電子書籍「ビオンテックとファイザーのワクチン共同開発にビル・ゲイツの影一元化」の表紙

ビオンテックとファイザーの
ワクチン共同開発に
ビル・ゲイツの影一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
西暦2,016年9月〜2,023年11月
ページ数
8ページ
文字数
2,149字
最新更新日
西暦2,026年8月19日

ワクチンが共同開発される傍らで、株式が買われ、売られていた──
ゲイツ財団・ビオンテック社・ファイザー社を繋ぐ資金の流れを一元化。

143円(税込)

購入する →
決済サービスSquare/ご利用いただけるカードブランド:Visa・Mastercard・アメリカン・エキスプレス・JCB・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)

お支払いはカード情報の入力だけで完了します

購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します

お支払いは決済サービス「Square」を通じて安全に処理されます。カード情報が当サイトに保存されることはありません。


皇室献上品 高級トイレットペーパー
皇室献上品 高級トイレットペーパー

本書について

西暦2,016年9月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団がファイザー社に対し、発展途上国の為のGBS(B群連鎖球菌)ワクチンの開発を支援するという名目で、93ヶ月の期間で17,252,854ドルの資金提供を行う。本書は、此の一件の助成金を起点として、ビオンテック社とファイザー社のワクチン共同開発の傍らを流れていった資金を、年月日単位で一元化した記録である。

西暦2,018年8月16日、ビオンテック社が、インフルエンザ予防の為のmRNAベースのワクチンを開発すべく、ファイザー社と複数年に渡る研究開発提携を結んだ事を発表する。ビオンテック社はファイザー社から、契約一時金・株式・短期研究費として120,000,000ドルを受け取り、開発・規制・商業上のマイルストーンとして最大305,000,000ドル、最大2桁のロイヤルティを受け取る資格を得た。更にプログラムが商業化に達した場合、世界的な売上に応じて最大2桁の段階的なロイヤルティを受け取る事になる。ビオンテック社の人間に対する臨床研究が完了した後は、mRNAベースのインフルエンザワクチンの更なる臨床開発と商業化に関し、ファイザー社が単独で責任を負う——役割の分担は此の時点で既に決まっていた。

西暦2,019年9月4日、ビオンテック社が、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とHIV及び結核プログラムを共同開発し、感染症ポートフォリオを更に拡大すると発表する。此の提携には、財団によるビオンテック社の3,100,000株の55,000,000ドルでの購入が含まれ、同月14日迄に完了する予定とされた。資金は、HIVと結核の感染を予防し、抗レトロウイルス療法を必要としないHIV疾患の永続的な寛解をもたらす、前臨床ワクチンと免疫療法の候補を開発する為に使用されるという。此の時点でビオンテック社は、癌や他の慢性疾患に対する患者固有の免疫療法を手掛けていた。そして同年10月11日、ビオンテック社はNASDAQに上場する。

西暦2,020年3月17日、ビオンテック社とファイザー社が、新型コロナウイルス感染症を防ぐ為のSARS-CoV-2 mRNAワクチンプログラム「BNT162」を共同開発する事で合意する。臨床試験は翌月末迄に開始されるとした。同年11月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団はビオンテック社に対し、COVID-19の治療アプローチ開発を名目に、25ヶ月の期間で4,918,943ドルの資金提供を行っている。

西暦2,021年8月、財団はウィッツ・ヘルス・コンソーシアムに対し、29ヶ月の期間で828,259ドルの資金提供を行う。名目は、SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種の対象となるリスクグループに於いて、臨床検査で確認されたCOVID-19による入院に対する、ファイザー社及びジョンソン・エンド・ジョンソンのSARS-CoV-2 mRNAワクチンの有効性を評価する事であった。そして同年12月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団はビオンテック社の株を売却し、巨額の利益を得る。西暦2,019年9月に55,000,000ドルで買った株であった。

西暦2,022年1月5日、ビオンテック社とファイザー社が、mRNAベースの帯状疱疹ワクチン開発に関する新たなグローバル共同研究契約を締結する。世界中の人々に影響を与える衰弱性、外観を損なう痛みを伴う病気である帯状疱疹に対する、改良型ワクチンの開発を加速する事が名目であった。ビオンテック社は75,000,000ドルの現金と150,000,000ドルの株式、計225,000,000ドルを前払いで受け取り、将来的なワクチンの承認及び販売マイルストーンの支払いとして最大200,000,000ドルを受け取る資格を得た上、其処から生じる粗利益もファイザー社と分配して受け取れる事となる。ファイザー社は、自社で同定した独自の抗原配列に就いて25,000,000ドルの契約一時金を受け取り、ビオンテック社が商品化権を持つドイツ・トルコ・特定の発展途上国を除く世界規模で、ワクチンを商品化する権利を得た。其の13日後の1月18日、ビル・ゲイツが「現在よりも深刻なパンデミックが此れから起こる」と発言する。

資金は其の後も流れ続ける。西暦2,022年5月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団がファイザー社に対し、乳児の罹患と死亡を防ぐ為の母体用GBSワクチンの開発継続を支援する事を名目に、53ヶ月の期間で100,000,000ドルの資金提供を行う。同年7月には、生後6ヶ月未満の乳児のRSウイルス関連死亡率を低下させる為、低中所得国向けの母親用RSウイルスワクチンの開発を支援する事を名目に、55ヶ月の期間で27,500,000ドル。そして西暦2,023年11月、世界的な結核流行の終結に向けて新しい結核ワクチン候補の開発を進める事を名目に、ビオンテック社へ38ヶ月の期間で12,000,000ドル。名目として掲げられた病名と、其の裏側を動いた金額と株式——本書は其の全てを一冊に束ねている。


登場する組織・人物

  • ビル・ゲイツ ビル&メリンダ・ゲイツ財団の名を冠する人物。西暦2,022年1月18日、「現在よりも深刻なパンデミックが此れから起こる」と発言した。其の13日前には、ビオンテック社とファイザー社が帯状疱疹ワクチンの新たな共同研究契約を締結している。
  • ビル&メリンダ・ゲイツ財団 本書に於ける資金の出所。西暦2,016年9月のファイザー社への17,252,854ドルに始まり、西暦2,019年にはビオンテック社の株3,100,000株を55,000,000ドルで購入、西暦2,020年11月に4,918,943ドル、西暦2,021年8月に828,259ドル、西暦2,022年に100,000,000ドルと27,500,000ドル、西暦2,023年11月に12,000,000ドルを提供した。西暦2,021年12月には保有株を売却し、巨額の利益を得ている。
  • ビオンテック社 西暦2,018年8月16日にファイザー社とmRNAベースのインフルエンザワクチンの研究開発提携を結び、西暦2,020年3月17日にはBNT162の共同開発で合意した企業。西暦2,019年9月4日にゲイツ財団とHIV・結核プログラムの共同開発を発表し、同年10月11日にNASDAQへ上場した。当時は癌や他の慢性疾患に対する患者固有の免疫療法を手掛けていた。
  • ファイザー社 ビオンテック社とインフルエンザ・COVID-19・帯状疱疹のワクチンを共同開発した企業。ゲイツ財団からは、西暦2,016年9月のGBSワクチンへの17,252,854ドル、西暦2,022年5月の母体用GBSワクチンへの100,000,000ドル、同年7月の母親用RSウイルスワクチンへの27,500,000ドルの資金提供を受けている。
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 西暦2,021年8月、ウィッツ・ヘルス・コンソーシアムによる有効性評価の対象となった、SARS-CoV-2 mRNAワクチンの製造元の1つ。ファイザー社製と並んで評価対象に挙げられた。
  • ウィッツ・ヘルス・コンソーシアム 西暦2,021年8月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から29ヶ月の期間で828,259ドルの資金提供を受けた団体。ファイザー社及びジョンソン・エンド・ジョンソンのSARS-CoV-2 mRNAワクチンの、COVID-19による入院に対する有効性を評価する事が名目であった。

主要な概念・用語

  • GBS(B群連鎖球菌)ワクチン 本書の起点となるワクチン。西暦2,016年9月、発展途上国の為の開発支援を名目に、ゲイツ財団からファイザー社へ93ヶ月の期間で17,252,854ドルが提供された。西暦2,022年5月には、乳児の罹患と死亡を防ぐ為の母体用GBSワクチンの開発継続として、53ヶ月の期間で100,000,000ドルが追加されている。
  • mRNAベースのインフルエンザワクチン提携 西暦2,018年8月16日に発表された、ビオンテック社とファイザー社の複数年に渡る研究開発提携。ビオンテック社は120,000,000ドルを受け取り、最大305,000,000ドルのマイルストーンと最大2桁のロイヤルティの資格を得た。人間に対する臨床研究の完了後は、ファイザー社が単独で臨床開発と商業化の責任を負う。
  • HIV・結核プログラム 西暦2,019年9月4日にビオンテック社とゲイツ財団が共同開発を発表したプログラム。HIVと結核の感染を予防し、抗レトロウイルス療法を必要としないHIV疾患の永続的な寛解をもたらす前臨床ワクチンと免疫療法の候補を開発する為の物とされた。
  • ビオンテック社株3,100,000株の取得 HIV・結核プログラムの提携に含まれていた、ビル&メリンダ・ゲイツ財団による55,000,000ドルでの株式購入。西暦2,019年9月14日迄に完了する予定とされた。
  • NASDAQ上場 西暦2,019年10月11日、ゲイツ財団による株式取得の約1ヶ月後に行われたビオンテック社の上場。
  • BNT162 新型コロナウイルス感染症を防ぐ為のSARS-CoV-2 mRNAワクチンプログラム。西暦2,020年3月17日、ビオンテック社とファイザー社が共同開発で合意し、臨床試験は翌月末迄に開始されるとした。
  • COVID-19の治療アプローチ開発への資金提供 西暦2,020年11月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団がビオンテック社に対して行った、25ヶ月の期間で4,918,943ドルの資金提供。
  • SARS-CoV-2 mRNAワクチンの有効性評価 西暦2,021年8月、ゲイツ財団がウィッツ・ヘルス・コンソーシアムへ828,259ドルを提供して行わせた評価。接種対象となるリスクグループに於ける、臨床検査で確認されたCOVID-19による入院に対する、ファイザー社及びジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンの有効性が対象であった。
  • ビオンテック社株の売却 西暦2,021年12月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が保有していたビオンテック社株を売却し、巨額の利益を得た一件。取得は西暦2,019年9月の55,000,000ドルであった。
  • mRNAベースの帯状疱疹ワクチン 西暦2,022年1月5日、ビオンテック社とファイザー社が新たなグローバル共同研究契約を締結した対象。ビオンテック社は現金75,000,000ドルと株式150,000,000ドルの計225,000,000ドルを前払いで受け取り、最大200,000,000ドルのマイルストーンと粗利益の分配の資格を得た。ファイザー社は独自の抗原配列に就き25,000,000ドルを受け取り、ドイツ・トルコ・特定の発展途上国を除く世界規模の商品化権を得ている。
  • 母親用RSウイルスワクチン 西暦2,022年7月、ゲイツ財団がファイザー社へ55ヶ月の期間で27,500,000ドルを提供した対象。生後6ヶ月未満の乳児のRSウイルス関連死亡率を、低中所得国で低下させる事が名目とされた。
  • 結核ワクチン候補 西暦2,023年11月、ゲイツ財団がビオンテック社へ38ヶ月の期間で12,000,000ドルを提供した対象。世界的な結核流行の終結に向けた開発が名目であり、本書の記録は此処で終わる。

GBSワクチンへの17,252,854ドルから結核ワクチンへの12,000,000ドルまで──
八年間の資金提供と共同開発契約の全記録を一元化。

143円(税込)

購入する →
決済サービスSquare/ご利用いただけるカードブランド:Visa・Mastercard・アメリカン・エキスプレス・JCB・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)

お支払いはカード情報の入力だけで完了します

購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します

お支払いは決済サービス「Square」を通じて安全に処理されます。カード情報が当サイトに保存されることはありません。


皇室献上品 高級トイレットペーパー
皇室献上品 高級トイレットペーパー

AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「トキジク」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。