電子書籍「第一合衆国銀行閉鎖が引き金となった米英戦争、第二合衆国銀行の認可更新を否決して公的債務を完済したジャクソン大統領への暗殺未遂事件一元化」の表紙

第一合衆国銀行閉鎖が引き金となった米英戦争、
第二合衆国銀行の認可更新を否決して
公的債務を完済したジャクソン大統領への
暗殺未遂事件一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
西暦1,811年1月24日〜1,842年
ページ数
13ページ
文字数
2,951字
最新更新日
西暦2,026年9月9日

西暦1,811年、更新の否決は僅か1票差だった──
合衆国銀行を巡る三十一年を年月日単位で一元化。

159円(税込)

購入する →
決済サービスSquare/ご利用いただけるカードブランド:Visa・Mastercard・アメリカン・エキスプレス・JCB・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)

お支払いはカード情報の入力だけで完了します

購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します

お支払いは決済サービス「Square」を通じて安全に処理されます。カード情報が当サイトに保存されることはありません。


皇室献上品 高級トイレットペーパー
皇室献上品 高級トイレットペーパー

本書について

西暦1,811年1月24日、第一合衆国銀行の認可が失効した。アメリカ議会では、憲法違反の恐れやアメリカ国外の影響下に在ると考える議員の懸念から、更新が僅か1票差で否決されたのである。此れは、アメリカ国外の投資家に取って好ましくない結果となった。中央銀行に強く反対していたのはトーマス・ジェファーソンとアンドリュー・ジャクソンの2名で、通貨供給は民間や外国の利益では無く、アメリカ議会を通じてアメリカ国民が決定すべきだと主張していた。此れを受けてネイサン・メイヤー・ロスチャイルドは激怒し、特許状更新の申請が認められなければアメリカは最も悲惨な戦争に巻き込まれる事になるだろう、此の生意気なアメリカ人に教訓を与えよ、彼らを植民地の地位に戻せ、としてアメリカに対する戦争を命じた。同行の土地・建物・株式の大部分を買い取ったのはスティーブン・ジラードであり、彼は其れを元手に「ジラード銀行」を設立している。本書は、此処から西暦1,842年に至る三十一年を、年月日単位で一元化した記録である。

西暦1,812年6月18日、アメリカがイギリスへ宣戦布告し、米英戦争が勃発する。理由は、イギリスによるフランスへの経済封鎖、イギリス海軍が中立国のアメリカ人船員数千名を強制徴用した事、五大湖沿岸のアメリカに敵対的なインディアン部族をイギリスが支援した事——の3点であった。イギリスはロスチャイルド家から借り入れた資金を使ってアメリカの宣戦布告を誘発し、ネイサン・メイヤー・ロスチャイルドの望み通りに開戦した。スティーブン・ジラードは、ジラード銀行と私財を用いてアメリカ陸軍の資金を賄う。彼の資金提供が無ければ戦えない程、アメリカの財政は逼迫していた。イギリスは、其の年だけで10,000,000ドルの費用が掛かるアメリカを破産させようとし、アメリカは急遽10,000名の兵を増員する必要に迫られ、議会の関税の引き上げによって資金を調達した。

西暦1,813年末、アメリカの歳入は17,000,000ドル、支出は36,000,000ドルであった。民主共和党が議会を支配しており増税を望まなかった為、追加で19,000,000ドルの借入が必要になる。財政赤字は西暦1,814年に30,000,000ドル、西暦1,815年には56,000,000ドルへ達すると予想された。西暦1,814年9月、ヘント(ベルギーのオースト・フランデレン州)で米英両国の協議が開始され、4ヶ月に渡る協議の結果、第二合衆国銀行の設立で合意する。12月24日には講和条約「ガン条約」が締結され、第二合衆国銀行の設立は確固たるものとなった。戦争の総費用は158,000,000ドル(内アメリカ陸海軍が90,000,000ドル)、借入金の利子の総額は16,000,000ドル、長期的な退役軍人費用は50,000,000ドルに達し、開戦前に45,000,000ドルであった国家債務は翌年に127,000,000ドルへ膨らむ。ヨーロッパの主要金融都市に拠点を有するロスチャイルド家は、発行された国債を悉く買い占め、発行した政府には当初の発行価格を支払いつつ、ブローカーネットワークへ高値で売却した。

西暦1,816年4月10日、ジェームズ・マディソンが第二合衆国銀行の設立法案に署名する。此の時点でアメリカは、米英戦争によって債務の増大・物価の高騰・インフレの進行による通貨価値の下落という状態に陥り、独立戦争と似た状況に置かれていた。戦費を賄う為に多額の借入を必要としたが、民間銀行は融資を渋っていたのである。同行は第一合衆国銀行をモデルとし、税金の徴収・送金・政府や個人への融資といった機能を有した。最大の株主はジェームス・ド・ロスチャイルドである。ロスチャイルド家は其の後も、戦争を誘発して双方に資金を貸し付ける事で富を拡大していった。西暦1,817年1月7日、第二合衆国銀行はフィラデルフィアにて20年間の認可の下に正式に業務を開始し、アメリカ政府は信用需要の高まりを受けて、時に不正な融資や紙幣の発行を許可した。

西暦1,829年3月4日、アンドリュー・ジャクソンが第7代アメリカ大統領に就任する。西暦1,832年7月10日、彼は第二合衆国銀行の認可更新法案を拒否権により否決した。銀行に対して不信感を抱き、同行と第一合衆国銀行を違憲且つ州の権利に対する脅威と見做していたからである。同年11月2日の第12回大統領選では「ジャクソンと銀行反対」というスローガンを掲げて再選を果たし、銀行家に対して「貴方達は毒蛇の巣窟だ。私は貴方達を暴き、永遠の神に掛けて貴方達を追い出す積もりだ」と言い放ち、外国の株主が我々の通貨を支配する事は敵の海軍及び軍事力よりも手強く危険だ、とも語った。西暦1,833年9月10日には第二合衆国銀行を今後利用しない旨を表明し、行政権を行使して政府の資金を同行から全て引き上げ、州立銀行へ預け入れる様命じる。そして西暦1,835年1月8日、アメリカは史上初めて公的債務を完済した。各州が抱えていた債務の合計75,000,000ドルを統合し、ロスチャイルド家に支払う利息をなるべく少なくする為に、早期完済を目指して奔走した結果であった。其の二十二日後の1月30日、アメリカ議会議事堂の入口近くの柱の後ろに隠れていた失業中の塗装工リチャード・ローレンスが、ジャクソンへ向けてピストルを発砲する——不発に終わり、再度の発砲も、近くに居た者達に床へ押し倒されて阻まれた。西暦1,836年3月3日に第二合衆国銀行の認可は失効し、同行はペンシルベニア州の民間企業となる。西暦1,842年、第3代総裁を務めたロスチャイルド家の代理人ニコラス・ビドルがアメリカ政府への資金提供を停止し、アメリカは不況に陥った——本書は、此の一連の流れを一冊に束ねている。


登場人物

  • アンドリュー・ジャクソン 第7代アメリカ大統領。第一合衆国銀行の頃から中央銀行に強く反対し、通貨供給はアメリカ議会を通じて国民が決定すべきだと主張していた。西暦1,832年7月10日に第二合衆国銀行の認可更新法案を拒否権で否決し、翌年には政府の資金を同行から全て引き上げて州立銀行へ移す。西暦1,835年1月8日にアメリカ史上初の公的債務完済を果たしたが、其の二十二日後に暗殺未遂に遭った。
  • ネイサン・メイヤー・ロスチャイルド 西暦1,811年、第一合衆国銀行の特許状更新の申請が否決された事に激怒し、アメリカは最も悲惨な戦争に巻き込まれる事になるだろう、此の生意気なアメリカ人に教訓を与えよ、彼らを植民地の地位に戻せ、としてアメリカに対する戦争を命じた人物。翌年、イギリスはロスチャイルド家から借り入れた資金でアメリカの宣戦布告を誘発し、其の望み通りに開戦した。
  • スティーブン・ジラード 認可の失効した第一合衆国銀行の土地・建物・株式の大部分を買い取り、「ジラード銀行」を設立した人物。米英戦争では、ジラード銀行と私財を用いてアメリカ陸軍の資金を賄った。彼の資金提供が無ければ戦えない程、当時のアメリカの財政は逼迫していた。
  • トーマス・ジェファーソン アンドリュー・ジャクソンと共に中央銀行へ強く反対した2名の1人。通貨供給は、民間や外国の利益では無く、アメリカ議会を通じてアメリカ国民が決定すべきだと主張した。
  • ジェームズ・マディソン 西暦1,816年4月10日、第二合衆国銀行の設立法案に署名した大統領。当時のアメリカは、米英戦争による債務の増大・物価の高騰・通貨価値の下落に陥り、戦費を賄う為の借入を必要としていたが、民間銀行は融資を渋っていた。
  • ジェームス・ド・ロスチャイルド 第二合衆国銀行の最大の株主。ロスチャイルド家は其の後も、戦争を誘発して双方に資金を貸し付ける事で、富を拡大していった。
  • ニコラス・ビドル 第3代第二合衆国銀行総裁を務めた、ロスチャイルド家の代理人。西暦1,842年、アメリカ政府への資金提供を停止し、其れによってアメリカは不況に陥った。
  • リチャード・ローレンス 失業中の塗装工。西暦1,835年1月30日、アメリカ議会議事堂の入口近くの柱の後ろに隠れ、アンドリュー・ジャクソンへ向けてピストルを発砲したが不発に終わる。再度発砲を試みたところを、近くに居た者達に床へ押し倒された。其の後の裁判で精神異常と判断され、其れを理由に無罪となり、余生を精神病院で過ごした。

主要な概念・組織

  • 第一合衆国銀行 西暦1,811年1月24日に認可が失効した中央銀行。アメリカ議会での更新は、憲法違反の恐れやアメリカ国外の影響下に在るとする議員の懸念により、僅か1票差で否決された。アメリカ国外の投資家に取って好ましくない結果となり、ネイサン・メイヤー・ロスチャイルドの怒りを招く事となる。
  • 米英戦争 西暦1,812年6月18日、イギリスによるフランスへの経済封鎖、イギリス海軍による中立国アメリカ人船員数千名の強制徴用、五大湖沿岸の敵対的なインディアン部族へのイギリスの支援を受けて、アメリカが宣戦布告して勃発した戦争。総費用は158,000,000ドル(内アメリカ陸海軍が90,000,000ドル)に上り、開戦前に45,000,000ドルであった国家債務は翌年に127,000,000ドルへ膨らんだ。
  • ガン条約 西暦1,814年12月24日に締結された米英戦争の講和条約。同年9月からヘント(ベルギーのオースト・フランデレン州)で4ヶ月に渡って行われた協議の結果、第二合衆国銀行の設立で合意しており、此の条約によって其れが確固たるものとなった。
  • 第二合衆国銀行 西暦1,816年4月10日にジェームズ・マディソンが設立法案へ署名し、翌年1月7日にフィラデルフィアで20年間の認可の下に業務を開始した銀行。第一合衆国銀行をモデルとし、税金の徴収・送金・政府や個人への融資といった機能を有した。西暦1,836年3月3日に認可が失効し、同年、ペンシルベニア州の民間企業となる。
  • 国債の買い占め ヨーロッパの主要金融都市に拠点を有するロスチャイルド家が行った手口。米英戦争でアメリカが大量に発行した国債を悉く買い占め、発行した政府には当初の発行価格を支払いつつ、ブローカーネットワークへ高値で売却した。
  • 認可更新の拒否権行使 西暦1,832年7月10日、アンドリュー・ジャクソンが第二合衆国銀行の認可更新法案を否決した措置。同年11月2日の第12回アメリカ大統領選では「ジャクソンと銀行反対」を掲げて再選を果たし、否決した事を自慢げに語った上で、銀行家へ向けて毒蛇の巣窟だと言い放った。
  • 政府資金の州立銀行への移管 西暦1,833年9月10日、ジャクソンが第二合衆国銀行を今後利用しない旨を表明した後に採った措置。大統領の行政権を行使してアメリカ政府の資金を同行から全て引き上げ、其の資金を州立銀行へ預け入れる様命じた。
  • 公的債務の完済 西暦1,835年1月8日、アメリカの公的債務がゼロとなった出来事。史上初の事であった。ジャクソンは、各州が抱えていた債務の合計75,000,000ドルを統合し、ロスチャイルド家に支払う利息をなるべく少なくする為に、早期完済を目指して奔走した。
  • ジラード銀行 スティーブン・ジラードが、認可の失効した第一合衆国銀行の土地・建物・株式の大部分を買い取って設立した銀行。米英戦争では、ジラードの私財と併せてアメリカ陸軍の資金を賄い、逼迫した財政を支えた。

銀行家を「毒蛇の巣窟」と呼んだ大統領──
拒否権・公的債務完済・暗殺未遂の全経緯を一元化。

159円(税込)

購入する →
決済サービスSquare/ご利用いただけるカードブランド:Visa・Mastercard・アメリカン・エキスプレス・JCB・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)

お支払いはカード情報の入力だけで完了します

購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します

お支払いは決済サービス「Square」を通じて安全に処理されます。カード情報が当サイトに保存されることはありません。


皇室献上品 高級トイレットペーパー
皇室献上品 高級トイレットペーパー

AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「トキジク」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。