電子書籍「翼竜の歴史一元化」の表紙

翼竜の歴史一元化

著者:石田晋一

掲載範囲
紀元前229,998,000年頃〜紀元前69,998,000年頃
最新更新日
西暦2,025年11月22日

1億6000万年の翼竜史を、一冊で。

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皇室献上品 高級トイレットペーパー
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本書について

紀元前2億3000万年、主竜類から分岐した一つの系統が、脊椎動物として初めて空中に進出する。翼開長わずか1mの「エウディモルフォドン」──口の前方に長い牙、後方に多歯冠尖頭を備えた魚食性の翼竜である。本書は、この最初の翼竜の誕生から、史上最大級の翼竜「ケツァルコアトルス」に至るまでの1億6000万年に及ぶ翼竜の進化史を、一本の時系列に貫き、一元化した一冊である。

三畳紀に出現した初期の翼竜は、長い尾と鋭い歯を備え、昆虫や小魚を捕食する小型の飛翔者であった。ジュラ紀に入ると、プテロダクティルスやランフォリンクスといった多様な種が現れ、濾過摂食用の歯を持つクテノカスマや、母指対向性を持つ最古の生物クンペンゴプテルスなど、驚くべき適応放散を遂げる。

白亜紀には、歯を失い嘴を発達させた翼竜が台頭し、プテラノドンの様な翼開長9mの大型種が空を支配する。そして白亜紀末期、翼開長12mのケツァルコアトルスと、それに匹敵するハツェゴプテリクス、アランボウルギアニアが出現し、翼竜は史上最大の飛翔動物としてその頂点を極めた。

50種を超える翼竜の誕生・形態・食性・翼開長を網羅した、翼竜進化の全貌を一望する年表である。


登場翼竜

  • エウディモルフォドン 紀元前229,998,000年頃、主竜類から分岐して誕生した最初の翼竜。空中に進出した最初の脊椎動物。口の前方に長い牙、後方に多歯冠尖頭を有し、魚食性。翼開長1m。
  • プレオンダクティルス 紀元前229,998,000年頃に誕生。翼竜の中で最も小さく、翼開長0.45m。円錐形の小さな歯を持ち、魚又は昆虫を捕食。
  • ペテイノサウルス 紀元前224,998,000年頃に誕生。短い首・大きな頭部・大きな目を持ち、細かく鋭い歯で昆虫や爬虫類を捕食。翼開長0.6m。
  • アウストリアダクティルス 紀元前224,998,000年頃に誕生。鶏冠を持つ翼竜としては最古の種。翼開長1.2m。
  • ベルガモダクティルス 紀元前224,998,000年頃に誕生。翼開長0.5m未満の小型翼竜。昆虫や小魚を捕食。
  • カルニアダクティルス 紀元前224,998,000年頃に誕生。長くて細い頭骨と先端が尖った歯を有し、小型の軟体動物を捕食。翼開長0.7m。
  • カヴィラムス 紀元前219,998,000年頃に誕生。咀嚼に適した独特な構造の顎を有する。翼開長1.35m。
  • ライティコダクティルス 紀元前209,998,000年頃に誕生。頑丈な顎と鳥類に似た頭骨構造を持つ。翼開長1.35m。
  • ディモルフォドン 紀元前194,998,000年頃に誕生。大きな頭部を有し、前方で長く後方で短い2種類の歯を持つ。翼開長1.5m。
  • パラプシケファルス 紀元前189,998,000年頃に誕生。頭骨上面が凸状で、頂部は緩やかな傾斜を形成。翼開長1.68〜3.26m。
  • カンピログナトイデス 紀元前184,998,000年頃に誕生。大きな眼窩と鋭い視覚を持つ。翼開長1.8m。
  • ドリグナトゥス 紀元前184,998,000年頃に誕生。魚食性で、口からはみ出る程の長く鋭い歯が特徴。翼開長1.5〜1.7m。
  • ダルウィノプテルス 紀元前159,998,000年頃に誕生。プテロダクティルス類とランフォリンクス類の両方の形質を持つ。翼開長1m。
  • ウコンゴプテルス 紀元前159,998,000年頃に誕生。細長い首と長い尾を併せ持つ珍しい翼竜。翼開長0.73m。
  • クンペンゴプテルス 紀元前159,998,000年頃に誕生。母指対向性を持つ最古の生物。柔軟な尾を有する。翼開長0.7m。
  • プテロダクティルス 紀元前149,998,000年頃に誕生。三本指の手と翼膜が張られた非常に長い第四指を持つ。翼開長0.5〜2.5m。
  • ランフォリンクス 紀元前149,998,000年頃に誕生。小柄で長い尾と魚食性の歯を持つ。翼開長1.8m。
  • スカフォグナトゥス 紀元前149,998,000年頃に誕生。やや短い頭と丸みを帯びた顎の先が特徴。翼開長0.9m。
  • アヌログナトゥス 紀元前149,998,000年頃に誕生。大きな目と鋭い歯で昆虫を捕食。短い尾と短い手根骨を併せ持つ。翼開長0.5m。
  • クテノカスマ 紀元前149,998,000年頃に誕生。260本以上の濾過摂食用の歯が下顎先端に密に並ぶ。翼開長1.9m。
  • シクノラムフス 紀元前149,998,000年頃に誕生。湾曲した特異な顎と、先端にペグ状の歯を有する。翼開長1.4m。
  • エアロダクティルス 紀元前149,998,000年頃に誕生。鼻の先に行く程上に曲がった細長い頭蓋骨が特徴。水生生物を捕食。翼開長0.45〜0.47m。
  • クスピケファルス 紀元前144,998,000年頃に誕生。細い顎に楕円形断面の歯を有し、前方から後方に向かい徐々に小さくなる。翼開長1.2m。
  • ズンガリプテルス 紀元前139,998,000年頃に誕生。巨大な頭部・顎を持ち、貝類や甲殻類の殻を噛み砕いて食べていた。翼開長3〜3.5m。
  • オルニトケイルス 紀元前129,998,000年頃に誕生。嘴の先端に鶏冠状の隆起を持ち、喉の袋に捕った魚を入れていた。翼開長4.5〜6.1m。
  • リャオニンゴプテルス 紀元前124,998,000年頃に誕生。魚食性で頭部61cmの大型翼竜。翼開長5m。
  • ボレオプテルス 紀元前124,998,000年頃に誕生。上顎・下顎の歯が互い違いで、しっかりと噛み合う。翼開長1.45m。
  • フェイロングス 紀元前124,998,000年頃に誕生。鶏冠を有し、頭蓋骨と下顎に計76本の歯を持つ。翼開長2.4m。
  • ヌルハチウス 紀元前124,998,000年頃に誕生。3つの歯根を持つ頑丈な歯が顎の前端に生える。翼開長2.5m。
  • イスティオダクティルス 紀元前124,998,000年頃に誕生。腐肉食性で、トングの様な形状の幅広い顎を持つ。翼開長4.3〜5m。
  • ハオプテルス 紀元前124,998,000年頃に誕生。上下に12対の頑丈で鋭い歯を有する。翼開長1.4m。
  • シノプテルス 紀元前119,998,000年頃に誕生。歯を持たない最古の翼竜。魚や植物の種子を食べていた。翼開長1.2m。
  • フアシアプテルス 紀元前119,998,000年頃に誕生。草食性で、主に果実や葉を食べていた。翼開長9.4m。
  • ギドラコ 紀元前119,998,000年頃に誕生。大きい鶏冠と細長い翼を持つ魚食性の翼竜。翼開長4〜4.8m。
  • ケアラダクティルス 紀元前109,998,000年頃に誕生。魚食性で、乱杭状の歯を持つ。翼開長4〜5.5m。
  • アンハングエラ 紀元前109,998,000年頃に誕生。翼開長4.5mの大型翼竜。ペリカン様の口で海面付近の魚を捕食。
  • タペヤラ 紀元前109,998,000年頃に誕生。歯を持たず、果実を食べていた。派手な鶏冠を有する。翼開長1.8m。
  • トゥプクスアラ 紀元前109,998,000年頃に誕生。嘴の先が上に反り、歯を持たない大型翼竜。翼開長5〜6m。
  • トロペオグナトゥス 紀元前109,998,000年頃に誕生。魚食性で、竜骨状の突起で水中の揺れを防いでいた。翼開長8.3〜8.7m。
  • バルボサニア 紀元前99,998,000年頃に誕生。外洋を滑空しながら魚を捕食。胴体わずか30cmに対し長い前肢を持つ。翼開長2.3m。
  • アランカ 紀元前94,998,000年頃に誕生。魚食性で、真っ直ぐで尖った嘴状の顎を持つ。翼開長4〜6m。
  • クレトルニス 紀元前89,998,000年頃に誕生。菱形断面の上腕骨遠位部を持つ。翼開長1.5〜1.6m。
  • プテラノドン 紀元前85,998,000年頃に誕生。後頭部の大きな鶏冠が特徴で、魚食性・歯を持たず魚を丸呑み。翼開長9m。
  • ニクトサウルス 紀元前84,998,000年頃に誕生。頭部の3倍以上の長さの2本の枝状の鶏冠が特徴。翼開長2m。
  • バコニドラコ 紀元前84,998,000年頃に誕生。独特な顎の形状を持つ。翼開長3.5〜4m。
  • ゲオステルンベルギア 紀元前84,998,000年頃に誕生。頭頂部の鶏冠の形状が独特。翼開長7.25m。
  • ムズキゾプテリクス 紀元前84,998,000年頃に誕生。歯は無く、強力な飛翔筋と長い翼支骨を持つ。翼開長2m。
  • ボゴルボヴィア 紀元前84,998,000年頃に誕生。翼開長3〜4m。
  • カイウアヤラ 紀元前84,998,000年頃に誕生。幼体と成体で鶏冠の傾き方が異なる。群れで生活。翼開長2.35m。
  • チェージャンゴプテルス 紀元前79,998,000年頃に誕生。湖面を滑空しながら下顎を水中に入れて魚を捕食。翼開長3.5m。
  • ナバホダクティルス 紀元前74,998,000年頃に誕生。長い頭部と首を持ち、小型陸生動物を捕食。翼開長3.5m。
  • ケツァルコアトルス 紀元前71,998,000年頃に誕生。史上最大級の翼竜。山の上から飛び降りた後に気流に乗り、グライダーの様に飛行。翼開長12m。
  • ハツェゴプテリクス 紀元前71,998,000年頃に誕生。ケツァルコアトルスと略同格の大きさ。頭蓋骨3m、頑丈な顎と強靭な筋肉を持つ。翼開長10〜12m。
  • アランボウルギアニア 紀元前69,998,000年頃に誕生。ケツァルコアトルスやハツェゴプテリクスと並ぶ史上最大級の翼竜。翼開長12〜13m。
  • フォスファトドラコ 紀元前69,998,000年頃に誕生。首の根元に伸長した椎骨・神経棘を持つ珍しい翼竜。翼開長5m。
  • ヴォルガドラコ 紀元前69,998,000年頃に誕生。長く尖った三角形の顎を持つ。翼開長1〜1.2m。
  • ユラズダルコ 紀元前69,998,000年頃に誕生。四足歩行で小型陸生動物を捕食。翼開長3m。
  • アエロティタン 紀元前69,998,000年頃に誕生。頭骨2.6mの大型翼竜で、歯を持たない。翼開長5〜6m。

エウディモルフォドン、プテラノドン、ケツァルコアトルス──
空の支配者たちの進化を知る。

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AUTHOR

石田晋一

歴史データベース「一元化」管理人。
万物の系譜の編纂者であり、電子書籍の著者。
YouTubeとニコニコでも情報を発信中。