翼竜の歴史一元化
紀元前230,000,000年、脊椎動物は初めて空へ出た──
翼竜58種が辿った1億6,000万年を一元化。
231円(税込)
購入する →
お支払いはカード情報の入力だけで完了します
購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します
お支払いは決済サービス「Square」を通じて安全に処理されます。カード情報が当サイトに保存されることはありません。
本書について
紀元前230,000,000年頃、主竜類から分岐した一つの系統が、脊椎動物として初めて空中へ進出した。翼開長1mの「エウディモルフォドン」である。口の前方には長い牙が、後方には5つに分かれた多歯冠尖頭が並ぶ魚食性の翼竜であった。同じ頃、翼開長0.45mと翼竜の中で最も小さい「プレオンダクティルス」も現れている。本書は、此の最初の翼竜の誕生から白亜紀末に至る迄、中生代の空に現れた翼竜58種の歩みを、誕生の年代順に一元化した記録である。
三畳紀の翼竜は、長い尾と鋭い歯を備えた小型の飛翔者であった。紀元前225,000,000年頃の「ペテイノサウルス」は、咥えた獲物が逃げられぬ様に細かく鋭い歯を並べ、長い尾を方向舵として使った。同じ年代の「アウストリアダクティルス」は、鼻先から嘴の先に掛けて薄い骨の板で出来た鶏冠を持つ、鶏冠を有する翼竜としては最古の種である。紀元前220,000,000年頃の「カヴィラムス」は咀嚼に適した歯列を、紀元前210,000,000年頃の「ライティコダクティルス」は鳥類に似た頭骨構造を備えていた。
ジュラ紀に入ると、翼竜は驚くべき適応放散を遂げる。紀元前160,000,000年頃の「ダルウィノプテルス」は、頭部と首が後期型のプテロダクティルス類、長い尾を含む残りの体が前期型のランフォリンクス類という、二つの型を繋ぎ合わせた姿を持つ。同年代の「クンペンゴプテルス」は、母指対向性を持つ最古の生物であった。紀元前150,000,000年頃には「プテロダクティルス」「ランフォリンクス」が現れ、「クテノカスマ」は成体で260本以上の細長い濾過摂食用の歯を下顎の先端に密生させ、「アヌログナトゥス」は大きな目と鋭い歯で昆虫を捕らえた。
白亜紀は、歯の運命が分かれた時代である。紀元前140,000,000年頃の「ズンガリプテルス」は貝類や甲殻類の固い殻を噛み砕き、紀元前125,000,000年頃の「イスティオダクティルス」はトングの様な平らな吻部に48本の歯を半円形に並べて腐肉を食べた。一方、紀元前120,000,000年頃の「シノプテルス」は歯を持たない最古の翼竜であり、翼開長9.4mの「フアシアプテルス」は果実や葉、時には大きな花の花粉迄食べる草食性であった。紀元前110,000,000年頃には、派手な鶏冠を戴く「タペヤラ」「トゥプクスアラ」や、翼開長8.3〜8.7mの「トロペオグナトゥス」が海と空を占めた。
そして翼竜は、史上最大の飛翔動物へと辿り着く。紀元前86,000,000年頃の「プテラノドン」は、鶏冠の頂点から嘴の先端迄1.8m、翼開長9mの体で歯を持たず魚を丸呑みにした。紀元前85,000,000年頃の「ニクトサウルス」は、頭部の3倍以上の長さを持つ2本の枝状の鶏冠を戴いている。紀元前72,000,000年頃、翼開長12mの「ケツァルコアトルス」と、頭蓋骨の長さが3mに及ぶ「ハツェゴプテリクス」が現れた。前者は巨体故に羽撃く事が出来ず、山の上から飛び降りて気流に乗り、グライダーの様に滑空したという。紀元前70,000,000年頃の「アランボウルギアニア」は翼開長12〜13m。本書は、此の頂点に至る迄の各種の形態・食性・翼開長を一冊に束ねている。
登場翼竜
- エウディモルフォドン 紀元前230,000,000年頃、主竜類から分岐して進化した最初の翼竜。空中に進出した最初の脊椎動物となった。口の前方の長い牙が特徴で、後方には5つに分かれた多歯冠尖頭を有した。魚食性で、翼開長は1mであった。
- プレオンダクティルス 紀元前230,000,000年頃に誕生。翼開長が0.45mと翼竜の中で最も小さく、顎には円錐形の小さな歯が疎らに並び、魚又は昆虫、若しくは両方を捕食していた。
- ペテイノサウルス 紀元前225,000,000年頃に誕生。短い首・大きな頭部・大きな目を持ち、嘴の様な大きな口には細かく鋭い歯が並び、咥えた獲物が逃げられない構造となっていた。長い尾が方向舵の役割を担い、昆虫や地上の蜥蜴等の爬虫類を食べた。翼開長は0.6mであった。
- アウストリアダクティルス 紀元前225,000,000年頃に誕生。頭部は約11cmで、鼻先から嘴の先に掛けて薄い骨の板で出来た鶏冠を有する。鶏冠を持つ翼竜としては最古の種である。翼開長は1.2mであった。
- ベルガモダクティルス 紀元前225,000,000年頃に誕生。頭部の長さが10cm程度で、翼開長は0.5m未満。食性は昆虫や小魚であった。
- カルニアダクティルス 紀元前225,000,000年頃に誕生。長くて細い頭骨と先端が尖った歯を有し、ミミズや昆虫の幼虫の様な小型の軟体動物の獲物を捕食していた。翼開長は0.7mであった。
- カヴィラムス 紀元前220,000,000年頃に誕生。歯は12〜17本で、先端は鋭くなっておらず、歯列は咀嚼に適した構造であった。独特な構造の顎を有し、下顎先端には小さな孔が存在する。翼開長は1.35mであった。
- ライティコダクティルス 紀元前210,000,000年頃に誕生。頑丈な顎と鳥類に似た頭骨構造を持ち、鼻の前部に大きな円錐形の歯が4本前面に向かって伸び、後部には比較的小さな歯が先端の尖った形に並んでいる。翼開長は1.35mであった。
- ディモルフォドン 紀元前195,000,000年頃に誕生。大きな頭部を有する。歯は2種類有り、前方で長く後方で短く、先が尖っている。翼開長は1.5mであった。
- パラプシケファルス 紀元前190,000,000年頃に誕生。頭骨上面は凸状で、頂部は緩やかな傾斜を形成していた。翼開長は1.68〜3.26mであった。
- カンピログナトイデス 紀元前185,000,000年頃に誕生。眼窩が大きく、頭蓋骨の低い位置に存在し、其れ故に鋭い視覚を持っていた。翼開長は1.8mであった。
- ドリグナトゥス 紀元前185,000,000年頃に誕生。魚食性で、長い顎と、口から食み出る程の長く鋭い歯が特徴である。尾も翼竜の中では長い部類に入る。翼開長は1.5〜1.7mであった。
- ダルウィノプテルス 紀元前160,000,000年頃に誕生。頭部と首は後期型のプテロダクティルス類、長い尾を含めた残りの体の部分は前期型の翼竜ランフォリンクス類と、両方の形質を繋ぎ合わせた様な翼竜である。翼開長は1mであった。
- ウコンゴプテルス 紀元前160,000,000年頃に誕生。細長い首と長い尾を併せ持つ珍しい翼竜である。翼開長は0.73mであった。
- クンペンゴプテルス 紀元前160,000,000年頃に誕生。母指対向性を持つ最古の生物であり、翼指の第一指が他の指と向かい合わせになっている。又、柔軟な尾を有する。翼開長は0.7mであった。
- プテロダクティルス 紀元前150,000,000年頃に誕生。三本指の手と、翼膜が張られた非常に長い第四指を持っていた。海辺の陸地に生息し、高さの有る地点から飛んで獲物を捕らえていた。翼開長は0.5〜2.5mであった。
- ランフォリンクス 紀元前150,000,000年頃に誕生。小柄で、長い尾と上顎20本・下顎14本の魚食性の歯を持つ。翼開長は1.8mであった。
- スカフォグナトゥス 紀元前150,000,000年頃に誕生。頭が11.5cmと稍短く、顎の先が丸みを帯びているのが特徴である。其の顎から、相対的に少ない16本の歯が直立している。翼開長は0.9mであった。
- アヌログナトゥス 紀元前150,000,000年頃に誕生。大きな目と鋭く尖った歯を持ち、昆虫等を補食していた。進化した翼竜の特徴である短い尾と、初期翼竜で見られる短い手根骨を併せ持つ翼竜であった。翼開長は0.5mと小柄であった。
- クテノカスマ 紀元前150,000,000年頃に誕生。成体で260本以上の細長い湾曲した濾過摂食用の歯が、下顎の先端に密に並んでいるのが特徴である。翼開長は1.9mであった。
- シクノラムフス 紀元前150,000,000年頃に誕生。湾曲した特異な顎を持ち、其の顎の先端にペグ状の歯を有する。翼開長は1.4mであった。
- エアロダクティルス 紀元前150,000,000年頃に誕生。狭くて細長い頭蓋骨は、鼻の先に行く程軽く上に曲がった形をしているのが特徴である。水生生物を捕食していた。翼開長は0.45〜0.47mであった。
- クスピケファルス 紀元前145,000,000年頃に誕生。顎は細く、吻部に11〜12本、上顎に25〜30本の基部の広い断面が楕円形の歯を有する。歯は前方から後方に向かうに連れて徐々に小さくなる。翼開長は1.2mであった。
- ズンガリプテルス 紀元前140,000,000年頃に誕生。巨大な頭部・顎を持ち、後頭部に小さい角の様な鶏冠を有する。湖や河川の岩の伱間や砂中の貝類や甲殻類を捕まえ、其の固い殻を噛み砕いて食べていた。翼開長は3〜3.5mであった。
- オルニトケイルス 紀元前130,000,000年頃に誕生。嘴の先端の上下に鶏冠の様な隆起を有する。魚類を捕食し、喉の辺りの袋の様なものに捕った魚を入れていた。翼開長は4.5〜6.1mであった。
- リャオニンゴプテルス 紀元前125,000,000年頃に誕生。魚食性で、頭部は61cmと大きく、上下の吻端近くに低い鶏冠を持つ。歯も大型で、上顎に20対、下顎に13〜14対の歯を有していた。翼開長は5mであった。
- ボレオプテルス 紀元前125,000,000年頃に誕生。細長い顎の先端に100本の歯が有り、上顎・下顎の歯が互い違いになっている。其の為、しっかりと噛み合って口を閉じる事が出来る。翼開長は1.45mであった。
- フェイロングス 紀元前125,000,000年頃に誕生。鶏冠を有し、頭部の長さは3.9〜4cmで上面が僅かに凹んでいる。上顎が下顎より10%長く、頭蓋骨と下顎には計76本の歯が有り、其れ等は顎の前部1/3に集中している。翼開長は2.4mであった。
- ヌルハチウス 紀元前125,000,000年頃に誕生。歯が後方に向かって湾曲し、顎の前端のみに生えており、上顎28本・下顎26本の計54本の歯を有する。3つの歯根を持ち、頑丈であった。翼開長は2.5mであった。
- イスティオダクティルス 紀元前125,000,000年頃に誕生。腐肉食性で、幅広の顎を有する。吻部前端が尖っておらず、平らでトングの様な形状となっている。又、其の前端に48本の歯が半円形に並ぶ。翼開長は4.3〜5mであった。
- ハオプテルス 紀元前125,000,000年頃に誕生。上顎・下顎の両方に12対の頑丈で鋭く尖った歯を有し、其れ等は後方に向かって湾曲している。前端に向かう程長くなり、より前方に傾いている。翼開長は1.4mであった。
- シノプテルス 紀元前120,000,000年頃に誕生。歯を持たない最古の翼竜である。細い顎を持ち、魚や植物の種子を食べていた。翼開長は1.2mであった。
- フアシアプテルス 紀元前120,000,000年頃に誕生。頭蓋骨の長さは18.5cmで、草食性で、主に果実や葉、時には大きな花の花粉も食べていた。翼開長は9.4mであった。
- ギドラコ 紀元前120,000,000年頃に誕生。特徴的な大きい鶏冠と、細長い翼を持つ。魚食性で、細長い顎には多数の長細い歯が並んでいた。翼開長は4〜4.8mであった。
- ケアラダクティルス 紀元前110,000,000年頃に誕生。魚食性で、長い顎を持ち、歯は乱杭状で、口前端には大きな歯が並んでいた。翼開長は4〜5.5mであった。
- アンハングエラ 紀元前110,000,000年頃に誕生。翼開長が4.5mで頭部の長さも50cmと大型であったが、胴体は小さく、下半身は発達しておらず、地上では四つん這いでゆっくりと歩行した。ペリカンの様な形状の口と鋭い歯を使って、内海の海面付近の魚を捕食した。
- タペヤラ 紀元前110,000,000年頃に誕生。歯を持たず、口の瘤の様な所で食物を潰す。果実を食べていた。派手な鶏冠を有する。翼開長は1.8mであった。
- トゥプクスアラ 紀元前110,000,000年頃に誕生。嘴の先が上に反っており、歯を持たず、特徴的な鶏冠を有する。翼開長は5〜6mと大型であった。
- トロペオグナトゥス 紀元前110,000,000年頃に誕生。魚食性で、竜骨状の突起を吻部に持つ。其の突起で水中に嘴を入れた時の揺れを防いでいた。翼開長は8.3〜8.7mであった。
- バルボサニア 紀元前100,000,000年頃に誕生。魚食性で、頭蓋骨は細長く39cmであった。上顎・下顎に長く僅かに湾曲した鋭い歯が並ぶ。胴体の長さは僅か30cmであるが、長く頑丈な前肢を支え、外洋を滑空しながら魚を捕食していた。翼開長は2.3mであった。
- アランカ 紀元前95,000,000年頃に誕生。魚食性で、嘴状の顎は真っ直ぐで尖っている。翼開長は4〜6mであった。
- クレトルニス 紀元前90,000,000年頃に誕生。上腕骨の遠位部分は菱形の断面を持っていた。翼開長は1.5〜1.6mであった。
- プテラノドン 紀元前86,000,000年頃に誕生。後頭部の大きな鶏冠が特徴で、鶏冠の頂点から嘴の先端迄の長さが1.8m有った。魚食性で歯を持たず、魚を丸呑みしていた。翼開長は9mであった。
- ニクトサウルス 紀元前85,000,000年頃に誕生。頭部の3倍以上の長さの2本の枝状の鶏冠が特徴で、1本は上方に、もう1本は後方に伸びている。翼開長は2mであった。
- バコニドラコ 紀元前85,000,000年頃に誕生。独特な顎の形状を持つ。翼開長は3.5〜4mであった。
- ゲオステルンベルギア 紀元前85,000,000年頃に誕生。頭頂部の鶏冠の形状が独特である。翼開長は7.25mであった。
- ムズキゾプテリクス 紀元前85,000,000年頃に誕生。頭部が長く、頭頂部には後方に伸びる先の丸い短い鶏冠を有する。歯は無く、上腕骨には強力な飛翔筋の存在を示す大きな三角筋稜が有る。翼支骨は長く、首に向かって伸びて翼膜を支えていた。翼開長は2mであった。
- ボゴルボヴィア 紀元前85,000,000年頃に誕生。翼開長は3〜4mであった。
- カイウアヤラ 紀元前84,998,000年頃に誕生。鶏冠の大きさと傾き方に特徴が有り、幼体では鶏冠が傾いているが、成体では垂直になる。群れを作って生活していた。翼開長は2.35mであった。
- チェージャンゴプテルス 紀元前80,000,000年頃に誕生。湖面の上を滑空しながら細く長い下顎を水中に入れ、魚を捕食していた。翼開長は3.5mであった。
- ナバホダクティルス 紀元前75,000,000年頃に誕生。長い頭部と首を持ち、哺乳類・蜥蜴・幼生恐竜等の小型陸生動物を捕食していた。翼開長は3.5mであった。
- ケツァルコアトルス 紀元前72,000,000年頃に誕生。史上最大級の翼竜で、翼開長が12m有った。巨体の為、鳥の様に羽撃いて飛行する事は出来ず、山の上から飛び降りた後に気流に乗って上昇し、グライダーの様な方法で飛行していた。長い首は、陸上の生物や魚を捕食する際に役立っていた。
- ハツェゴプテリクス 紀元前72,000,000年頃に誕生。史上最大級の翼竜であるケツァルコアトルスと略同格の大きさである。頭蓋骨の長さは3mに及び、がっしりとしている。顎も頑丈で、四肢にも強靭な筋肉が発達している。翼開長は10〜12mであった。
- アランボウルギアニア 紀元前70,000,000年頃に誕生。ケツァルコアトルスやハツェゴプテリクスと並ぶ、史上最大級の翼竜である。翼開長は12〜13mであった。
- フォスファトドラコ 紀元前70,000,000年頃に誕生。細長い首の根元に伸長した椎骨・神経棘を持つ、珍しい翼竜である。翼開長は5mであった。
- ヴォルガドラコ 紀元前70,000,000年頃に誕生。長く尖った三角形の顎を持つ。翼開長は1〜1.2mであった。
- ユラズダルコ 紀元前70,000,000年頃に誕生。四足歩行で小型の陸生動物を捕食していた。翼開長は3mであった。
- アエロティタン 紀元前70,000,000年頃に誕生。頭骨が2.6mと大型で、嘴も大きい。顎に歯は存在しない。翼開長は5〜6mであった。
エウディモルフォドンからケツァルコアトルスまで──
中生代の空を制した翼竜たちの全系譜を一元化。
231円(税込)
購入する →
お支払いはカード情報の入力だけで完了します
購入後、そのままPDFダウンロードページへ移動します
お支払いは決済サービス「Square」を通じて安全に処理されます。カード情報が当サイトに保存されることはありません。