電子書籍「ゼネラル・エレクトリック社の気象兵器 人工降雨誘発と台風の進路変更一元化」の表紙

ゼネラル・エレクトリック社の気象兵器 人工降雨誘発と台風の進路変更一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
西暦1,891年11月10日〜1,947年10月13日
最新更新日
西暦2,026年1月21日

ドイツ系アメリカ人発明家ルイス・ガスマンによる液化炭酸ガス放出と気球・タイムヒューズ爆発による人工降雨特許US462795A取得、GE社研究所でのキャサリン・ブロジェット・アーヴィング・ラングミュア・ヴィンセント・シェーファー・ウィリス・ロドニー・ホイットニーによる表面化学技術・電子顕微鏡技術・偏光・氷の親和性・タンパク質単分子膜・テレビ管輝度・微小粒子研究グループ組織、ヴィンセント・シェーファー研究員昇格と第二次世界大戦軍事プロジェクト(ガスマスク煙濾過・バイノーラル音潜水艦探知・発煙装置人工霧)及びスコハリー渓谷ヴルーマンズ・ノーズ軍事監視員向けデモンストレーション、ヴィンセント・シェーファーによる薄いプラスチックコーティングを使用した雪結晶レプリカ作成方法開発、アーヴィング・ラングミュアとヴィンセント・シェーファーのワシントン山天文台での降水静力学・航空機着氷・氷核・雲物理学研究、ヴィンセント・シェーファーの実験用コールドボックスでのドライアイスによる微細氷結晶生成発見と過冷却水へのドライアイス・ヨウ化銀放出による人工降雨誘発方法開発及びアメリカ陸海軍協力下の台風破壊実験並びに台風目温度低下と台風弱化結論、マサチューセッツ州バークシャー郡山脈雲への飛行機からのドライアイス放出による雲修正と氷雪生成成功及びアメリカ政府気象修正・人工降雨追加研究資金提供、シーラス計画第53気象偵察グループのマクディルフィールド派遣B-17・2機及びB-29・1機によるジャクソンビル東約563.27km地点台風への90.7185kgドライアイス投下と西130度進路変更によるサバンナ上陸及び2,000,000ドル相当被害発生並びにジョージア州大衆のアメリカ政府非難とアーヴィング・ラングミュア進路変更原因主張による訴訟並びに既に進路変更開始していた証拠による訴訟終結及び大きな海嶺原因調査結果迄──
ドイツ系アメリカ人発明家の人工降雨特許から始まり、GE社研究所のラングミュア・シェーファーがアメリカ陸海軍協力の下でドライアイス・ヨウ化銀による人工降雨技術と台風進路変更技術を確立した、ゼネラル・エレクトリック社の気象兵器56年間の系譜を年月日単位で追跡した一冊。

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本書について

西暦1,891年11月10日、ドイツ系アメリカ人の発明家ルイス・ガスマンが、人工降雨の特許(US462795A)を取得した。其の概要は「私の方法は、大気の上層部での様々な高圧縮ガスの蒸発により大気を冷却し雲を生成、そこから雨が降る程の量の凝縮を生成するというものだ。様々な気流を動かす為に、冷却と同時に激しい衝撃を与える事も望ましい。中でも液化炭酸ガスの放出による蒸発が最も効率的である。液化炭酸ガスは大気の上層部で放出され、瞬時に蒸発して極低温の蒸気のシートとなって広がり、雲を生成する。周囲の大気が冷たい蒸気に近づくと冷却され、それによって大気中の水分が凝縮する。凝結は大量かつ急速に起こり、雲が形成され、地上に雨が降り注ぐ。液化炭酸ガスは、適切なシェル又はケーシング内に閉じ込める事が出来、このケーシングには火薬・ダイナマイト等の爆発物も含まれており、これらは大気圏の上層部に投げ込まれるか発射され、タイムヒューズで爆発する。さらに、気球を使用して、液化炭酸ガスが入っているシェル又はケーシングを上昇させる事が出来、ガスを解放する為の爆発は、地上の人間が制御する電流によって行う事が出来る」というものであった。

西暦1,933年、GE社研究所内で、①キャサリン・ブロジェット、②アーヴィング・ラングミュア、③ヴィンセント・シェーファー(ラングミュアの助手)、④ウィリス・ロドニー・ホイットニー、のグループが組織され、研究活動を開始した。前年にラングミュアがシェーファーに助手になる様依頼し、シェーファーはこれを受け入れていた。主に、①表面化学技術、②電子顕微鏡技術、③偏光、④様々な表面に対する氷の親和性、⑤タンパク質やその他の単分子膜、⑥タンパク質膜、⑦テレビ管の輝度、⑧微小粒子、の研究に従事し、報告書を多数発表した。西暦1,938年、ヴィンセント・シェーファーが研究員に昇格した。それ以降、アーヴィング・ラングミュアが国家諮問委員会への関与を通じて獲得した多くのプロジェクト、特に第二次世界大戦直前及び戦中の軍事問題に関連する、①ガスマスクによる煙の濾過、②バイノーラル音による潜水艦探知、③発煙装置による人工霧の形、等のプロジェクトでラングミュアと緊密に協力し続けた。これらのプロジェクトは、スコハリー渓谷(アメリカのニューヨーク州)のヴルーマンズ・ノーズの軍事監視員向けのデモンストレーションによって結実した。西暦1,940年、ヴィンセント・シェーファーが、薄いプラスチックコーティングを使用して個々の雪の結晶のレプリカを作成する方法を開発し、注目を浴びた。シェーファーがアーヴィング・ラングミュアの助手を務めていた期間、ラングミュアはシェーファー自身の研究を続ける事を許可し、奨励していた。

西暦1,943年、アーヴィング・ラングミュアとヴィンセント・シェーファーが、①降水静力学、②航空機の着氷、③氷核、④雲物理学、の研究を始めた。実験の大半はワシントン山天文台(アメリカのニューハンプシャー州)で行われた。西暦1,946年7月、ヴィンセント・シェーファーが、実験用のコールドボックスが、実施しようとしている実験には暖かすぎる事に気付いた。ドライアイスをコールドボックスの底に置き、息を吹き掛けながら雲を作ると、これまで見た事も無い様な青みがかった靄が突然発生し、それが何百万という微細な氷の結晶となって、ストロボの光に照らされたチャンバーの中でシェーファーの目を眩ませた。過冷却水中の熱と冷たさ、湿度の急激な変化が、何十億もの氷の核を自然に生成するという刺激効果であった。数多くの実験を繰り返し、十分に湿った低温の雲(過冷却水)に氷核ドライアイスとヨウ化銀を放出し、人工降雨を誘発する方法を開発した。其の後シェーファーは、台風を、それに含まれる数千tの水を沈殿させる事により破壊する実験を行った。シェーファー達は、ドライアイスの放出が大雨を誘発し、台風の目の中の温度を下げ、台風を弱める可能性が有ると結論付けた。この実験にはアメリカ陸海軍も協力した。同年11月13日、ヴィンセント・シェーファーが、アメリカのマサチューセッツ州バークシャー郡の山脈の雲に飛行機からドライアイスを放出する事で雲を修正し、氷と雪を生成する事に成功した。其の後、気象修正に取り組んでいる世界中の科学者や、雪や雨を必要とする人々からの問い合わせが相次いだ。又、人工降雨を通じた気象修正に関する妥当性に関する議論にも繋がり、アメリカ政府は、気象修正と人工降雨の追加研究を支援する為の資金提供を行った。

西暦1,947年10月13日早朝、シーラス計画の第53気象偵察グループに属するマクディルフィールド(アメリカのフロリダ州)から派遣された、①B-17・2機、②B-29・1機、の計3機が、ジャクソンビル(アメリカのフロリダ州)の東約563.27kmの地点に、台風の中に90.7185kgのドライアイスを投下した。結果、雲の様子は変化したが、決定的なものでは無かった。投下した直後、台風は西に130度進路を変え、サバンナ(アメリカのジョージア州)に上陸し、2,000,000ドル相当の被害が発生した。ジョージア州の大衆は、この被害の原因はドライアイスの投下を批判したアメリカ政府であると非難し、アーヴィング・ラングミュアは、ドライアイスの投下が進路変更の原因だと主張し、訴訟に発展した。ドライアイスの投下時に既に台風が進路を変え始めていた事を示す証拠により訴訟は終結した。其の後の調査により、実際には大きな海嶺が原因であるとした。本書は、此の56年に亘る、ルイス・ガスマンの人工降雨特許US462795A取得を起点とする、GE社研究所のキャサリン・ブロジェット・アーヴィング・ラングミュア・ヴィンセント・シェーファー・ウィリス・ロドニー・ホイットニーによる研究グループ組織、第二次世界大戦軍事プロジェクト、ワシントン山天文台での降水静力学・航空機着氷・氷核・雲物理学研究、ドライアイス・ヨウ化銀による人工降雨誘発方法開発、アメリカ陸海軍協力下の台風破壊実験、マサチューセッツ州バークシャー郡山脈雲修正成功とアメリカ政府気象修正・人工降雨追加研究資金提供、シーラス計画第53気象偵察グループのジャクソンビル東約563.27km地点台風への90.7185kgドライアイス投下と西130度進路変更によるサバンナ上陸及び2,000,000ドル相当被害発生並びに訴訟と海嶺原因調査結果迄、ゼネラル・エレクトリック社の気象兵器の系譜の全過程を、年月日単位で記録した年表である。


登場人物

  • ルイス・ガスマン ドイツ系アメリカ人の発明家。西暦1,891年11月10日、人工降雨の特許(US462795A)を取得した。大気の上層部での液化炭酸ガスの放出による蒸発で大気を冷却し雲を生成する方法、火薬・ダイナマイト等の爆発物を含むケーシングに液化炭酸ガスを閉じ込めタイムヒューズで爆発させる方法、気球で液化炭酸ガスを上昇させ地上の人間が制御する電流による爆発でガスを解放する方法、の3手法を提示した。
  • キャサリン・ブロジェット 西暦1,933年、GE社研究所にてアーヴィング・ラングミュア・ヴィンセント・シェーファー・ウィリス・ロドニー・ホイットニーと共に研究グループを組織したメンバーの1人。表面化学技術・電子顕微鏡技術・偏光・氷の親和性・タンパク質単分子膜等の研究に従事した。
  • アーヴィング・ラングミュア GE社研究所の研究者。西暦1,932年、ヴィンセント・シェーファーに助手になる様依頼し、受け入れられた。西暦1,933年、キャサリン・ブロジェット・ヴィンセント・シェーファー・ウィリス・ロドニー・ホイットニーと共に研究グループを組織。シェーファーが助手を務めていた期間、彼自身の研究を続ける事を許可し奨励していた。国家諮問委員会への関与を通じて多くのプロジェクトを獲得し、第二次世界大戦直前及び戦中はガスマスク煙濾過・バイノーラル音潜水艦探知・発煙装置人工霧形成の軍事プロジェクトでシェーファーと緊密に協力。西暦1,943年、シェーファーと共にワシントン山天文台で降水静力学・航空機着氷・氷核・雲物理学の研究を開始。西暦1,947年10月13日のシーラス計画台風進路変更事件で、ドライアイスの投下が進路変更の原因だと主張し訴訟に発展した。
  • ヴィンセント・シェーファー アーヴィング・ラングミュアの助手。西暦1,932年、ラングミュアからの助手の依頼を受け入れ、西暦1,933年からGE社研究所の研究グループに加わった。西暦1,938年研究員に昇格し、第二次世界大戦軍事プロジェクトでラングミュアと緊密に協力。スコハリー渓谷のヴルーマンズ・ノーズの軍事監視員向けデモンストレーションを実現した。西暦1,940年、薄いプラスチックコーティングを使用して個々の雪の結晶のレプリカを作成する方法を開発。西暦1,943年からラングミュアと共にワシントン山天文台で雲物理学等の研究。西暦1,946年7月、実験用コールドボックスでドライアイスにより微細氷結晶が生成される現象を発見し、十分に湿った低温の雲(過冷却水)にドライアイスとヨウ化銀を放出する人工降雨誘発方法を開発。其の後、台風を其れに含まれる数千tの水を沈殿させる事により破壊する実験を行い、アメリカ陸海軍も協力した。同年11月13日、マサチューセッツ州バークシャー郡の山脈の雲に飛行機からドライアイスを放出し、雲を修正して氷と雪を生成する事に成功した。
  • ウィリス・ロドニー・ホイットニー 西暦1,933年、GE社研究所にてキャサリン・ブロジェット・アーヴィング・ラングミュア・ヴィンセント・シェーファーと共に研究グループを組織したメンバーの1人。

主要な概念・組織

  • 人工降雨特許 US462795A 西暦1,891年11月10日、ドイツ系アメリカ人の発明家ルイス・ガスマンが取得した人工降雨特許。①液化炭酸ガスを大気の上層部で放出し蒸発させて極低温の蒸気のシートとなって広がらせ雲を生成する方法、②火薬・ダイナマイト等の爆発物を含むケーシングに液化炭酸ガスを閉じ込めタイムヒューズで爆発させる方法、③気球で液化炭酸ガスを上昇させ地上の人間が制御する電流による爆発でガスを解放する方法、の3手法を提示した。
  • 液化炭酸ガス 人工降雨特許US462795Aで提示された冷却物質。大気の上層部で放出され、瞬時に蒸発して極低温の蒸気のシートとなって広がり、周囲の大気を冷却して大気中の水分を凝縮させ、雲を形成して地上に雨を降らせる。
  • GE社研究所 ゼネラル・エレクトリック社の研究所。西暦1,933年、①キャサリン・ブロジェット、②アーヴィング・ラングミュア、③ヴィンセント・シェーファー(ラングミュアの助手)、④ウィリス・ロドニー・ホイットニー、のグループが組織され、研究活動を開始した。主に①表面化学技術、②電子顕微鏡技術、③偏光、④様々な表面に対する氷の親和性、⑤タンパク質やその他の単分子膜、⑥タンパク質膜、⑦テレビ管の輝度、⑧微小粒子、の研究に従事し、報告書を多数発表した。
  • 第二次世界大戦軍事プロジェクト 西暦1,938年以降、アーヴィング・ラングミュアが国家諮問委員会への関与を通じて獲得した、第二次世界大戦直前及び戦中の軍事問題に関連するプロジェクト群。①ガスマスクによる煙の濾過、②バイノーラル音による潜水艦探知、③発煙装置による人工霧の形成、を含み、ラングミュアと研究員に昇格したヴィンセント・シェーファーが緊密に協力した。スコハリー渓谷のヴルーマンズ・ノーズの軍事監視員向けのデモンストレーションによって結実した。
  • ヴルーマンズ・ノーズ スコハリー渓谷(アメリカのニューヨーク州)に在る場所。GE社研究所が第二次世界大戦軍事プロジェクト(ガスマスク・潜水艦探知・発煙装置)を此の地の軍事監視員向けデモンストレーションによって結実させた。
  • 雪結晶レプリカ作成方法 西暦1,940年、ヴィンセント・シェーファーが薄いプラスチックコーティングを使用して個々の雪の結晶のレプリカを作成する方法として開発し注目を浴びた技術。
  • ワシントン山天文台 アメリカのニューハンプシャー州に在る天文台。西暦1,943年、アーヴィング・ラングミュアとヴィンセント・シェーファーが①降水静力学、②航空機の着氷、③氷核、④雲物理学、の研究を始めた場所であり、実験の大半が此処で行われた。
  • ドライアイス 西暦1,946年7月、ヴィンセント・シェーファーが実験用コールドボックスの底に置き息を吹き掛けながら雲を作る実験で、青みがかった靄と何百万という微細な氷の結晶の生成を発見した冷却物質。十分に湿った低温の雲(過冷却水)に放出する事で人工降雨を誘発する。西暦1,946年11月13日のバークシャー郡山脈雲修正実験と西暦1,947年10月13日のシーラス計画台風進路変更実験でも使用された。
  • ヨウ化銀 西暦1,946年7月、ヴィンセント・シェーファーが、十分に湿った低温の雲(過冷却水)にドライアイスと共に放出する事で人工降雨を誘発する方法として開発した氷核物質。
  • 過冷却水 凝固点以下の温度に冷却された雲。西暦1,946年7月、ヴィンセント・シェーファーが、過冷却水中の熱と冷たさ、湿度の急激な変化が何十億もの氷の核を自然に生成する刺激効果である事を発見し、ドライアイスとヨウ化銀の放出による人工降雨誘発方法に応用した。
  • 台風破壊実験 西暦1,946年7月以降、ヴィンセント・シェーファーが、台風を其れに含まれる数千tの水を沈殿させる事により破壊する事を意図して行った実験。シェーファー達は、ドライアイスの放出が大雨を誘発し、台風の目の中の温度を下げ、台風を弱める可能性が有ると結論付けた。実験にはアメリカ陸海軍も協力した。
  • バークシャー郡山脈雲修正実験 西暦1,946年11月13日、ヴィンセント・シェーファーが、アメリカのマサチューセッツ州バークシャー郡の山脈の雲に飛行機からドライアイスを放出する事で雲を修正し、氷と雪を生成する事に成功した実験。其の後、気象修正に取り組んでいる世界中の科学者や、雪や雨を必要とする人々からの問い合わせが相次ぎ、アメリカ政府は気象修正と人工降雨の追加研究を支援する為の資金提供を行った。
  • シーラス計画 アメリカ政府の気象修正計画。西暦1,947年10月13日早朝、第53気象偵察グループに属するマクディルフィールド(アメリカのフロリダ州)から派遣された①B-17・2機、②B-29・1機、の計3機が、ジャクソンビル(アメリカのフロリダ州)の東約563.27kmの地点に、台風の中に90.7185kgのドライアイスを投下する実験を実行した。
  • 第53気象偵察グループ シーラス計画に属するアメリカ軍の気象偵察グループ。マクディルフィールド(アメリカのフロリダ州)に拠点を置き、西暦1,947年10月13日早朝、B-17・2機及びB-29・1機をジャクソンビル東約563.27km地点の台風に派遣しドライアイスを投下した。
  • 1,947年台風進路変更事件 西暦1,947年10月13日早朝、シーラス計画によるジャクソンビル東約563.27km地点台風への90.7185kgのドライアイス投下後、台風が西に130度進路を変え、サバンナ(アメリカのジョージア州)に上陸し、2,000,000ドル相当の被害が発生した事件。ジョージア州の大衆は、被害の原因はドライアイスの投下を批判したアメリカ政府であると非難し、アーヴィング・ラングミュアはドライアイスの投下が進路変更の原因だと主張し、訴訟に発展した。ドライアイスの投下時に既に台風が進路を変え始めていた事を示す証拠により訴訟は終結し、其の後の調査により、実際には大きな海嶺が原因であるとされた。

ドイツ系アメリカ人発明家ルイス・ガスマンによる液化炭酸ガス放出と気球・タイムヒューズ爆発による人工降雨特許US462795A取得、GE社研究所でのキャサリン・ブロジェット・アーヴィング・ラングミュア・ヴィンセント・シェーファー・ウィリス・ロドニー・ホイットニーによる研究グループ組織、ヴィンセント・シェーファー研究員昇格と第二次世界大戦軍事プロジェクト関与並びにスコハリー渓谷ヴルーマンズ・ノーズ軍事監視員向けデモンストレーション、ヴィンセント・シェーファーによる薄いプラスチックコーティングを使用した雪結晶レプリカ作成方法開発、アーヴィング・ラングミュアとヴィンセント・シェーファーのワシントン山天文台での降水静力学・航空機着氷・氷核・雲物理学研究、ヴィンセント・シェーファーの実験用コールドボックスでのドライアイスによる微細氷結晶生成発見と過冷却水へのドライアイス・ヨウ化銀放出による人工降雨誘発方法開発及びアメリカ陸海軍協力下の台風破壊実験、マサチューセッツ州バークシャー郡山脈雲への飛行機からのドライアイス放出による雲修正と氷雪生成成功及びアメリカ政府気象修正・人工降雨追加研究資金提供、シーラス計画第53気象偵察グループのマクディルフィールド派遣B-17・2機及びB-29・1機によるジャクソンビル東約563.27km地点台風への90.7185kgドライアイス投下と西130度進路変更によるサバンナ上陸及び2,000,000ドル相当被害発生並びにジョージア州大衆のアメリカ政府非難とラングミュア進路変更原因主張による訴訟並びに既に進路変更開始していた証拠による訴訟終結及び大きな海嶺原因調査結果迄──
ドイツ系アメリカ人発明家の人工降雨特許から始まり、GE社研究所のラングミュア・シェーファーがアメリカ陸海軍協力の下でドライアイス・ヨウ化銀による人工降雨技術と台風進路変更技術を確立したゼネラル・エレクトリック社の気象兵器56年間の系譜を年月日単位で追跡した一冊。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「一元化」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
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