首長竜の歴史一元化
中生代の海を支配した首長竜、その全系譜を一冊で。
JPY 200(税込)
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本書について
紀元前2億800万年、サウロプテリギア上目から分岐した最初の首長竜「ラエティコサウルス」が誕生した瞬間から、紀元前7,200万年の濾過摂食者「アリストネクテス」まで。本書は、中生代の海を1億3,600万年にわたって支配した首長竜全種の歴史を、一本の時系列に貫き、一元化した一冊である。
三畳紀末に出現した小型の祖先種から、ジュラ紀の頂点捕食者ロマレオサウルスやプリオサウルス、白亜紀の超大型種クロノサウルス・リオプレウロドン、そして首長竜中最長の頸椎76個を持つアルベルトネクテスまで。種ごとに体長・首の長さ・頭部の大きさ・歯の形状・捕食対象を明記し、進化と多様化の道筋を明らかにする。
日本で発見されたフタバサウルス、淡水・汽水性のブランカサウルスやレプトクレイドゥス、深海性のアビッソサウルス、濾過摂食を行うカイフェケアやアレクサンドロネクテスなど、多様な生態的地位を獲得した首長竜たちの姿を描き出す。長い首の進化、大型化、頂点捕食者の交代劇——白亜紀末の大量絶滅で終焉を迎えるまでの全系譜を一望する年表である。
100種を超える首長竜が、地質時代を縦糸に、形態と生態を横糸に編み込まれた、海洋爬虫類進化史の決定版である。
登場首長竜
- ラエティコサウルス 紀元前2億800万年に誕生した最初の首長竜。サウロプテリギア上目から分岐し、4つの鰭状の肢・小さな頭部・長い首を持つ。体長は約2.37m。
- プレシオサウルス 首長竜の名を冠する代表種。約40椎骨の長い首・小さな頭・4枚の鰭・短い尾を持つ。体長は約3.5m。
- ロマレオサウルス ジュラ紀前期の頂点捕食者。約1.5mの大きな頭・短い首・がっしりした体躯・強力な顎を持つ。体長は約7m。
- クリプトクレイドゥス 約30椎骨の中程度の首・針の様な鋭い歯・4枚の大きな鰭を持ち、濾過摂食を行う。体長は約4m。
- カイフェケア 中程度の首・大きな目・多数の小さな歯を持つ。烏賊等の軟体動物を濾過摂食する。体長は約7m。
- サチカサウルス がっしりした体躯と約2.5mもの巨大な頭を持つ。魚類・頭足類・海洋爬虫類を捕食。体長は約10m。
- ブラカウケニウス 短い首・約2mもの巨大な頭・円錐状の鋭い歯を持つ頂点捕食者。体長は約10m。
- クロノサウルス 約2.3mもの大きな頭・短い首・鋭い円錐状の歯を持つ白亜紀の頂点捕食者。亀類すら捕食した。体長は約10m。
- タラッソメドン 62椎骨もの長い首を持つ大型首長竜。魚類・頭足類を捕食。体長は約12m。
- プリオサウルス 約2mの大きな頭・三角断面の歯・短い首・巨大な4枚の鰭を持つ頂点捕食者。魚竜や首長竜すら捕食した。体長は約12m。
- リオプレウロドン 巨大な頭・短い首・円錐形の鋭い歯を持つ。大型魚類・頭足類・海洋爬虫類を捕食。体長は約7m。
- フタバサウルス 日本で発見された首長竜。長い首・小さな頭を持ち、魚類・頭足類を捕食。体長は約7m。
- エラスモサウルス 72頸椎もの長い首・小さな頭・4枚の大きな鰭を持つ。群れに突進し小型魚類・頭足類を捕食。体長は約14m。
- アルベルトネクテス 76個の頸椎を持つ首長竜中最長の首の持ち主。小型魚類・頭足類を捕食。体長は約12m。
- マウイサウルス 約50椎骨の長い首を持つ南半球の大型首長竜。魚類・頭足類を捕食。体長は約12m。
- アリストネクテス 約85cmの大きな頭・中程度の首・濾過摂食的な多数の細い歯を持つ最後期の首長竜。甲殻類も捕食。体長は約12m。
三畳紀末から白亜紀末まで——
1億3,600万年の海を泳いだ首長竜の全史を知る。
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