西暦1936年は、正力松太郎を中心に日本職業野球連盟が創立され、大阪タイガース・東京巨人軍・東京セネタースなど各球団が相次いで設立された年である。陸軍青年将校による二・二六事件が起こり、米内光政らが鎮圧にあたった。アメリカではヘンリー・フォードがフォード財団を設立し、岸信介は満洲国実業部総務司長として渡満、里見甫は5年間住んだ満洲国を去った。スペインではフランコが国家元首を宣言した。

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年月日 出来事
1,936 1 1 マーガレット・サンガーが、インド訪問の全日程を終える。
1,936 1 10 大阪野球倶楽部のチーム名が、懸賞付きの社内公募により「大阪タイガース」に決定される。
1,936 1 15 フォード・モーターの創業者ヘンリー・フォードとヘンリー・フォードの長男エドセル・フォードにより「フォード財団」が設立される。後に西洋医学を教育する医学学校に資金提供を行った。
1,936 1 15 新愛知新聞社主幹兼編集局長で國民新聞社代表取締役の田中斉が、新愛知新聞社を親会社として「名古屋軍」を設立する。オーナーには新愛知新聞社支配人大島一郎が就いた。本拠地は定めなかった。
1,936 1 20 旧西武鉄道(現在の西武鉄道の前身の1つ)が職業野球チーム「東京セネタース」を設立する。正力松太郎の呼び掛けに応じた貴族院議員有馬頼寧がオーナーに就任した。本拠地は上井草球場(現在の東京都杉並区)であった。
1,936 1 23 阪急電鉄が「阪急軍」を設立する。一昨年迄第3代阪急電鉄社長を務めていた小林一三がオーナーに就任した。本拠地は宝塚球場(兵庫県川辺郡小浜村(現在の兵庫県宝塚市小浜))であった。
1,936 2 5 12時、正力松太郎を中心として、日本工業倶楽部にて「日本職業野球連盟」の創立総会が開かれる。以下の7球団が加盟した。
①東京巨人軍
②大阪タイガース
③名古屋軍
④東京セネタース
⑤阪急軍
⑥新愛知新聞社傘下の國民新聞社
⑦名古屋新聞社
又、役員には主に以下が名を連ねた。
①大隈信常(総裁)
②第11代久留米藩主有馬頼咸の孫で有馬頼寧の弟の東京セネタース理事長安藤信昭(副総裁)
③松方正雄(副総裁)
④正力(相談役)
⑤小林一三(相談役)
1,936 2 15 國民新聞社が職業野球チーム「大東京軍」を設立する。新愛知新聞社主幹兼編集局長で國民新聞社代表取締役の田中斉の依頼で、以下2名が球団幹部となった。
①第31代警視総監を務めた宮田光雄(オーナー)
②元國民新聞社社会部長鈴木龍二(球団代表・常務)
本拠地は洲崎球場(東京府東京市城東区(現在の東京都江東区新砂))であった。
1,936 2 26 226事件の鎮圧軍として、米内光政の部下に稲川聖城がいた。
1,936 2 28 名古屋新聞社が職業野球チーム「名古屋金鯱軍」の設立登記を行う。名古屋新聞社社長森一兵が、オーナー兼球団社長に就任した。本拠地は鳴海球場(愛知県愛知郡鳴海町(現在の愛知県名古屋市緑区鳴海町姥子山))であった。
1,936 7 25 此の日から3日間、キングスウェイ・ホール(イギリスのロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスター)にて、以下の主催により「第5回国際新マルサス主義及び産児制限会議」が開催される。
①新マルサス主義連盟
②マーガレット・サンガーが設立したBCIIC(国際避妊情報センター)
サンガーは、前年のインドでの各都市の訪問を振り返り、マハトマ・ガンディーとの対談での決裂を、文化的障壁の例の1つとして挙げた。又サンガーは、以下の内容を発表した。
①インドの人口過剰を植民地支配の産物とし、避妊をインド独立の準備として位置付けた。ガンディーの自然主義に反対し、以下2名等の支持を強調した。
❶ジャワハルラール・ネルー
❷AIWC国際代表ダンヴァンティ・ラーマ・ラウ
②64講演で聴衆が数万人に達した。ボンベイ・クロニクル紙等のメディア報道により、大衆意識を喚起した。 ③インドに国際的な避妊クリニックを設立し、女性教育を推進する。エディス・ハウ・マーティン等の此の会議の参加者から、資金提供の約束を得た。
1,936 9 里見甫が、5年間住んだ満洲国を去る。
1,936 10 岸信介が、満洲国国務院実業部総務司長に就任し、満洲国へ渡る。軈て、以下の人間等が南満洲鉄道の経営する新京ヤマトホテル(現在の中国吉林省長春市人民大街)の特等室に毎日の様に参集し、話し合いが持たれる様になった。
①岸(中心人物)
②甘粕正彦(中心人物)
③岸の親戚で日産コンツェルンを創立した鮎川義介
④満洲国実業部主計処長古海忠之
⑤満洲国国務院実業部椎名悦三郎
⑥満洲国財政部税務司長青木実
⑦満洲国総務庁参事官飯澤重一
主に以下の内容が話し合われた。
①満洲重工業開発や資源活用
②満洲国・日本のプロパガンダを推進する為の、報知新聞乗っ取り(後に上海の邦字新聞「大陸新報」に対象を切り替え)
③日本内地での満洲国の宣伝手法
④モンゴル産アヘンの販売依頼・資金配分
⑤アジア政策
1,936 10 1 フランシスコ・フランコが、ブルゴス(現在のスペインのカスティーリャ・イ・レオン州)で、アドルフ・ヒトラーとベニート・ムッソリーニの支持を得て反乱軍の総司令官となり、一方的に国家元首を宣言する。
1,936 12 國民新聞社が、不採算の為職業野球から撤退し、大橋松雄が大東京軍のオーナーに就任する。
1,936 12 専売総署が、以下の専売を開始する。
①塩
生活必需品として安定した収益源となった。
②燐寸
工業製品として軍需関連の統制を強化した。
1,936 12 25 「株式会社後楽園スタヂアム」が設立される。役員には以下が就いた。
①衆議院議員田辺七六(取締役会長)
②第22代東京米穀商品取引所理事長早川芳太郎(取締役社長)
③初代帝国拳闘協会拳道社会長田邊宗英(専務取締役)
株主として以下が名を連ねた。
①早川:2,130株
②水上金三郎:1,500株
③手塚丈夫:1,380株
④田邊:1,300株
⑤水上源太郎:1,100株
⑥投資家小田進平:1,090株
⑦共同印刷創業者大橋光吉の長男大橋松雄:1,050株
⑧小林一三:1,000株
⑨正力松太郎:1,000株
⑩東急電鉄創業者五島慶太:200株
⑪松竹共同創業者大谷竹次郎:200株
⑫東信銀行創業者土屋市兵衛
⑬佐藤勘次郎
⑭合資会社栄養と育児の会創業者長尾欽弥
⑮第5代岸本商店当主岸本吉左衛門
⑯北村新治郎
⑰下郷寅吉
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