電子書籍「モンサント社の除草剤ラウンドアップ一元化」の表紙

モンサント社の除草剤ラウンドアップ一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
西暦1,970年〜2,019年8月7日
最新更新日
西暦2,026年1月23日

西暦1,970年の株主にブッシュ家・ロックフェラー家・バンガードグループがいるアメリカのモンサント社によるグリホサート化合物を含む除草剤ラウンドアップ開発と臍帯・胚・胎盤の細胞損傷及び発癌・土壌細菌腸内細菌損傷・自閉症・認知症・精子数減少の誘発、西暦1,974年の市販製剤販売開始、西暦1,994年のベトナムでのグリホサート登録と104製品登録、西暦1,996年の食卓塩より安全等の宣伝への訴訟と虚偽且つ誤解を招く広告判決、西暦2,002年の日産化学の日本モンサント社農薬除草剤事業買収、西暦2,003年のデンマークの地下水汚染による散布禁止、カナダ・スウェーデン・ノルウェー・スリランカ・ロシア・コロンビア・オランダ・ベトナム・オーストリアの使用禁止規制、西暦2,015年のIARC(国際がん研究機関)のグリホサート発癌性物質グループ2A認定、西暦2,016年のJMPR議長アラン・ブービスのモンサント社資金提供問題、西暦2,017年のカリフォルニア州の発癌性物質リスト追加・ANSESのバスタ販売許可取消・EUの認可5年更新・厚労省のグリホサート残留基準値16品目緩和、西暦2,018年の日本のラウンドアップ使用量6,179tとサンフランシスコ地裁のデウェイン・ジョンソンへの289,000,000ドル支払い命令、西暦2,019年のANSESのラウンドアッププロ360販売禁止・コストコの取扱中止・ATSDR報告書草案・カリフォルニア州裁判所の夫婦への2,000,000,000ドル陪審評決・オーストリアの全面禁止法案可決・EPAの発癌の恐れ表示禁止ガイダンス迄──
モンサント社のグリホサート系除草剤ラウンドアップの開発を起点に、市販開始、各国の使用禁止規制、IARCの発癌性物質グループ2A認定、JMPR議長の資金提供問題、厚労省の残留基準値緩和、巨額の賠償命令、EPAの発癌の恐れ表示禁止に至った半世紀の系譜を年月日単位で追跡した一冊。

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本書について

西暦1,970年、株主にブッシュ家・ロックフェラー家・ロックフェラー家とロスチャイルド家の息の掛かったバンガードグループがいるアメリカのモンサント社が、グリホサート化合物を含んだ除草剤「ラウンドアップ」を開発した。グリホサート化合物は、人間の①臍帯②胚③胎盤の細胞にダメージを与え、又、①発癌②土壌細菌・腸内細菌の損傷③自閉症④認知症⑤精子の数の減少という現象を誘発する。

西暦1,974年、モンサント社が除草剤ラウンドアップの市販製剤の販売を開始した。西暦1,994年、ベトナムでグリホサートの使用が登録され、以降104の市販製品が登録された。西暦1,996年、モンサント社が行った①食卓塩より安全②飲んでも大丈夫③安全で動物や環境へ有害な影響を引き起こす事は無い④生分解性で土壌に蓄積されないというラウンドアップの宣伝に対し、ニューヨークの弁護士が訴訟を起こした。此の宣伝は、後に虚偽且つ誤解を招く広告と判決された。

西暦2,002年5月31日、日産化学が日本モンサント社の展開していた農薬除草剤事業を買収し、ラウンドアップを始めとする除草剤を同年7月1日より販売開始するとした。西暦2,003年9月15日、デンマークが、土壌を通り抜けて地下水を汚染している事が明らかになった為、グリホサートの散布を禁止した。西暦2,012年、カナダがラウンドアップの芝生や庭での散布を禁止した。西暦2,014年、スウェーデンとノルウェーがラウンドアップの使用を禁止し、スリランカがラウンドアップの販売を禁止した。同年4月、ロシアがラウンドアップ耐性遺伝子組み換え食品の輸入を禁止した。

西暦2,015年、コロンビアがグリホサートの空中散布を違法化し、オランダが同年末でのグリホサートの使用禁止を決定した。同年3月、WHOの外部組織であるIARC(国際がん研究機関)が、グリホサートを発癌性物質に認定し、危険度を表す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類した。同年10月、スリランカが、カドミウム・ヒ素を含む土壌でラウンドアップを使用した場合に飲料水や米を通して重篤な慢性腎臓病を引き起こす原因となるとの研究報告から、グリホサートの輸入を禁止した。西暦2,016年4月、ベトナム農業農村開発省がグリホサートの新規登録を停止し、同成分の使用が人々の健康や環境に及ぼす影響に関する情報・科学的事実の収集を開始した。同年5月16日、JMPR(FAO(国連食糧農業機関)・WHO合同残留農薬専門家会議)が「グリホサートは食事を通しての曝露による人間への発癌性リスクは無い」と結論付けた。然し議長アラン・ブービスは、西暦2,012年にモンサント社から500,000ドルの資金提供を受け、他にもモンサント社が加盟する団体から500,000ドル以上の資金提供を受けていた。

西暦2,017年6月26日、アメリカのカリフォルニア州が、同年7月7日からグリホサートを発癌性物質のリストに加えると発表した。同年10月24日、ANSES(フランス食品環境労働衛生安全庁)が、生殖毒性を疑われるグルホシネートを用いたバイエルS.A.S.社の除草剤「バスタ」の販売許可を、使用している労働者や其の周辺の人々への健康リスクを除外出来ないとして取り消した。同年11月27日、EUが、発癌性が懸念されているグリホサートを主成分とする除草剤について、認可を5年間更新する事を決定した。同年12月25日、厚労省が、トウモロコシを1ppmから5ppmへ、小麦を5ppmから30ppmへ、蕎麦及びライ麦を0.2ppmから30ppmへ、向日葵種子・胡麻種子・紅花種子を0.1〜0.2ppmから40ppmへ、綿実を10ppmから40ppmへ引き上げる等、16品目に亘りグリホサートの残留基準値を緩和した。

西暦2,018年、日本のラウンドアップ使用量が6,179tとなり、西暦2,010年比で1.49倍に増加した。同年8月10日、アメリカのサンフランシスコ地裁が、グリホサート系除草剤ラウンドアップと「レンジャー・プロ」がグラウンドキーパーの非ホジキンリンパ腫を齎したと判断し、陪審員がモンサント社の行為を「悪意がある」と認定、2名の幼い子供を持ち癌末期であるデウェイン・ジョンソンに289,000,000ドルの支払いをバイエル社に命じた。

西暦2,019年1月15日、ANSESが、規制当局が安全上の懸念を考慮せずにラウンドアップの販売許可を出したとするリヨンの行政裁判所の判決を受け、「ラウンドアッププロ360」を即日販売禁止されたと発表した。同年4月、コストコが全店舗でラウンドアップの仕入れと販売を中止した。同月8日、ATSDR(アメリカ有害物質疾病登録局)が「グリホサートと非ホジキンリンパ腫との因果関係の可能性は否定できない」という主旨のグリホサートに関する報告書の草案を公表した。同年5月13日、ラウンドアップが原因で癌を発症したとしてアメリカのカリフォルニア州の夫婦が賠償を求めた訴訟において、カリフォルニア州裁判所の陪審がバイエル社に対し2,000,000,000ドルの支払いを命じる陪審評決が下された。原告1名当たり1,000,000,000ドルという賠償額は、西暦2,017年にモンサント社が農薬部門で得た利益892,000,000ドルに基づくものであった。同年7月2日、オーストリア国民議会(下院)がグリホサートの使用を全面禁止する法案を可決した。SPÖ(社会民主党)議長パメラ・レンディ・ワーグナーは、グリホサートの発癌性を裏付ける科学的証拠は増えており、身の回りからこの毒物を追放する事は我々の責務だとした。同年8月7日、EPA(アメリカ環境保護庁)が、除草剤に用いられているグリホサートに「発癌の恐れがある」と表示する事を、FIFRA(連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法)が規定する誤表示に該当するとして禁止するガイダンスを発布した。

本書は、此の半世紀に亘る、モンサント社のグリホサート化合物を含む除草剤ラウンドアップの開発と臍帯・胚・胎盤の細胞損傷及び発癌等の誘発を起点とする、市販製剤販売開始、ベトナムでのグリホサート登録、食卓塩より安全等の宣伝への訴訟と虚偽且つ誤解を招く広告判決、日産化学の日本モンサント社農薬除草剤事業買収、デンマークの地下水汚染による散布禁止、カナダ・スウェーデン・ノルウェー・スリランカ・ロシア・コロンビア・オランダ・ベトナム・オーストリアの使用禁止規制、IARCの発癌性物質グループ2A認定、JMPR議長アラン・ブービスのモンサント社資金提供問題、カリフォルニア州の発癌性物質リスト追加、ANSESのバスタ及びラウンドアッププロ360販売禁止、EUの認可5年更新、厚労省のグリホサート残留基準値16品目緩和、日本のラウンドアップ使用量6,179t、サンフランシスコ地裁のデウェイン・ジョンソンへの289,000,000ドル支払い命令、カリフォルニア州裁判所の夫婦への2,000,000,000ドル陪審評決、コストコの取扱中止、ATSDR報告書草案、EPAの発癌の恐れ表示禁止ガイダンスに至るまで、モンサント社の除草剤ラウンドアップを巡る系譜を、年月日単位で記録した年表である。


登場人物・企業

  • モンサント社 本書の中心となるアメリカの企業。株主にブッシュ家・ロックフェラー家・ロックフェラー家とロスチャイルド家の息の掛かったバンガードグループがいる。西暦1,970年にグリホサート化合物を含む除草剤「ラウンドアップ」を開発し、西暦1,974年に市販製剤の販売を開始した。西暦1,996年には、食卓塩より安全・飲んでも大丈夫等のラウンドアップの宣伝が、後に虚偽且つ誤解を招く広告と判決された。後にバイエル社に買収され、各国で訴訟や規制の対象となった。
  • バイエル社 モンサント社を買収した企業。西暦2,018年8月10日のサンフランシスコ地裁判決でデウェイン・ジョンソンへの289,000,000ドルの支払いを、西暦2,019年5月13日のカリフォルニア州裁判所の陪審評決で夫婦への2,000,000,000ドルの支払いを命じられた。子会社バイエルS.A.S.社の除草剤「バスタ」は、西暦2,017年10月24日にANSESによって販売許可を取り消された。
  • 日産化学 日本の化学企業。西暦2,002年5月31日、日本モンサント社が展開していた農薬除草剤事業を買収し、ラウンドアップを始めとする除草剤を同年7月1日より販売開始するとした。
  • アラン・ブービス JMPR(FAO・WHO合同残留農薬専門家会議)の議長。西暦2,016年5月16日、JMPRは「グリホサートは食事を通しての曝露による人間への発癌性リスクは無い」と結論付けたが、ブービスは西暦2,012年にモンサント社から500,000ドルの資金提供を受け、他にもモンサント社が加盟する団体から500,000ドル以上の資金提供を受けていた。
  • デウェイン・ジョンソン グラウンドキーパー。2名の幼い子供を持ち、癌末期であった。西暦2,018年8月10日、アメリカのサンフランシスコ地裁が、グリホサート系除草剤ラウンドアップと「レンジャー・プロ」が彼の非ホジキンリンパ腫を齎したと判断し、陪審員がモンサント社の行為を「悪意がある」と認定、バイエル社に289,000,000ドルの支払いを命じた。
  • パメラ・レンディ・ワーグナー オーストリアのSPÖ(社会民主党)議長。西暦2,019年7月2日にオーストリア国民議会(下院)がグリホサートの使用を全面禁止する法案を可決した際、グリホサートの発癌性を裏付ける科学的証拠は増えており、身の回りからこの毒物を追放する事は我々の責務だとした。

主要な概念・組織

  • ラウンドアップ・グリホサート化合物 本書の主題。モンサント社が西暦1,970年に開発した、グリホサート化合物を含む除草剤。グリホサート化合物は人間の①臍帯②胚③胎盤の細胞にダメージを与え、又、①発癌②土壌細菌・腸内細菌の損傷③自閉症④認知症⑤精子の数の減少を誘発する。西暦1,974年に市販製剤の販売が開始され、世界各地に普及した。
  • IARC(国際がん研究機関) WHOの外部組織。西暦2,015年3月、グリホサートを発癌性物質に認定し、危険度を表す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類した。
  • JMPR(FAO・WHO合同残留農薬専門家会議) FAO(国連食糧農業機関)とWHOの合同残留農薬専門家会議。西暦2,016年5月16日、「グリホサートは食事を通しての曝露による人間への発癌性リスクは無い」と結論付けたが、議長アラン・ブービスがモンサント社及び同社が加盟する団体から資金提供を受けていた事が問題視された。
  • 各国の規制機関(ANSES・EPA・ATSDR等) ANSES(フランス食品環境労働衛生安全庁)は西暦2,017年にバイエルS.A.S.社の「バスタ」の販売許可を取り消し、西暦2,019年に「ラウンドアッププロ360」を即日販売禁止とした。ATSDR(アメリカ有害物質疾病登録局)は西暦2,019年4月8日、グリホサートと非ホジキンリンパ腫の因果関係の可能性は否定できないとする報告書の草案を公表。一方EPA(アメリカ環境保護庁)は同年8月7日、グリホサートへの「発癌の恐れがある」表示をFIFRA(連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法)の誤表示に該当するとして禁止した。
  • 各国・地域の使用禁止・規制 デンマーク(西暦2,003年・地下水汚染による散布禁止)、カナダ(西暦2,012年・芝生や庭での散布禁止)、スウェーデン・ノルウェー・スリランカ(西暦2,014年)、ロシア(西暦2,014年・耐性遺伝子組み換え食品の輸入禁止)、コロンビア(西暦2,015年・空中散布の違法化)、オランダ(西暦2,015年)、ベトナム(西暦2,016年・新規登録停止)、オーストリア(西暦2,019年・全面禁止法案可決)、コストコ(西暦2,019年・全店舗で取扱中止)等、世界各地でラウンドアップ・グリホサートの使用禁止や規制が広がった。
  • 厚労省のグリホサート残留基準値緩和 西暦2,017年12月25日、厚労省が16品目に亘りグリホサートの残留基準値を緩和したもの。トウモロコシ1ppm→5ppm、小麦5ppm→30ppm、蕎麦及びライ麦0.2ppm→30ppm、向日葵種子・胡麻種子・紅花種子0.1〜0.2ppm→40ppm、綿実10ppm→40ppm、菜種10ppm→30ppm等、多くが国際基準に合わせて引き上げられた。日本のラウンドアップ使用量は西暦2,018年に6,179tと西暦2,010年比約1.49倍に増加していた。

西暦1,970年の株主にブッシュ家・ロックフェラー家・バンガードグループがいるアメリカのモンサント社によるグリホサート化合物を含む除草剤ラウンドアップ開発と臍帯・胚・胎盤の細胞損傷及び発癌・土壌細菌腸内細菌損傷・自閉症・認知症・精子数減少の誘発、西暦1,974年の市販製剤販売開始、西暦1,994年のベトナムでのグリホサート登録と104製品登録、西暦1,996年の食卓塩より安全等の宣伝への訴訟と虚偽且つ誤解を招く広告判決、西暦2,002年の日産化学の日本モンサント社農薬除草剤事業買収、西暦2,003年のデンマークの地下水汚染による散布禁止、カナダ・スウェーデン・ノルウェー・スリランカ・ロシア・コロンビア・オランダ・ベトナム・オーストリアの使用禁止規制、西暦2,015年のIARC(国際がん研究機関)のグリホサート発癌性物質グループ2A認定、西暦2,016年のJMPR議長アラン・ブービスのモンサント社資金提供問題、西暦2,017年のカリフォルニア州の発癌性物質リスト追加・ANSESのバスタ販売許可取消・EUの認可5年更新・厚労省のグリホサート残留基準値16品目緩和、西暦2,018年の日本のラウンドアップ使用量6,179tとサンフランシスコ地裁のデウェイン・ジョンソンへの289,000,000ドル支払い命令、西暦2,019年のANSESのラウンドアッププロ360販売禁止・コストコの取扱中止・ATSDR報告書草案・カリフォルニア州裁判所の夫婦への2,000,000,000ドル陪審評決・オーストリアの全面禁止法案可決・EPAの発癌の恐れ表示禁止ガイダンス迄──
モンサント社のグリホサート系除草剤ラウンドアップの開発を起点に、市販開始・各国の使用禁止規制・IARCの発癌性物質グループ2A認定・JMPR議長の資金提供問題・厚労省の残留基準値緩和・巨額の賠償命令・EPAの発癌の恐れ表示禁止に至った、モンサント社の除草剤ラウンドアップを巡る半世紀の系譜を年月日単位で追跡した一冊。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「一元化」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。