一元化 - 西暦1,982年 -

フレクスナー・レポートによって、大学で自然療法(ホメオパシー・植物療法)・オステオパシー・漢蘭折衷・電磁波療法・光線療法・物理医学を教える事が出来なくなった。

年月日	出来事
	1,982	1	20	ローマ地方裁判所に所属する捜査判事が、加重中傷の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕状を発行する。
	1,982	1	26	東京地裁が、ロッキード事件の全日空ルートに於いて、以下の判決を下す。 ①若狭得冶(懲役3年・執行猶予5年、控訴) ②渡辺尚次(懲役1年2ヶ月・執行猶予3年、有罪確定)
	1,982	3		インスロー社が、アメリカ司法省から9,600,000ドルの契約を獲得し、パイロットプログラムとして、20の検事局にPROMIS(プロセキューターズ・インフォメーション・マネージメント・システム)のパブリックドメインバージョンを導入する。
	1,982	5	31	イタリア銀行が、アンブロシアーノ銀行の1,500,000,000ドル程度の使途不明の負債に就いて、焦げ付く可能性が高い事を通告する。
	1,982	6		イタリア銀行が、アンブロシアーノ銀行の南米向けの貸出の実態を調査する為にコミッショナーを派遣し、経営管理を開始する。IORはロベルト・カルヴィに対し、南米での取引の一部に就いて保証を与えていた。
	1,982	6	7	ロナルド・レーガンと第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がローマ教皇庁の図書館で会談を行い、ソ連の東ヨーロッパ支配の問題に関し、ソ連を早急に解体する為の秘密工作を実行する事で合意する。
	1,982	6	8	東京地裁が、ロッキード事件の全日空ルートに於いて、以下の判決を下す。 ①橋本登美三郎(懲役2年6ヶ月・執行猶予3年・追徴金5,000,000円、控訴) ②佐藤孝行(懲役2年・執行猶予3年・追徴金2,000,000円、控訴)
	1,982	6	11	ローマ地方裁判所に所属する捜査判事が、詐欺の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕状を発行する。
	1,982	6	17	未明、ロベルト・カルヴィがロンドンのテムズ川のブラックフライアーズ橋の下で首吊り死体で発見される。其の後、アンブロシアーノ銀行に対する不安が高まり、預金流出が始まった。カルヴィは生前、アンブロシアーノ銀行を経由して、連帯に対して不正融資が行われていたと家族・友人に話していた。イギリス警察は、カルヴィは自殺したと結論付けたが、カルヴィ家とイタリア警察は、殺害されたと主張した。
	1,982	6	17	アンブロシアーノ銀行頭取秘書グラツィエラ・コロケルが、アンブロシアーノ銀行本店5階から投身自殺する。
	1,982	6	30	ロナルド・レーガンが、物価統制についての民間部門調査である「グレース委員会(大統領任命民間調査委員会(ザ・プレジデンツ・プライベート・セクター・サーベイ・オン・コスト・コントロール))」を発足させる。民間企業であるFRBの無駄な支出を調査させた。
	1,982	7		アンブロシアーノ・ホールディングの借り入れたシンジケート・ローンに就いて、幹事銀行である以下2行が、デフォルトを宣言する。 ①ミッドランド銀行 ②ナショナル・ウエストミンスター銀行
	1,982	7		イタリア銀行が、アンブロシアーノ銀行の救済を諦め、イタリアの大手銀行7行の共同出資により、アンブロシアーノ銀行の資産・負債を継承する為の「新アンブロシアーノ銀行」を設立する準備を開始する。
≈	1,982	7	9	ポール・マルチンクスが、第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世にIOR総裁に於ける辞表を提出する。しかし最終的にマルチンクスは、西暦1,989年迄IOR総裁を務めた。此の時点で、IORはアンブロシアーノ銀行株を1.58%保有していた。
	1,982	8	6	第24代イタリア財務大臣ベニヤミーノ・アンドレアッタが、アンブロシアーノ銀行の強制清算を命じる。
	1,982	8		アンブロシアーノ銀行が強制清算され、新アンブロシアーノ銀行が営業を開始する。頭取にはサン・パオロ・ディ・ブレシア銀行副頭取のジョバンニ・バゾーリが就いた。株主構成と出資比率は以下の通り。 ①ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行20% ②国立労働銀行16.6% ③イタリア動産金庫16.6% ④トリノ・サンパオロ銀行16.6% ⑤サン・パオロ・ディ・ブレシア銀行10% ⑥全国農業銀行10% ⑦ロマニョーロ信用銀行10% 其の後も、アンブロシアーノ銀行の債務を誰がどう継承するのかに就いての論争が続いた。ベニヤミーノ・アンドレアッタは、此の時のIORの借入金を1,200,000,000ドルと見積もっていた。又、強制清算時に未払いの融資が有った為、イタリア当局の複数の捜査を受けた。IORは、アンブロシアーノ銀行株を1.58%しか保有していないにも拘らず、ポール・マルチンクスの配下のオフショア企業10社に1,000,000,000ドルを貸し出した為、同額の損失を出した。此れが判明した際ローマ教皇庁は、債権者に善意として241,000,000ドルを支払った。マルチンクスは西暦1,986年に此の件に就いて尋ねられた際「アヴェ・マリアの祈りだけでは教会は運営出来ない」と語った。
≈	1,982	8		アンブロシアーノ銀行の海外部門の取締役を務めていたポール・マルチンクスが、マフィアやロッジP2の資金洗浄に関与したとして起訴される。マルチンクスは如何なる不正行為も否定した。最終的にイタリアの裁判所は、バチカン職員には訴追免除の特権が有ると判断し、マルチンクスは逮捕を免れた。
	1,982	9	2	イタリア当局がスイス当局に対し、逮捕状の出ているリーチオ・ジェッリに関し、イタリアに引き渡す様要請する。
	1,982	9	13	ロッジP2に捜査が入る前に、逮捕を免る為にスイスに逃走していたリーチオ・ジェッリが、ジュネーブで数千万ドルを引き出そうとして逮捕される。ピュプランジュ(スイスのジュネーヴ州)にあるシャン・ドロン刑務所に拘留された。
	1,982	9	15	ローマ地方裁判所に所属する捜査判事が、偽証の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕状を発行する。
	1,982	9	17	ミラノ地方裁判所付属検察庁が、アンブロシアーノ銀行に関連した詐欺破産罪の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕命令を下す。
	1,982	12	5	ロッジP2とロベルト・カルヴィの関係を調査する、イタリア下院議員ティナ・アンセルミ率いる9名から成るイタリア議会委員会が、ミケーレ・シンドーナを尋問する為にアメリカへ向けて出発する。

年月日

出来事

1,982

ローマ地方裁判所に所属する捜査判事が、加重中傷の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕状を発行する。

1,982

東京地裁が、ロッキード事件の全日空ルートに於いて、以下の判決を下す。
①若狭得冶(懲役3年・執行猶予5年、控訴)
②渡辺尚次(懲役1年2ヶ月・執行猶予3年、有罪確定)

1,982

インスロー社が、アメリカ司法省から9,600,000ドルの契約を獲得し、パイロットプログラムとして、20の検事局にPROMIS(プロセキューターズ・インフォメーション・マネージメント・システム)のパブリックドメインバージョンを導入する。

1,982

イタリア銀行が、アンブロシアーノ銀行の1,500,000,000ドル程度の使途不明の負債に就いて、焦げ付く可能性が高い事を通告する。

1,982

イタリア銀行が、アンブロシアーノ銀行の南米向けの貸出の実態を調査する為にコミッショナーを派遣し、経営管理を開始する。IORはロベルト・カルヴィに対し、南米での取引の一部に就いて保証を与えていた。

1,982

ロナルド・レーガンと第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がローマ教皇庁の図書館で会談を行い、ソ連の東ヨーロッパ支配の問題に関し、ソ連を早急に解体する為の秘密工作を実行する事で合意する。

1,982

東京地裁が、ロッキード事件の全日空ルートに於いて、以下の判決を下す。
①橋本登美三郎(懲役2年6ヶ月・執行猶予3年・追徴金5,000,000円、控訴)
②佐藤孝行(懲役2年・執行猶予3年・追徴金2,000,000円、控訴)

1,982

ローマ地方裁判所に所属する捜査判事が、詐欺の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕状を発行する。

1,982

未明、ロベルト・カルヴィがロンドンのテムズ川のブラックフライアーズ橋の下で首吊り死体で発見される。其の後、アンブロシアーノ銀行に対する不安が高まり、預金流出が始まった。カルヴィは生前、アンブロシアーノ銀行を経由して、連帯に対して不正融資が行われていたと家族・友人に話していた。イギリス警察は、カルヴィは自殺したと結論付けたが、カルヴィ家とイタリア警察は、殺害されたと主張した。

1,982

アンブロシアーノ銀行頭取秘書グラツィエラ・コロケルが、アンブロシアーノ銀行本店5階から投身自殺する。

1,982

ロナルド・レーガンが、物価統制についての民間部門調査である「グレース委員会(大統領任命民間調査委員会(ザ・プレジデンツ・プライベート・セクター・サーベイ・オン・コスト・コントロール))」を発足させる。民間企業であるFRBの無駄な支出を調査させた。

1,982

アンブロシアーノ・ホールディングの借り入れたシンジケート・ローンに就いて、幹事銀行である以下2行が、デフォルトを宣言する。
①ミッドランド銀行
②ナショナル・ウエストミンスター銀行

1,982

イタリア銀行が、アンブロシアーノ銀行の救済を諦め、イタリアの大手銀行7行の共同出資により、アンブロシアーノ銀行の資産・負債を継承する為の「新アンブロシアーノ銀行」を設立する準備を開始する。

≈

1,982

ポール・マルチンクスが、第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世にIOR総裁に於ける辞表を提出する。しかし最終的にマルチンクスは、西暦1,989年迄IOR総裁を務めた。此の時点で、IORはアンブロシアーノ銀行株を1.58%保有していた。

1,982

第24代イタリア財務大臣ベニヤミーノ・アンドレアッタが、アンブロシアーノ銀行の強制清算を命じる。

1,982

アンブロシアーノ銀行が強制清算され、新アンブロシアーノ銀行が営業を開始する。頭取にはサン・パオロ・ディ・ブレシア銀行副頭取のジョバンニ・バゾーリが就いた。株主構成と出資比率は以下の通り。
①ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行20%
②国立労働銀行16.6%
③イタリア動産金庫16.6%
④トリノ・サンパオロ銀行16.6%
⑤サン・パオロ・ディ・ブレシア銀行10%
⑥全国農業銀行10%
⑦ロマニョーロ信用銀行10%
其の後も、アンブロシアーノ銀行の債務を誰がどう継承するのかに就いての論争が続いた。ベニヤミーノ・アンドレアッタは、此の時のIORの借入金を1,200,000,000ドルと見積もっていた。又、強制清算時に未払いの融資が有った為、イタリア当局の複数の捜査を受けた。IORは、アンブロシアーノ銀行株を1.58%しか保有していないにも拘らず、ポール・マルチンクスの配下のオフショア企業10社に1,000,000,000ドルを貸し出した為、同額の損失を出した。此れが判明した際ローマ教皇庁は、債権者に善意として241,000,000ドルを支払った。マルチンクスは西暦1,986年に此の件に就いて尋ねられた際「アヴェ・マリアの祈りだけでは教会は運営出来ない」と語った。

≈

1,982

アンブロシアーノ銀行の海外部門の取締役を務めていたポール・マルチンクスが、マフィアやロッジP2の資金洗浄に関与したとして起訴される。マルチンクスは如何なる不正行為も否定した。最終的にイタリアの裁判所は、バチカン職員には訴追免除の特権が有ると判断し、マルチンクスは逮捕を免れた。

1,982

イタリア当局がスイス当局に対し、逮捕状の出ているリーチオ・ジェッリに関し、イタリアに引き渡す様要請する。

1,982

ロッジP2に捜査が入る前に、逮捕を免る為にスイスに逃走していたリーチオ・ジェッリが、ジュネーブで数千万ドルを引き出そうとして逮捕される。ピュプランジュ(スイスのジュネーヴ州)にあるシャン・ドロン刑務所に拘留された。

1,982

ローマ地方裁判所に所属する捜査判事が、偽証の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕状を発行する。

1,982

ミラノ地方裁判所付属検察庁が、アンブロシアーノ銀行に関連した詐欺破産罪の容疑でリーチオ・ジェッリに対し逮捕命令を下す。

1,982

ロッジP2とロベルト・カルヴィの関係を調査する、イタリア下院議員ティナ・アンセルミ率いる9名から成るイタリア議会委員会が、ミケーレ・シンドーナを尋問する為にアメリカへ向けて出発する。

万物の系譜

西暦1,982年