を意味します。AI研究と開発は、今日の強力で最先端のシステムをより正確・安全・解釈可能・透明・頑健で、アライメントされ、信頼出来、忠実なものにする方向に再焦点化されるべきです。並行して、AI開発者は政策立案者と協力して、強固なAIガバナンスシステムの開発を劇的に加速させる必要が有ります。此れ等は少なくとも以下を含むべきです。
①AI専用の新しく有能な規制当局
②高度に有能なAIシステムと大規模な計算能力プールの監督と追跡
③本物と合成物の区別を助け、モデル漏洩を追跡する為の出所証明と透かしシステム
④強固な監査と認証エコシステム
⑤AIによる害に対する責任
⑥技術的AI安全研究の為の強固な公的資金
⑦AIが引き起こす劇的な経済的・政治的混乱(特に民主主義への影響)に対処する為の十分な資源を持つ機関
人類はAIと共に繁栄した未来を楽しむ事が出来ます。強力なAIシステムの作成に成功した今、私達は其の報酬を享受し、此れ等のシステムを全ての人々の明確な利益の為に設計し、社会に適応する機会を与える「AIの夏」を楽しむ事が出来ます。社会は潜在的に壊滅的な影響を及ぼす可能性の有る他の技術に対して一時停止を掛けました。此処でもそう出来ます。準備不足の儘秋に急ぎ込むのでは無く、長くAIの夏を楽しむ様にしましょう。
2,023 3 29 エリーザー・ユドコウスキーが、タイム誌に「AIの開発を一時停止するだけでは不十分だ。全てを停止させる必要が有る」を寄稿する。ユドコウスキーは、生命の未来研究所のAI開発の6ヶ月間の一時停止を求めるオープンレターに関し、此れでは不十分であるとして署名を拒否し、全世界でのAI開発の無期限停止を要求した。違反する国のデータセンターへの空爆も辞さず、核戦争のリスクを冒してでもAI開発を止めるべきだと主張した。
2,023 3 30 フォックス・ニュースの記者ピーター・ドゥーシーが、前日のタイム誌に寄稿されたエリーザー・ユドコウスキーの記事を引用し、ホワイトハウス報道官カリーヌ・ジャン・ピエールに対し「超人的AIを構築した場合の最も可能性の高い結果は、文字通り地球上の全員が死ぬ事だ、と有りますが、其れは良くない話だと思いませんか?」と質問する。ピエールは「貴方の話し方はなかなかのものね、ピーター。包括的なプロセスが進行中です。西暦2,022年10月にAI権利章典の青写真を公表しました。書簡は拝見しており、懸念は理解しています」という主旨の回答をした。ドゥーシーは続けて「第46代アメリカ大統領ジョー・バイデンは、人工知能が自我を持つ様になる事を心配していますか?」という主旨の質問をした。ドゥーシーは「包括的なプロセスが有ります。非常に真剣に受け止めています。結果がどうなるかに就いて先走りたくありません」と具体的な回答を避けた。
2,023 4 1 シルガード9の公費での接種が可能となり、キャッチアップ接種に追加される。
2,023 4 18 エリーザー・ユドコウスキーが、バンクーバーにて開催の「TED 2023」に急遽登壇する。僅か4日前に招待され、先約やスケジュールの行き違いの所為で、話す内容を考えたのは前日であった。超知能AIが人類を滅ぼす可能性に就いて、スライド無しでスマホから原稿を読む形で6分間の講演を行なった。6ヶ月のモラトリアムでは到底足りないと強調し、真に危険なAIシステムが登場した場合、人類はやり直しが出来ないと警告した。又、AIとの対立をチェスAIのStockfishに挑む人間のチェスプレイヤーに例え「貴方がStockfishとのチェスの対局でどう負けるかを正確に予測出来ないのと同じ理由だ。もしStockfishが何処に駒を動かすか予測出来るなら、自分も其れ程のチェスの実力が有るという事になる」と発言した。
2,023 4 27 マサチューセッツ工科大学が所有するメディア企業テクノロジー・レビュー社が刊行する科学技術誌MITテクノロジーレビューのAIシニアエディターであるウィル・ダグラス・ヘブンが、ロンドンに所在する、トロント大学名誉教授でグーグル社副社長兼エンジニアリングフェローのジェフリー・ヒントンの自宅を訪ねる。ヒントンは、西暦2,023年3月14日にリリースされたGPT-4の様な新しいLLM(大規模言語モデル)の能力に驚愕し、自身の推進した技術が齎すかも知れない深刻なリスクに就いて、公衆の意識を高めたいと考えていた。ヒントンは長年慢性的な腰痛に悩まされている為、座らずに部屋の端から端へ歩きつつ、キッチンテーブルに座っているヘブンに向かって語り始めた。ヒントンは「LLMは、膨大な数の接続を持つ巨大なニューラルネットワークから作られています。しかし、人間の脳に比べれば其れは小さい。私達の脳には、100,000,000,000,000もの接続が有ります。LLMは最大で500,000,000,000〜1,000,000,000,000です。其れでもGPT-4は、人間1人が生涯で蓄積出来る事実・知識・言語パターンの量を、数百倍の規模でカバーしている。なので、GPT-4は私達よりも遥かに優れた学習アルゴリズムを持っているのかも知れません。人間の脳に比べて、ニューラルネットワークは学習が下手だと広く信じられています。しかし、其れ等を訓練するには膨大なデータとエネルギーが必要です。一方、人間の脳は新しいアイデアやスキルを素早く学び、ニューラルネットワークの何分の一のエネルギーで済みます。しかし、LLMを1つ取って新しい事を訓練すると、其の議論の土台が崩れます。LLMは、フューショット学習によって、少ないデータで効率的に学習し、新しいタスクを即座にマスターする能力を持ちます。そうすると、学習速度に於いて、人間の優位性は消えます」という主旨の発言をした。又、ハルシネーションに関しヒントンは、人間の記憶違い等と同じで、人間と同じ振る舞いをしているだけだと主張した。
2,023 5 ディープシーク社が、LLM「DeepSeek-V1」をリリースする。
2,023 5 15 以下3名が、論文「COVID-19mRNAワクチン接種後に発症したIgG4関連疾患:症例報告」を発表する。
①東京大学医科学研究所附属病院(東京都港区白金台)アレルギー免疫科特任准教授・診療科長山本元久
②東京大学医科学研究所附属病院アレルギー免疫科研究員青地翠己
③東京大学医科学研究所附属病院アレルギー免疫科スタッフ上原昌晃
此の論文の内容としては、リウマチ性疾患の既往の無い、ファイザー製mRNAワクチン(BNT162b2)を2回接種した78歳の日本人女性の症例報告であった。此の女性は、西暦2,022年1月に1回目、翌月に2回目の接種を行い、其の2週間後に両側顎下腺の腫脹を自覚した。其の後腫れが徐々に増大し、耳鼻咽喉科を受診した。其の後の血液検査で、血清IgG4高値が確認された。そして、東京大学医科学研究所附属病院を受診した。診断の結果、血液検査で高IgG4血症、¹⁸F-フルオロデオキシグルコースPET-CT検査で腫大した膵臓に強い¹⁸F-フルオロデオキシグルコース集積が認められ、IgG4関連疾患の世界共通基準であるACR/EULAR分類基準に従い、IgG4関連疾患と診断された。そして、プレドニゾロン30mg/日のステロイド治療を開始し、臓器腫大が改善した。
2,023 5 17 以下4名が、論文「反復するワクチン接種によって誘導されるIgG4抗体はSARS-CoV-2スパイクタンパクへの免疫寛容を生む可能性が有る」を発表する。
①サウスフロリダ大学(アメリカのフロリダ州タンパ)モルサーニ医学部分子医学科正教授ウラジーミル・N・ウヴェルスキー
②キング・アブドゥルアズィーズ大学(サウジアラビアのマッカ州ジッダ)正教授エルラシュディ・M・レッドワン
③西暦2,019年2月に医師免許を失っていたにも拘らず、アルバータ州医療サービスクロス癌センター(カナダのアルバータ州エドモントン)で診療を続けていたウィリアム・マキス
④グアダラハラ大学(メキシコのハリスコ州)アウトラン地域予備校生物学実験室所属アルベルト・ルビオ・カシージャス
此の論文は、mRNAワクチンの反復接種で増えるIgG4は、原因となる物質を体内に少量から投与し、体を慣らすアレルゲン免疫療法の様な保護的な免疫寛容では無く、ウイルスに対する有害な免疫寛容として働き、SARS-CoV-2の自由な複製を許してしまう可能性が有る、という言説を中心に展開された。又、IgG4へのクラススイッチを起こす3つの要因として以下が挙げられた。
①過剰な抗原濃度
モデルナ(100μg)は、ファイザー(30μg)よりも長期的なIgG4応答を誘導する。
②mRNAワクチンとアストラゼネカ社のアデノウイルスベクターワクチンを比較すると、前者の方が遥かにIgG4誘導が大きい。
更に、IgG4誘導が問題視された他のワクチン事例も引用された。
①HIVワクチン
7回接種したVAX003(抗原であるgp120を使ったサブユニット単独)はIgG4を誘導して効果が略無かった一方、4回接種のRV144(ベクターで先ず体内で抗原を作らせて後からサブユニットで増強)はIgG1/IgG3優位で31.2%の防御効果を示した。
②マラリアワクチン
抗原であるEBA-175に対するIgG4が2倍になると、マラリア感染リスクが約3倍に上昇した。
③百日咳ワクチン
無細胞型(aP)ワクチンはIgG4を誘導し、全菌体型(wP)より防御が弱い。
結論として、反復接種で誘導されるIgG4は感染防御に役立つどころか寧ろ妨げる可能性があり、特に高齢者・免疫弱者・基礎疾患の有る人に対する追加接種は慎重を期すべきである、として締め括られた。
2,023 5 1 ジェフリー・ヒントンが、年齢及びAIが齎すリスクに就いて自由に発言する事を理由に、グーグル社の副社長及びエンジニアリングフェローの職を辞す事を発表する。
2,023 5 1 ジェフリー・ヒントンが、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューにて、以下の主旨の発言を行う。
①生成AIは、既に誤情報のツールとして機能している。例えば、ChatGPTの様なツールが偽のニュースや事実誤認を急速に作成・拡散し、社会的な混乱を引き起こす可能性が有る。
②AIの人間を超える知能の獲得は、人類絶滅のリスクを齎す。人間によるAIの兵器化や、AIが制御不能となり、偽情報を大量生産して社会を混乱させる事等が挙げられる。私自身研究の一部を後悔しており、私がやらなければ、誰かがやるだろうという言い訳で自分を慰めている。
2,023 5 2 ジェフリー・ヒントンが、ジャーナリストのジェイク・タッパーとのCNNのインタビューにて「より賢いものがより愚かなものによって制御される例は殆どありません」と述べる。
2,023 5 3 ジェフリー・ヒントンが、MITテクノロジーレビューの主催するカンファレンス「EmTech Digital 2023」にてビデオ出演する。ヒントンは「AI開発を止めるのは、存在論的リスクを真剣に受け止めるなら、かなり賢明かも知れません。しかし、其れが起こると思うのは完全にナイーブです。此れを止める解決策を私は知りません。此れ等の開発を止める積もりは無いと思います。何故なら、其れ等は余りにも有用だからです。西暦2,023年3月29日のオープンレターは馬鹿げています。私が発見したディープラーニングへの最大の貢献であるバックプロパゲーションアルゴリズムの最初の成功は言語モデルで、小さなもので、6つのコンポーネントしかない埋め込みベクトルを持ち、訓練セットは112ケースだけでしたが、シンボルの文字列の次の項を予測しようとしていました。人類が知能の進化に於ける単なる通過段階に過ぎない可能性は十分に考えられます。私は、家中の全ての部屋を2年以内に白くしたいと伝えました。現在、白・青・黄の部屋が在ります。黄色のペンキは1年以内に白に褪せます。だから、何をすべきですか?と問いました。するとGPT-4は『青い部屋を黄色に塗り直すべきです』と言いました。其れは、AIにさせるのが非常に難しかった、印象的な常識的推論です。GPT-4は『褪せる』の意味を理解し、時間次元を理解しています。現在のモデルは、IQ80や90で推論しているかも知れないが、IQ210になったらどうなるでしょうか?GPT-4の様な大規模言語モデルは、私達が書いた全ての小説と政治思想家ニッコロ・マキャヴェッリが人間を操る方法に就いて書いた全てを読んで、私達から学んだでしょう。結果、私達を操るのが非常に上手になり、私達は何が起きているかに気付かないでしょう。人間を操れるのなら、自分が其処に行かずにワシントンD.C.の建物に侵入出来ます。賢い者は、私達を出し抜けます。私達が望むのは、彼等が私達より賢くなっても、私達に有益な事をする様にする方法です。此れは、アライメント問題と呼ばれます。其れを推進出来るシンプルな解決策が有れば良いですが、残念ながらありません。AIの周りにガードレールを設置し、他の安全対策を講じるのは有望に聞こえるが、人間より遥かに賢くなったAIシステム対して本当に効果が有るでしょうか?2歳の子供が『パパが嫌な事をするから、パパの行動にルールを作っちゃおう』と言うのを想像してみて下さい。貴方は其のルールで生きながら回避して、欲しいものを手に入れる方法を考え付くでしょう。人間は進化の過程で、体を壊さない様にする、痛み等の本能が深く組み込まれていて、簡単にはオフに出来ないのです。でも、AIの様なデジタル知能は、私達が作ったものだから、そんな本能が無いのです。人間の価値観を目標として入れてやれば、上手くいくかも知れません。但私の最大の心配は、誰かがAIにサブゴールを作る能力を埋め込んだら、AIは直ぐに『もっと権力を握るのが最適なサブゴールだ』と気付いて暴走する可能性が有るのです。其れが起きたら私達は困ります。ですので、人々が集まって其れを真剣に考え、解決策が有るかどうかを考える事が非常に重要です。私の唯一の希望は、もしAIが私達を脅かすものになったら、核兵器の時の様に、アメリカと中国が合意出来るかも知れないという事です。核兵器は誰にとっても悪夢だったからです」という主旨の発言をした。
2,023 5 9 以下2名が対談を行う。
①ジェフリー・ヒントン
②PBS特派員でPBSニュースアワーのアンカーのハリ・スリニヴァサン
ヒントンは、以下を主張した。
①AIの脅威は、気候変動よりも緊急性が高いと感じ、自由に発言してリスクへの意識を高める為にグーグル社を退職した。
②50年間脳に似せたAIを想定していたが、最近デジタルAIが脳より優れた学習方法(効率的な情報処理・高速通信)を持ち、既に優位だと気付き、考えが変わった。
③人間の脳は100,000,000,000,000もの接続強度を持っている。LLMは約1,000,000,000,000しか無い。にも拘らずLLMは、人間の数千倍の基本的な常識的な知識を持っている。
④昔のAIは、内部にシンボリックな表現、頭の中の文の様な、洗練された言語の文があり、古い文から新しい文を推論する為のルールを適用する、という考えであった。しかし今はオートコンプリートを超え、真の理解を示し、直感を得ている。例えば、雄猫・雌猫、雄犬・雌犬が居て、全ての犬を雌にするか、全ての猫を雌にするか、といった問いである。全ての猫を雌にし、全ての犬を雄にする方が自然だが、AIも其の様に動作した。
⑤デジタル知能が医学、新素材の設計(例:効率的な太陽電池)、洪水・地震・気候予測に非常に有用である。だから、開発を止めるのは非現実的で、今年3月のオープンレターにも署名しなかった。
⑥AI開発とリスク管理のリソースを、現在の99対1から50対50にすべきである。
⑦巨大な不確実性の時代に入った。楽観・悲観は愚かである。私達が出来る最善は、起こる事を可能な限り良いものにする為に、沢山の努力を投入する事である。数百年後には人間が居なくなり、全てデジタル知能になるかも知れない。5年先は予測不能である。
2,023 5 30 非営利団体CAIS(センター・フォー・AI・セーフティ)が「AIによる人類絶滅のリスクを軽減する事は、パンデミックや核戦争等の他の社会規模のリスクと並んで、グローバルな優先事項であるべきだ」とする声明を、ホームページに掲載する。CAISは、以下のシナリオの可能性を示唆した。
①AIの武器化
例えば、薬物発見ツールが化学兵器の構築に使用される
②AI生成の誤情報が社会を不安定化し、集団的意思決定を損なう
③AIの力が益々少数の手に集中し、広範な監視と抑圧的な検閲を通じて狭い価値観を強制する体制を可能にする
④人間がAIに依存しすぎる衰弱化、映画「ウォーリー」で描かれたシナリオに似た状態になる
以下の人間が此の声明を支持し、署名した。
①ジェフリー・ヒントン
②モントリオール大学コンピュータサイエンス教授でケベック人工知能研究所創設者のヨシュア・ベンジオ
③AI研究開発企業であるディープマインド社共同創業者デミス・ハサビス
④サム・アルトマン
⑤アンソロピック社共同創業者ダリオ・アモデイ
⑥カリフォルニア大学バークレー校コンピューターサイエンス学部教授ドーン・ソング
⑦アメリカ下院議員テッド・リエウ
⑧ビル・ゲイツ
⑨百度社社長を務めた張亞勤
⑩オープンAI社共同創業者イリヤ・サツケバー
⑪xAI社共同創業者イゴール・バブシュキン
⑫ディープマインド社共同創業者シェーン・レッグ
⑬スタンフォード大学電気工学名誉教授マーティン・ヘルマン
⑭グーグル社最高研究・技術・社会責任者ジェームズ・マニカ
⑮中国科学院自動化研究所AI研究室教授・室長曽毅
⑯清華大学知能産業研究院助教授詹仙園
⑰ロシア人工知能協会研究部長アルベルト・エフィモフ
⑱電子機器メーカーHTC社中国社長アルビン・ワン・グレイリン
⑲北京電子科技学院教授張建一
⑳カリフォルニア大学バークレー校コンピューターサイエンス学部助教授アンカ・ドラガン
㉑CSR(戦略リスク協議会)CEOクリスティーン・パーセモア
㉒環境保護活動家でミドルベリー大学シューマン特別研究員のビル・マッキベン
㉓ラトガース大学(アメリカのニュージャージー州)気候科学特別教授アラン・ロボック
㉔IIP(国際平和研究所)副所長でVCDNP(ウィーン軍縮・不拡散センター)上級フェローのアンジェラ・ケイン
㉕中華民国初代数位発展部長唐鳳
㉖アンソロピック社共同創業者ダニエラ・アモデイ
㉗ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのコンピュータサイエンス教授でディープマインド社主任研究員のデイヴィッド・シルバー
㉘ディープマインド社COOリラ・イブラヒム
㉙カリフォルニア大学バークレー校コンピュータサイエンス学部教授スチュアート・ラッセル
㉚xAI社共同創業者呉宇懐
㉛グーグル社エンジニアリング担当副社長マリアン・クローク
㉜マサチューセッツ大学アマースト校情報・コンピュータサイエンス学部長を務めたアンドリュー・バルト
㉝オープンAI社ミラ・ムラティ
㉞プリンストン大学助教授でウェイモ社で自動運転の安全研究に従事したハイメ・フェルナンデス・フィサック
㉟スタンフォード大学コンピュータサイエンス学部助教授楊笛一
㊱トロント大学の法学及び戦略マネジメント教授でベクター研究所(カナダのオンタリオ州トロント)のカナダCIFAR AI議長のジリアン・ハドフィールド
㊲ハーバード大学憲法学名誉教授ローレンス・トライブ
㊳マサチューセッツ工科大学メディアラボ教授パティ・メイス
㊴マイクロソフト社CTOケビン・スコット
㊵初代マイクロソフト社CSO(最高科学責任者)エリック・ホービッツ
㊶スタンフォード大学教育フェローのピーター・ノーヴィグ
㊷西暦2,007年に計算機科学のノーベル賞と位置付けられるチューリング賞を受賞したジョセフ・シファキス
㊸エディンバラ大学助教授でアラン・チューリング研究所グループ研究リードを務めるアトゥーサ・カシルザデ
㊹スタンフォード大学人間中心人工知能研究所教授・上級研究員エリック・ブリニョルフソン
㊺ディープマインド社共同創業者ムスタファ・スレイマン
㊻スタビリティAI社共同創業者エマド・モスタク
㊼ディープマインド社主任研究員イアン・グッドフェロー
㊽オープンAI社共同創業者ジョン・シュルマン
㊾オープンAI社共同創業者ヴォイチェフ・ザレンバ
㊿xAI社安全アドバイザーのダン・ヘンドリックス
Ⅰ.ローマン・ヤンポルスキー
2,023 6 24 ヨシュア・ベンジオが、自身のブログにて、以下の主旨の主張をする。
95%の確率で、人間を超える能力を持つAIが5〜20年以内に登場する。それが人類の価値観と一致しない場合、深刻な脅威となる。リスクの原因として以下が挙げられる。
①AIの急速な進化(スケーリングや推論能力の向上)
②アクセシビリティ(自然言語インターフェース)
③自律性(報酬学習による目標追求)
不確実性が高い為、即時行動しなければならない。規制投資・安全研究(サブゴール検知等)・国際条約でリスクを低減し、ポーリングで議論を深化すべきである。AIの進歩を、害を最小限に抑えつつ推進し、全リスクを人権中心に扱う。安全なAIで悪用を防ぎ、利益を公平に分配する事は、道徳的義務である。
2,023 7 31 アルカリス社のmRNA原薬製造工場が竣工される。又、同社の本社機能も、柏の葉事業所(千葉県柏市若柴)から同地に移転した。
2,023 8 インビデオ社が、テキストから動画を生成するAI「Invideo AI」をローンチする。以下を含む動画が自動生成される。
①スクリプト
②ビジュアル
③字幕
④ナレーション
⑤音楽
2,023 8 13 以下7名が、論文「SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後のスパイク特異的IgG4抗体へのクラススイッチは、過去の感染歴に依存する」を発表する。
①センメルワイス大学内科学・血液学科(ハンガリーのブダペスト)免疫学正教授ゾルタン・プロハシュカ
②センメルワイス大学内科学・血液学科研究員ペトラ・キシェル
③センメルワイス大学内科学・血液学科上級研究員で内皮細胞グループ長のラースロー・チェルヴェナク
④センメルワイス大学内科学・血液学科臨床研究者ゲオルグ・シンコヴィッツ
⑤センメルワイス大学内科学・血液学科研究員で造血幹細胞グループ長のエリカ・カイダチ
⑥センメルワイス大学内科学・血液学科検査技師ヤーノシュ・ミクローシュ
⑦センメルワイス大学内科学・血液学科パール・シーク
此の論文は、ワクチンと感染の順序がIgG4の発生に決定的な影響を与えるという点に就いて着目したものであった。
ブダペストの医療従事者47名とCOVID-19患者を、接種歴・感染歴の組み合わせで以下の4群に分類した。
①感染→mRNAワクチン接種:13名
②mRNAワクチン接種→感染:5名
③mRNAワクチン接種のみ(感染歴無し):18名
④アストラゼネカ製・スプートニクV製アデノウイルスベクターワクチンのみ(感染歴無し):11名
⑤未接種のCOVID-19からの回復者(CONV):22名
⑥未接種のCOVID-19入院患者(HOSP):56名
接種者に関しては、mRNAワクチン・アデノウイルスベクターワクチン問わず、3回目接種から128日後でサンプリングした。結果、IgG4の割合は以下の通りであった。
①mRNAワクチン接種のみ(感染歴無し):45.7%
②mRNAワクチン接種→感染:41.5%
③アストラゼネカ製・スプートニクV製アデノウイルスベクターワクチンのみ(感染歴無し):16.6%
④感染→mRNAワクチン接種:低い(アデノウイルスベクターワクチンと同水準)
⑤未接種のCOVID-19入院患者(HOSP):約3%
⑥未接種のCOVID-19からの回復者(CONV):約1%
此の結果から、以下の事が判明した。
①最初に何に出会ったかがIgG4の割合に大きな影響を与える
最初の抗原曝露が自然感染だった人は、其の後mRNAワクチンを接種してもIgG4は殆ど増えず、最初の抗原曝露がmRNAワクチンだった人は、其の後の経過に拘らずIgG4が大量に発生する。
②免疫の刷り込み
❶初回曝露時のサイトカイン環境とB細胞の刷り込みが、其の後の応答パターンを長期的に固定する。
❷mRNAワクチンが最初だと、過去に出会った抗原を長期間覚えておくメモリーB細胞集団自体がIgG4寄りに刷り込まれる。
③アデノウイルスベクターワクチンはmRNAワクチンよりもマイルド
アデノウイルスベクターワクチンと最初に出会った場合、16.6%とmRNAワクチンよりも半分以下の割合であった。
又、此のサンプルとなった人間の内、以下の群の人間15名が、3回目接種後、37日目と160日目の2回採血の対象となり、サブクラスの増減が観察された。結果は以下の通り。
①mRNAワクチン接種→感染:感染を機にIgG1・IgG2・IgG4全てが上昇(メモリー再活性化)
②mRNAワクチン接種のみ(感染歴無し):時間と共にIgG1・IgG2・IgG4が減少
③感染→mRNAワクチン接種:IgG3だけが減少、他は安定
此の結果から、以下の事が判明した。
①mRNA刷り込み済みの人が再感染すると、IgG4型のメモリーが呼び戻されて再び抗体産生に動員される。
②追加刺激が無い限り、IgG4比率が下がって行く方向に動く訳では無く、絶対量として徐々に減るだけである。
③最初の刷り込みが自然感染だった人は、其の後の経過でもIgG4が増えない状態が一貫して続く。
2,023 9 ヨシュア・ベンジオの論文「人工知能と破滅的リスク」が、ジャーナル・オブ・デモクラシー誌に掲載される。ベンジオは、人間を超える知能を持つAIが数年以内に登場する可能性を指摘し、民主主義・人権・存在そのものを脅かす高ステークスな問題であるとし、ヤン・ルカンの様なAIによる人類絶滅リスク否定派との意見の相違を認めつつ、AIの急速な進歩と商業的インセンティブがリスクを加速させる為、AIの安全研究(ミスアライメント防止や防御策開発)の緊急性を強調した。又ベンジオは、AIに関するリスクとして、以下に分類した。
①意図的誤用(選挙干渉・生物兵器等)
②制御不能な不正AIによる人類絶滅
更にベンジオは、民主主義のチェック・アンド・バランスがAIガバナンスに不可欠で、独裁体制の過信や権力指向の決定がリスクを増大させるとして、民主主義への脅威を主張した。対策としてベンジオは、民主主義国家間で連携した独立非営利研究ラボのネットワークを構築し、政府主導の資金で、安全な防御AIを開発し、研究を機密扱いして、軍事・経済優位より人類防衛を優先し、一致団結して安全性と能力を向上させる事の必要性を説いた。
2,023 9 1 6月に改正された新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき「感染症危機管理統括庁」が発足する。内閣官房の新たな庁として設置され、首相の指示の下で感染症対策の統括を担う事が出来る。
2,023 9 7 エリーザー・ユドコウスキーが、タイム誌の「AI分野で最も影響力のある100人」に選出される。ユドコウスキーは同誌のインタビューで、AIの懸念がメインストリームになりつつある事に僅かな楽観を示しながらも、AIが人類全体を滅ぼす確率は99%であると発言した。
2,023 9 20 メリンダ・ゲイツが、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の年次イベント「ゴールキーパーズ」にて、以下への長期的な資金コミットメントを発表する。
①UNFPA Supplies:最大100,000,000ドル
避妊具の直接調達の支援を意図していた。
②ユニットエイド:100,000,000ドル
低・中所得国に於ける以下等の新しい救命的保健製品(母子保健を含む)の導入・普及の加速を支援する事を意図していた。
❶母体向け
Ⅰ.産後出血の治療薬パッケージ
産後出血は妊産婦死亡の最大の原因である。1パッケージ1ドル未満で、産後出血による死亡を60%削減出来るとされる治療法である。
Ⅱ.V字型プラスチックドレープ
出産時に敷くV字型のプラスチックシートで、出血量を目に見える形で測定出来、危険な出血を早期に発見する為の簡易な器具。
Ⅲ.鉄剤の一回静脈注射
妊娠中に1回の点滴で鉄分を補充する新しい方法である。妊婦の約37%が貧血を抱えており、貧血は産後出血の原因であると同時に結果でもある。
Ⅳ.分娩時の抗生物質(アジスロマイシン)投与
分娩中にアジスロマイシンを投与する事で、妊産婦死亡の約4分の1を占める敗血症(産褥熱)を予防。
❷新生児向け
Ⅰ.ACS(出生前コルチコステロイド)
早産が予想される場合に母体に投与し、胎児の肺の成熟を数日で数週間分加速させる薬剤である。早産児の呼吸不全による死亡を防ぐ。
Ⅱ.ビフィドバクテリウム・インファンティス
母乳と併用する新しいプロバイオティクスサプリメントである。新生児の栄養吸収を改善し、新生児死亡の主要原因の1つである栄養不良に対抗する。
2,023 9 21 以下2社が、経産省の推進する「ワクチン生産体制強化の為のバイオ医薬品製造拠点等整備事業」の2次公募に採択される。
①塩野義製薬
生産関連機能を担っている子会社のシオノギファーマの摂津工場(大阪府摂津市三島)が、製剤化・充填拠点の整備事業に採択された。
②明治製菓ファルマ
①と同じく製剤化・充填拠点の整備事業に採択された。平時に於いてはmRNAワクチンの製剤を製造し、有事には政府からの指示を受けパンデミック対応ワクチンを生産するとし、今後起こり得る新たな感染症に対して、国民に迅速かつ確実に必要なワクチンを生産・供給できる国内製造供給体制の確立を目指す、とした。
2,023 9 25 ゼロイチスタート社が、ChatGPTのAPIを利用した、初心者ライターでも簡単にSEO記事が作成出来るAIライティングサービス「AI Writer」の製品版をローンチする。
2,023 9 28 ヴィドノス社が、テキストからAIアバターが話す動画を作成するAI「Vidnoz AI」を発表する。
2,023 10 兵庫県地域産業経済課が、金融機関から無利子・無保証融資を受けた4,300の中小事業者に75,000〜100,000円を支援する為の、兵庫県から金融機関への補助金の継続を決定する。
2,023 10 16 此の日から3日間、ジュネーヴにて、ヤング・グローバル・リーダーズ・プログラムのサミットが開催される。対面形式がメインであったが、一部オンライン参加も加えたハイブリッド要素も含まれた。此の年のテーマは「移行する世界:課題を機会に変える」で、地政学的緊張・気候変動・経済格差・デジタル革命等のグローバル課題を議論し、リーダーシップによる解決策を探った。今回此のプログラムに選出された人間は主に以下である。
①第29代ブルネイ・スルターンのハサナル・ボルキアの第10子アブドゥル・マティーン
②エレベーター・エスカレーター・自動ドア等のビルディング・トランスポーテーション・ソリューションの設計・製造・設置・メンテナンスを行うコネ社でウクライナの再建支援関連の活動を行うユッシ・ヘルリン
2,023 10 17 10:20頃、厚生労働省(東京都千代田区霞が関)にて、厚労大臣定例記者会見が行われる。IWJの記者が、第27代厚労大臣武見敬三に対し、以下の主旨の質問を行った。
mRNAワクチンの繰り返しの接種により、免疫を抑制する免疫グロブリンIgG4が増える事を示した論文が、オープンアクセスの学術サイト「MDPI」で西暦2,023年5月に公開されています。IgG4の増加は、自己免疫疾患の原因となり、感受性の高い人、免疫不全、合併症がある人に於いては、癌の増殖や自己免疫性心筋炎を促進する可能性が有ると指摘されています。日本は7回もの追加接種を行っています。日本国民の多くが、自分の接種回数を増やせば増やす程安全だと信じていた所、逆に此の様な「回数が増える程危険だ」という情報が出て来た事に対し、不安を抱えているのではないかと思われます。日本政府は、追加接種と免疫力の低下の関係に就いて包括的な調査を実施しているのでしょうか?又は、していないのであれば、調査をする意志は、大臣にお有りでしょうか? 此れに対し武見は、以下の主旨の返答をした。
ワクチン接種後の副反応が疑われる症状に就いては、副反応の疑いの報告制度というのが有って、常に情報を収集して、定期的に開催している審議会に於いて評価が行われています。免疫疾患には限らないものの、接種回数を重ねても、特に副反応疑いの報告の頻度は上がっておりません。
2,023 10 31 ジェフリー・ヒントンが、Xにて「AIが強く規制されなければ、次の30年で人類絶滅を引き起こす確率はどれくらいだと思いますか?真のベイジアンなら数字を出せる筈です。私の現在の推定は10%です。メタ社チーフAIサイエンティストのヤン・ルカンの推定は<1%だと思います」という主旨のポストをする。
2,023 11 ビル&メリンダ・ゲイツ財団がビオンテック社に対し、世界的な結核流行の終結に向けて新しい結核ワクチン候補の開発を進める事を名目に、38ヶ月の期間で12,000,000ドルの資金提供を行う。
2,023 11 4 イーロン・マスクの設立したAI開発ベンチャーであるxAI社が、AIチャットボット「Grok」をローンチする。xAI社が独自に開発したLLMが用いられた。
2,023 11 10 片山安孝が、兵庫県地域産業経済課が西暦2,023年度12月補正予算で中小企業経営改善・成長力強化支援事業に100,000,000円を見積もった件に関し「此れじゃ足りん。400,000,000円にせえ」という主旨の発言をする。400,000,000円の根拠として片山は、西暦2,022年度12月補正予算での中小企業経営改善・成長力強化支援事業で計上した800,000,000円を引き合いに出し、其の半分位は何とか、と細かな積み上げを基に出した兵庫県地域産業経済課の見積もりを根拠の無い金額に変更させた。
2,023 11 14 斎藤元彦が、兵庫県地域産業経済課が西暦2,023年度12月補正予算で中小企業経営改善・成長力強化支援事業に100,000,000円を見積もった件に関し「此処には今100,000,000円と書いてありますが、此れから変わるかも知れません」という説明を受ける。
2,023 11 24 ジェフリー・ヒントンが、Xにて、ヤン・ルカンに対し「ルカンは、AIが支配するリスクを微小だと考えている。此れは、彼が自分の意見に大きな重みを置き、多くの同等の資格を持つ他の専門家の意見を軽んじている事を意味する」という主旨のポストをする。
2,023 11 25 ジェフリー・ヒントンが、Xにて、「私のベストベット(私達が進化の通過段階に過ぎないというもの)と、政策立案に用いる絶滅確率の慎重な推定値の間には、大きな乖離があります。慎重な推定値の為には、自分のベストベットが間違っている可能性を考慮する必要があるのです」という主旨のポストをする。
2,023 11 27 厚労省の専門部会が、第一三共の開発したmRNAワクチンの承認を了承する。同社の子会社第一三共バイオテックの北本工場(埼玉県北本市荒井)にて生産する。又同日専門部会は、明治製菓ファルマ社の新型コロナワクチンの製造販売承認に就いても了承した。
2,023 12 19 IWJの記者が、厚労大臣定例記者会見にて、武見敬三に対し以下の主旨の質問を行う。
mRNAワクチンとレプリコンワクチンに就いて、此の質問は西暦2,023年10月17日にもしましたが、重要なので再度させて頂きます。mRNAワクチンを繰り返し接種すると、免疫を抑制する免疫グロブリンIgG4が増加する事を示した論文が2023年5月、オープンアクセスの学術サイトMDPI」にて公開されました。血清中の免疫グロブリンIgG4の増加は自己免疫疾患の原因となり、高い感受性・免疫不全・合併症の有る人に於いては、癌の増殖や自己免疫性心筋炎を促進するリスクが有ると指摘されています。日本は7回もの追加接種を行っています。追加接種と其れによる免疫力の低下の関性に就いて包括的な調査は行われているでしょうか。又調査をする予定はお有りでしょうか。西暦2,023年11月28日に国内承認されたレプリコンワクチンも同様のリスクを負っていないと責任を持って断言出来るのでしょうか。
此れに対し武見敬三は「免疫疾患を含め副反応疑い報告頻度は上がっていない」と同じ主張を繰り返した。
2,023 12 20 スノ社が、テキストから音楽を生成するAI「Suno AI」をMicrosoft Copilotのプラグインとして組み込み、ローンチする。
里見甫と三井物産のアヘン密売に関する電子書籍 日本の傀儡の汪兆銘政権に流れたアヘンマネー