西暦1980年は、11月4日の第49回アメリカ大統領選でロナルド・レーガンがジミー・カーターを破り当選、政権移行チームはCFR会員28名(第63代アメリカ財務長官ウィリアム・サイモン・第7代欧州連合軍最高司令官アレクサンダー・ヘイグ・ベクテル社社長ジョージ・シュルツ・ドナルド・ラムズフェルド等)を含む59名で構成された年である。レーガンは予備選挙期間中、ジミー・カーターのデイヴィッド・ロックフェラーや三極委員会財政支援者との関係を口撃し、顧問エドウィン・ミースが「三極委員会が防衛弱体化の原因」と主張、3月17日にレーガン自身が「19ものポジションを特定の団体が占めるべきだとは思わない」と回答、共和党候補ジョン・コナリーも「三極主義者を任命しない」と主張する一方、選挙サポートはCFR会員が担い、マンチェスター・ユニオン・リーダー紙発行人ウィリアム・ローブ3世は「三極委員会が世界を支配しようとしているのは明白だ」と書いた。11月6日にレーガンはキリスト教政治活動団体支持を受け「この国にはエリートが存在し、彼らこそがエリート主義的な政府を運営している」と反エリート主義演説を行い、12月にはローマクラブとSI(社会主義インターナショナル)主催でワシントンD.C.にてレーガン無力化を話し合う会議が開かれた。寡頭制思想の象徴的事件として、3月22日にアメリカ・ジョージア州エルバート郡に花崗岩で作られた「ジョージア・ガイドストーン」が建立され、「大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する」を含む10戒律が刻まれた(後に西暦2,022年に爆破)。メディア帝国の興隆としては、6月1日17時にテッド・ターナーが設立した世界初の24時間ニュースチャンネルCNN(ケーブル・ニュース・ネットワーク)が放送を開始した。寡頭制カウンター運動の局面では、メアリー・ムーアを始めとする72の左翼団体がアメリカ・カリフォルニア州ソノマ郡オクシデンタルにて反ボヘミアンクラブ団体「ボヘミアングローブ・アクション・ネットワーク」を設立しNWO(新世界秩序)暴露運動に参加、7月には全米進歩財団発行の雑誌マザー・ジョーンズの記者リック・クロガーが従業員協力により4日間ボヘミアングローブのキャンプに潜入し演劇「オリンパス」や水爆開発者エドワード・テラー等の様子を後年(西暦1,981年8月号)に掲載・ABCイブニングニュースも特別レポートを放映した。CFR会員でCBSイブニングニュース上席アナリストのビル・モイヤーズは「デイヴィッド・ロックフェラーは、今日世界経済を形成し、その資本の流れを管理する多国籍の友愛団体である支配階級の最も顕著な代表者である。民間人であるロックフェラーには国家元首の特権が与えられている」と記述した。イタリアでは8月2日にP2グランドマスター・リーチオ・ジェッリがボローニャ中央駅を爆破、85名死亡・200名以上負傷の大惨事となり、共産主義者に罪を被せて其の脅威を煽る偽旗作戦であった。ポーランドでは経済危機を背景に、7月1日にポーランド統一労働者党政府が食肉価格を40〜60%引き上げ翌日からストライキ開始、エドヴァルト・ギェレク第一書記は価格引き上げ部分撤回・賃上げ承認で抑え込もうとしたが、8月14日にレフ・ヴァウェンサ主導のグダニスク造船所労働者約17,000名がアンナ・ワレンティノヴィッチ復職・賃金引き上げを求めて座り込みストライキを開始、8月17日に工場間ストライキ委員会が独立労働組合組織権・ストライキ権・政治犯釈放・表現の自由拡大を含む21要求を提出、8月31日にミエチスワフ・ジャギエルスキ副首相とヴァウェンサがヨハネ・パウロ2世の写真で飾られた巨大なボールペンで合意文書に署名、9月17日にジョージ・ソロスの資金提供によりグダニスクで「連帯(ソリダリノシチ)」が結成された(ブロニスワフ・ゲレメク首席顧問・CIA工作資金がNED経由・IORやアンブロシアーノ銀行からの不正送金・10,000,000名超会員)。其の他、12月31日時点でアフガニスタンの芥子年間生産量は200tに達し、ムジャーヒディーン武器購入資金として本年から生産が活発化、ジャラーラーバード(ナンガルハール州)で栽培されたアヘンがパキスタンに密輸され、カイバル・パクトゥンクワ州のISI研究所及び新疆ウイグル自治区の人民解放軍工場でヘロインに加工される構造が形成された。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
1,980 CFR会員でCBSイブニングニュースのシニアニュースアナリスト兼コメンテーターのビル・モイヤーズが「デイヴィッド・ロックフェラーは、今日世界経済を形成し、その資本の流れを管理する多国籍の友愛団体である支配階級の最も顕著な代表者である。民間人であるロックフェラーには国家元首の特権が与えられている。彼は、税関やパスポートセンターに赴く事は無く、信号待ちで止まる事も殆どありません」という主旨の記述を行う。この時点で三極委員会は、以下の会員上限を設け、反共主義を掲げた先進国間の緊密な国際協力を促進する事に関心の有る銀行家・実業家・実業家・労働指導者・学者・政治家・上院議員・知事から構成されていた。
①北米(ワシントン支部):107名
②西欧(パリ支部):150名
③太平洋-アジア(東京支部):117名
この3つのエリアには各々会長・副会長・ディレクターが置かれ、少数の常勤スタッフが居た。更に、44名から成る執行委員会が存在した。また持ち回りで、毎年3日間の会議を開催していた。会議は非公開でメディアの立ち入りも禁止であった。
1,980 メアリー・ムーアを始めとする72の左翼団体が、反ボヘミアンクラブの団体「ボヘミアングローブ・アクション・ネットワーク」をオクシデンタル(アメリカのカリフォルニア州ソノマ郡)に設立する。設立目的として「アメリカには支配階級が存在する。其れが誰であるかを明らかにする事」を掲げた。ボヘミアングローブ・アクション・ネットワークはNWO(新世界秩序)を暴露する運動にも参加していた。以降ボヘミアングローブ・アクション・ネットワークは、毎年夏にボヘミアンクラブのキャンプの参加者リストを入手し、ボヘミアングローブ批判を繰り広げた。
1,980 2 第49回アメリカ大統領選予備選にて、共和党大統領候補者ジョン・コナリーが当選したら政権に三極主義者を任命しないと主張する。しかし、コナリーの選挙運動は直ぐに勢いが萎み、資金も底を突いてしまった。
1,980 2 26 アメリカのニューハンプシャー州の大統領予備選挙が行われる。結果、ロナルド・レーガンが勝利した。レーガンは予備選挙の期間中、ジミー・カーターのデイヴィッド・ロックフェラーや他の三極委員会の財政支援者との関係を口撃し、レーガンの顧問であるエドウィン・ミースは、三極委員会が防衛の弱体化の原因であると主張した。マンチェスター・ユニオン・リーダー紙発行人ウィリアム・ローブ3世は「三極委員会が世界を支配しようとしているのは明白だ。三極委員会は多国籍企業が国家を気にする事無く繁栄出来る世界秩序を提唱している、と非難した。
1,980 3 17 第49回アメリカ大統領選を戦っていたロナルド・レーガンが、三極委員会委員が閣僚に就任する事を認めるかどうかを問われ「三極委員会が陰謀を企む集団だとは思わないが、其の関心は国際銀行や多国籍企業等に注がれていると思う。私は、アメリカ政府のどの政権であっても、19ものポジションを特定の団体が占めるべきだとは思わない。いや、私なら違う方向に行くだろう」と回答した。しかし、レーガンの選挙運動のサポートは、以下の三極委員会を支持するCFR会員が担っていた。
①マンハッタン政策研究所共同設立者ウィリアム・J・ケイシー(選挙運動部長)
②デビッド・パッカード
③ジョージ・H・ウェアハウザー
④西暦1,963〜1,970年迄アメリカ下院議員、西暦1,970〜1,977年迄アメリカ上院議員を務めたビル・ブロック
⑤第54代在英アメリカ大使を務めたアン・アームストロング
⑥アメリカの小売チェーンのカーター・ホーリー・ヘイル社会長兼CEOフィリップ・M・ホーリー
⑦アメリカの建設機械・農業機械メーカーのディア・アンド・カンパニーCEO兼社長ウィリアム・A・ヒューイット
⑧リチャード・ニクソン政権下で第20代行政管理予算局長・第10代保健教育福祉長官、ベクテル社で副社長を務めたキャスパー・ワインバーガー
1,980 3 22 アメリカのジョージア州エルバート郡に「ジョージア・ガイドストーン」という花崗岩で作られた以下のガイドラインが刻まれたモニュメントが建立される。
①大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する
②健康と多様性の改善、再生を賢明に導く
③新しい生きた言葉で人類を団結させる
④熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する
⑤公正な法律と正義の法廷で、人々と国家を保護する
⑥外部との紛争は世界法廷が解決する様、全ての国家を内部から規定する
⑦狭量な法律や無駄な役人を廃す
⑧社会的義務と個人的権利の平衡をとる
⑨無限の調和を求める真・美・愛を賛える
⑩地球の癌にならない、自然の為の余地を残す事、自然の為の余地を残す事
此のガイドラインは以下の8言語で記された。
①英語
②スペイン語
③スワヒリ語
④ヒンディー語
⑤ヘブライ語
⑥アラビア語
⑦中国語
⑧ロシア語
1,980 6 1 17時、テッド・ターナーが設立した世界初の24時間ニュースチャンネルであるCNN(ケーブル・ニュース・ネットワーク)が放送を開始する。
1,980 7 全米進歩財団が発行する、時事・社会問題をメインとした評論雑誌「マザー・ジョーンズ」の記者リック・クロガーが、従業員の助けを得てボヘミアングローブのキャンプに潜入する。厳重な警備網を掻い潜り、4日間を過ごした。其の時に見た以下の内容を、後にマザー・ジョーンズの西暦1,981年8月号に掲載し、更にはABCイブニングニュースも特別レポートを放映した。
①ボヘミアンクラブによって上演された演劇「オリンパス」の説明
②水爆開発者エドワード・テラーによる中東に対するソ連の脅威についての講演
③テレビ番組「ファイアリング ライン」司会者ウィリアム・バックリー・ジュニアによる、ロナルド・レーガンを大統領候補として支持する閉会講演
クロガーは「此のキャンプはビジネスで無く、休暇である、と宣伝されているが、毎年の此のキャンプが、ビジネスや政治的な繋がりを広げ、保守的な同盟を築き、階級的価値観を再確認している事に殆ど疑いの余地は無い」と主張した。更に「電力会社SCE(サザンカリフォルニアエジソン)社の執行委員会委員長がやって来て、ステファン・ベクテル・ジュニアと、メディアや公安の目の届かない場所で宿舎を共有していた。政府関係者が民間産業家のゲストとして訪問する。そして西暦1,930年代、此のボヘミアングローブで、アーネスト・ローレンスは、巨大なサイクロトロンの開発資金の提供を確実受ける繋がりを築き、其のパイプがローレンスとアメリカを原爆開発への道へ送り込んだ」と暴露した。
1,980 7 1 経済危機を背景に、ポーランド統一労働者党政府が、食肉価格を40〜60%引き上げる。翌日からストライキが開始された。又、賃金の伸びを抑えながら、他の食糧や商品の価格の引き上げが行われた。ポーランド国民は物価高騰に苦しみ、生活必需品を購入する事が困難になり、ストライキがポーランド国中に広がった。此れを受けて第4代ポーランド統一労働者党第一書記エドヴァルト・ギェレクは、価格引き上げを部分撤回し、労働者の賃上げを認め、ストライキ参加者の身分保障を確約し、ストライキは一旦は沈静化した。そんな中、グダニスク造船所(ポーランドのポモージェ県)で働いていたフォークリフトオペレーターのアンナ・ワレンティノヴィッチが解雇された。
1,980 8 2 リーチオ・ジェッリが、イタリアのボローニャ中央駅を爆破する。85名が死亡、200名以上が負傷した。共産主義者に罪を被せ、その脅威を煽るのが目的であった。
1,980 8 14 グダニスク造船所の労働者約17,000名が座り込みのストライキを開始する。アンナ・ワレンティノヴィッチの復職と賃金引き上げを求めた。此のストライキを率いたのは、グダニスク造船所の一労働者で、元電気技師のレフ・ヴァウェンサであった。
1,980 8 16 レフ・ヴァウェンサがストライキを解除する。交渉の結果、工場間ストライキ委員会の要求が受け入れられたというのが理由であった。しかし、ヴァウェンサの独断で解除されたと労働者から批判され、ストライキを継続した。
1,980 8 17 工場間ストライキ委員会が、ポーランド統一労働者党政府に対し、以下を含む21の要求を行う。
①独立労働組合を組織する権利
②ストライキ権
③政治犯の釈放
④表現の自由の拡大
ポーランド統一労働者党政府は、ゼネストが全国的な反乱に発展する事を恐れ、グダニスクに交渉団を派遣して交渉を行った。
1,980 8 31 以下2名が、グダニスク造船所の労働者のストライキの要求を受け入れる事で合意する。
①ポーランド人民共和国副首相ミエチスワフ・ジャギエルスキ
②レフ・ヴァウェンサ
ヴァウェンサは、ヨハネ・パウロ2世の写真で飾られた巨大なボールペンで文書に署名した。其の後工場間ストライキ委員会は、連帯の設立を決定した。
1,980 9 17 ジョージ・ソロスの資金提供により、レフ・ヴァウェンサ等によってグダニスクにて連帯が結成される。ブロニスワフ・ゲレメクが首席顧問に就いた。CIAの工作資金がNED(全米民主主義基金)を経由して連帯に流れ込んだ。又、IORやアンブロシアーノ銀行も連帯に対し不正送金を行なった。連帯は、瞬く間に10,000,000名を超える会員を擁する大衆社会運動へと発展した。西側諸国の指導者からの共感を得たものの、モスクワからは敵意を向けられ、クレムリンでは、ポーランドへの軍事侵攻が検討された。
1,980 11 4 第49回アメリカ大統領選が行われ、ロナルド・レーガンがジミー・カーターを破り当選する。政権移行チームは59名の議員で構成され、以下の内訳であった。
①以下を含むCFR会員:28名
❶第63代アメリカ財務長官を務めたウィリアム・サイモン
❷第7代欧州連合軍最高司令官を務めたアレクサンダー・ヘイグ
❸ベクテル社社長ジョージ・シュルツ
❹ジェラルド・R・フォード政権下で第13代アメリカ国防長官を務めたドナルド・ラムズフェルド
❺ジェラルド・R・フォード政権下で第10代大統領経済諮問委員会委員長を務めたアラン・グリーンスパン
❻ヘンリー・キッシンジャー
②ビルダーバーグ会議のメンバー:10名
③三極委員会支持者:10名
❶ウィリアム・J・ケイシー
❷アン・アームストロング
1,980 11 6 ロナルド・レーガンが、以下のキリスト教政治活動団体から支持を受け「この国にはエリートが存在し、彼らこそがエリート主義的な政府を運営しているのだと思う。彼らは一握りの人々による政府を望んでいる。何故なら、彼らは国民自身が自分達の生活を運営出来るとは信じていないからだ。エリート主義的な政府が人々の生活を決定するのか、それとも何十年もそうしてきた様に、国民が自分達で決定出来ると信じるのか」と語る。
①アメリカのキリスト教右派と共和党に関連した政治組織モラル・マジョリティ
②ラウンド・テーブル
③クリスチャン・ヴォイス
1,980 12 以下の主催でワシントンD.C.にて会議が開かれる。ロナルド・レーガンを如何に無力化するかを話し合った。
①ローマクラブ
②SI(社会主義インターナショナル)
1,980 12 31 アフガニスタンの芥子の年間生産量が200tであった。ムジャーヒディーンの武器購入資金に充てる為、本年から生産が活発化する。芥子の栽培は主にジャラーラーバード(アフガニスタンのナンガルハール州)で行われ、アヘンを抽出してパキスタンに密輸し、カイバル・パクトゥンクワ州にある、ISIの運営する研究所に持ち込み、ヘロインを製造した。また、アフガニスタンの国境付近の、新疆ウイグル自治区の人民解放軍の工場でも、アフガニスタン産アヘンからヘロインを製造していた。
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