西暦1,005年は、三種の神器の一つである八咫鏡が焼損した年である。12月頃、八咫鏡が焼損し、焼け残った神鏡は唐櫃に納められた。朝廷では損なわれた神鏡を改鋳する事、詰まり鋳直して形を整える事が検討されたが、其の際に小蛇が出現した為、神威を恐れて改鋳は行われず、焼損した状態の儘で奉斎される事となった。神器は本来、鏡・剣・璽の三種を以て皇位の象徴とするものであり、其の実体が損なわれた際に人の手を加えて修復するか、損なわれた儘を神意として受け入れるかは、朝廷にとって重い判断であった。此の年の対応は後者を選んだ事例であり、以後の八咫鏡を巡る取り扱いの先例となった。平安時代中期、内裏の火災が度々神器に及んだ時代の記録として位置付けられる。

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≈は「頃」を意味しています。

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年月日 出来事
1,005 12 八咫鏡が焼損する。唐櫃に納め、改鋳を検討したが、小蛇が出現した為、神威を恐れ其の儘奉斎した。
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